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猶子、還俗の具体例と皇族周辺人物の位置付け
1. 猶子の例
後花園天皇:
伏見宮彦仁王が後小松上皇の猶子となり、即位した代表例。皇位継承の正当性を補強するための典型的なケース。
源定:
記録上、最も古い猶子の例とされる(淳和天皇の猶子)。
藤原茂子:
藤原能信の猶子として後三条天皇に入内し、白河天皇を生んだ例。婚姻上の便宜を図ったケース。
平徳子:
後白河法皇(および平重盛)の猶子として高倉天皇に入内し、安徳天皇を生んだ例。やはり婚姻・政治的便宜のためのもの。
補足:これ以外に有名な例として、豊臣秀吉が近衛前久の猶子となったケースもあり。
2. 還俗の例(皇位継承や政治的都合によるものが多い)
天武天皇:
出家後、壬申の乱で還俗して即位した例。
早良親王:
立太子のために還俗した例。
宗良親王・護良親王:
後醍醐天皇の命により、鎌倉幕府追討などのために還俗した例。
伏見宮邦家親王:
江戸時代後期の例。
久邇宮朝彦親王:
幕末〜明治の例(当初中川宮など)。
北白川宮能久親王:
近代の例。
補足:皇族の還俗例として「足利義教(将軍就任のため)(※)」なども有名。
(※)
足利氏のルーツ
(※)
足利氏のルーツ
- 足利氏は「清和源氏」(せいわげんじ)という源氏の一流。
- 清和天皇(第56代)の子孫が臣籍降下して「源」の姓をもらい、武士になったのが始まり。
- 遠い昔に皇族から分かれた源氏の一族で、鎌倉時代から有力な武家として続いていた。源頼朝の一族と同系統。
足利義教本人
- 室町幕府3代将軍・足利義満の息子。
- 将軍の跡継ぎ候補から外れていたため、幼い頃に出家して僧侶になり、天台座主(比叡山のトップ)まで上り詰めた。
- 兄たちの死後、くじ引きで将軍に選ばれたため、僧籍を離れて(還俗して)俗人に戻り、6代将軍となった。