抜かれる抜かれる抜かれる!!!もう無理もう無理もう無理!!!
そんな煩いアラート音が脳内で鳴り響く。
菊花賞、京都3000、最終直線。先頭で走る私は未知の脅威を感じていた。
後方から感じる熱気、プレッシャー。
それは肩から背中までべっとりと張り付いてくる。
発信源はどれくらい後ろか。3バ身?2バ身?1バ身?それとももう真後ろに?
気になっても振り返る余裕はない。
あと200m。まだそんなにあるのかと心に疲れがやってくる。
相変わらずアラート音が煩い。
負ける気も諦める気もサラサラない。
しかしどれだけスパートをかけてもピッタリ張り付いてくるそれはゴール前で差し切られる未来を幻視させるには充分だった。
誰が来ているのか?もしや複数人か?
そんなことを気にする余裕もない。
そんな煩いアラート音が脳内で鳴り響く。
菊花賞、京都3000、最終直線。先頭で走る私は未知の脅威を感じていた。
後方から感じる熱気、プレッシャー。
それは肩から背中までべっとりと張り付いてくる。
発信源はどれくらい後ろか。3バ身?2バ身?1バ身?それとももう真後ろに?
気になっても振り返る余裕はない。
あと200m。まだそんなにあるのかと心に疲れがやってくる。
相変わらずアラート音が煩い。
負ける気も諦める気もサラサラない。
しかしどれだけスパートをかけてもピッタリ張り付いてくるそれはゴール前で差し切られる未来を幻視させるには充分だった。
誰が来ているのか?もしや複数人か?
そんなことを気にする余裕もない。
あと100m。ゴール版が見えてきた。
抜かれる抜かれる抜かれる!!!
あと50m。
もう無理もう無理もう無理!!!
あと10m……
頭の中の騒がしさは最高潮だ。
抜かれる抜かれる抜かれる!!!
あと50m。
もう無理もう無理もう無理!!!
あと10m……
頭の中の騒がしさは最高潮だ。
その騒音はゴール板を駆け抜けた時ピタッと鳴りやむ。
アラートとは裏腹に誰にも譲らず先頭で駆け抜けたのだ。
足を緩めクールダウンしていると充実感、高揚感、満足感そういったものがない交ぜになったポジティブな感情が胸の奥から無限に湧いてくる。
疲れ切ってさっきまでもう無理と嘆いていたはずなのに、どこまでも走っていきそうなその感情に満たされる。
アラートとは裏腹に誰にも譲らず先頭で駆け抜けたのだ。
足を緩めクールダウンしていると充実感、高揚感、満足感そういったものがない交ぜになったポジティブな感情が胸の奥から無限に湧いてくる。
疲れ切ってさっきまでもう無理と嘆いていたはずなのに、どこまでも走っていきそうなその感情に満たされる。
後続がゴールしてくる間それを味わっていたが、ふと掲示板を見る。
もしかして自分以外の順位を確かめるために掲示板を見るのは初めてかもしれない。
レース前、宣戦布告してきたあの子は……掲示板止まり。
言わんこっちゃない……まずそう思ったことを否定できない。
慣れない距離、ステイヤーでもない彼女は勝手知ったるあっち(秋華賞)に行くべきだった。
あの無敗のトリプルティアラとだって勝ち負けの勝負が出来た子なのにと、そう思ったのだ。
もしかして自分以外の順位を確かめるために掲示板を見るのは初めてかもしれない。
レース前、宣戦布告してきたあの子は……掲示板止まり。
言わんこっちゃない……まずそう思ったことを否定できない。
慣れない距離、ステイヤーでもない彼女は勝手知ったるあっち(秋華賞)に行くべきだった。
あの無敗のトリプルティアラとだって勝ち負けの勝負が出来た子なのにと、そう思ったのだ。
しかし、次に去来したのは全く別の感想だった。
得意距離を飛び出ても掲示板を確保しているのは相当なトレーニングだったはず。
彼女は秋華賞を捨てて、アウェーを走るためにそこまでの努力をしたのだ。
なんのために?決まってる、私に勝つためだ。
誰かと走るためにレースを選ぶなんて自分にはない考えだ。
心臓が跳ねる。
レースの疲労、勝利の高揚、そしてもう一つの理由で鼓動が強く鳴り続けている。
得意距離を飛び出ても掲示板を確保しているのは相当なトレーニングだったはず。
彼女は秋華賞を捨てて、アウェーを走るためにそこまでの努力をしたのだ。
なんのために?決まってる、私に勝つためだ。
誰かと走るためにレースを選ぶなんて自分にはない考えだ。
心臓が跳ねる。
レースの疲労、勝利の高揚、そしてもう一つの理由で鼓動が強く鳴り続けている。
解説
接続者 菊花賞Cによるもの
接続者 菊花賞Cによるもの
夢由来のこと
- 抜かれるもう無理!
