部品構造
- 大部品: 宰相府の木工工場 RD:99 評価値:11
- 大部品: 木工工場の概要 RD:4 評価値:3
- 部品: 住宅作成の為作られた
- 部品: 主だった施設
- 部品: 従業員の服装
- 部品: 施設内での運搬は
- 大部品: 工場内の安全点検 RD:3 評価値:3
- 部品: 稼動前の点検
- 部品: 音と光による安全呼びかけ
- 部品: ヒヤリハット対策
- 大部品: 工場の施設・設備 RD:37 評価値:8
- 大部品: 木材加工工場と住宅ユニット加工工場 RD:22 評価値:7
- 大部品: 加工工場での製造工程 RD:5 評価値:4
- 部品: 木材への加工
- 部品: 薬剤による処理
- 部品: 住宅ユニットの製作
- 部品: 複数のラインを人力で
- 部品: 一点ものの製作
- 大部品: 機械乾燥場 RD:3 評価値:3
- 部品: 天候に左右されない電気式乾燥
- 部品: 乾燥場の広さ
- 部品: 様々なセンサーで、数値をモニター
- 大部品: 3Dプリンター RD:5 評価値:4
- 部品: 3Dプリンターとは
- 部品: かつては樹脂、今は金属
- 部品: 今ではエンジンすらプリント可能に
- 部品: 3Dプリンターのメリット
- 部品: 保守部品のプリント
- 大部品: 3Dプリンターの問題と解決 RD:9 評価値:5
- 部品: 問題概要
- 大部品: 切削加工機械 RD:8 評価値:5
- 部品: 切削加工機械とは
- 部品: そもそも切削加工とは
- 部品: 変形加工は廃れている
- 部品: 自動加工
- 部品: マシニングセンタ
- 部品: 五軸制御とは
- 部品: 単純なら単純な機械を
- 部品: 浮かべれば強い
- 大部品: 工場内のその他設備 RD:15 評価値:6
- 部品: 3つの主な出入り口
- 部品: 広めの駐車場
- 部品: 警備防犯部
- 部品: 多目的講義室
- 部品: 衛生・整備部
- 部品: トイレや洗浄施設は複数
- 部品: 安さと量が自慢の食堂
- 部品: 仮眠室
- 部品: 医療部
- 大部品: 監視カメラ(宰相府) RD:6 評価値:4
- 部品: 監視カメラ(宰相府)とは
- 部品: 監視カメラの機能
- 部品: 監視カメラ無効に対する対策
- 部品: 結果、複雑すぎて誰にも分からない監視網が出来た
- 部品: 警察は都合がいい時にデータを提供してもらった
- 部品: プライバシーが叫ばれる
- 大部品: 小型トラクター”コビトさん1号” RD:20 評価値:7
- 大部品: SS型車台 RD:5 評価値:4
- 部品: SS型車台とは
- 部品: 構造と特徴
- 部品: 用途・特殊作戦~変なところで使います。
- 部品: エンジン~小さくてもパワフル。
- 部品: 足回り~不釣り合いな足回り
- 部品: コビトさん1号とは
- 部品: SS型車台を利用した農業機械
- 部品: 窓などはない
- 部品: それでも一応ロールバー
- 部品: 4ペダル方式
- 部品: エンジン強化
- 部品: 低速から高速までをカバーする副変速機
- 部品: 立って運転可能
- 部品: 牽引装置
- 部品: 強力なライト
- 部品: 変な使い方~まさかの軍用
- 大部品: 農業用トラクターアタッチメント RD:4 評価値:3
- 部品: 荷台
- 部品: 種まき機
- 部品: 耕耘機
- 部品: 肥料、薬剤散布機
- 大部品: ピックアップトラック アキラ RD:35 評価値:8
- 部品: アキラとは
- 部品: オンボロス自動車の倒産
- 部品: 生産されまくり
- 部品: しかし、怒られた
- 部品: 現在のアキラ
- 大部品: 各種性能 RD:13 評価値:6
- 部品: 速度性能
- 部品: エンジン出力
- 部品: エンジンサイズの割に
- 部品: サイズ
- 部品: 乗員
- 部品: 右ハンドル
- 部品: 貨物輸送量
- 部品: 大きな燃料タンク
- 部品: 燃費
- 部品: 予備タイヤ
- 部品: 工具入れ
- 部品: マップポケット
- 部品: 改造しやすい
- 大部品: ピックアップトラック RD:2 評価値:2
- 部品: ピックアップトラックとは
- 部品: そもそもボンネット型とは
- 大部品: クリーンディーゼル RD:6 評価値:4
- 部品: クリーンディーゼルとは
- 大部品: ディーゼルエンジン RD:5 評価値:4
- 部品: ディーゼルエンジンとは
- 部品: 燃料選ばず
- 部品: しかし高い
- 部品: ガソリンエンジンと比較して
- 部品: 出力はおよそサイズに比例する
- 大部品: フレーム RD:2 評価値:2
- 大部品: 足回り RD:3 評価値:3
- 部品: リジットサスペンション
- 部品: 悪路にも大重量にも
- 部品: 大型タイヤ
- 大部品: ボディ RD:4 評価値:3
- 部品: 荷台
- 部品: 運転席
- 部品: 排気口
- 部品: ライト、ミラー、ナンバープレート
部品定義
部品: 住宅作成の為作られた
大量の木材を木造住宅用に加工するため、この木工工場が作成された。仕事のない自由民達を大量に働かせる為と、作業用途別の施設があるため、かなり大きめの施設となっている。
部品: 主だった施設
持ち込まれた木を木材へと加工する工場と、その木材を更に加工して住宅用のユニットにする工場に分かれている。その他には木材の水分を飛ばすための機械乾燥場や広い駐車場がある。
部品: 従業員の服装
木材加工時の細かい破片からの保護や薬品を扱う部署もある為、目を守るゴーグル、呼吸器を保護するマスクは必須。肌を守る長袖の繋ぎや、手袋に長靴等が制服として使われている。
部品: 施設内での運搬は
物が大きい為車両での移動が主だった。施設内の資材移動にはコビトさんSSが主に使われ、施設外への輸送はアキラなどのトラックで行われた。
部品: 稼動前の点検
あらゆる機械を稼動させる前に必ず点検・確認をしておく。いくら丈夫な機械であっても、急な破損や停止が発生し事故に繋がる可能性があるためである。機械以外の作業場や通路などでもチェックは必ず行い、次回以降おかしいところがあったらすぐ上役へ連絡する事が義務付けられている。
部品: 音と光による安全呼びかけ
車両等で大型の資材を移動させる際には、曲がり角や向こう側などの死角にいる相手への事故を防ぐため、必ずクラクションの音とランプの光で周知に移動をする事をアピールするようにしている。
部品: ヒヤリハット対策
気のゆるみはどうしても発生するもので、ヒューマンエラーの発生そのものをゼロにすることはできない。しかし、発生確率をなるだけ下げるためのセーフティとして、転落防止用の柵やネットの配置、