ゴール前はこれで頭の中がいっぱいになった。おそらく感じたのはここだけ。
- 後ろからの未知のプレッシャー
上記と同様。これ以降感じたことはない はず。考察するとG1最終直線の先頭、後方全員にあいつを抜かす!と目標にされたのが初めてで気圧されたんだと思う。
- ゴールの高揚感
天皇賞の方由来。天皇賞で言えるのこれくらいなのでこっちにぶち込んだ。菊花賞で感じたかは不明。
- 言わんこっちゃない
言わんこっ……ん、適性外で4着……? 思ったよりかなり好走してる……!という印象だったと思うけどもう記憶の彼方。
- 勝ち負けの勝負が出来た
菊花賞C個人の感想です。実態?いやーきついでしょ(これ以降を見ながら)
これ以外は全部捏造!
後ろからプレッシャーは感じるけどよくはわからないっていうのは、本当にあるらしいですね、タイトルホルダーの春天とか。
後ろの空馬シルバーソニックが付いてくるのを、川田騎手に完全にマークされてると思ってゴール前に抜かされるのを幻視したとかなんとかいう話を噂で聞きます(ソース不明)。
後ろの空馬シルバーソニックが付いてくるのを、川田騎手に完全にマークされてると思ってゴール前に抜かされるのを幻視したとかなんとかいう話を噂で聞きます(ソース不明)。
(菊花賞Cはステイヤー?)
ステイヤーというほどではない、感覚では2000(?)~3000(?)の普通のクラシック皆勤並みの適性(マイルは考えもないほど適性外、3200は春天がわからないし不明)
ステイヤーというほどではない、感覚では2000(?)~3000(?)の普通のクラシック皆勤並みの適性(マイルは考えもないほど適性外、3200は春天がわからないし不明)
プレッシャーはシングレキャラクターたちの後方ホラー顔のアレをくらったって方が近いかな、アプリならダービーでスカイを抜く時のスぺちゃん。
(この高揚感によって引退決めたりしない?)
高揚感はスポーツとかいい運動をした後にある、髪と服は汗でベッタリ張り付いてくる、体から熱気が出て涼しい季節でも全然涼しくない、でも不思議と心地良い熱で気持ちいい… みたいなそういう方向。天皇賞勝利の味は格別ですわ!(メジロ○ッ○○ー○さん)と言い換えてもいい、引退前の満足感の方向ではないかな。
あと髪と服が張り付いてくるのSSに入れる場所がなかった(まあ全員そうだろうし)。
高揚感はスポーツとかいい運動をした後にある、髪と服は汗でベッタリ張り付いてくる、体から熱気が出て涼しい季節でも全然涼しくない、でも不思議と心地良い熱で気持ちいい… みたいなそういう方向。天皇賞勝利の味は格別ですわ!(メジロ○ッ○○ー○さん)と言い換えてもいい、引退前の満足感の方向ではないかな。
あと髪と服が張り付いてくるのSSに入れる場所がなかった(まあ全員そうだろうし)。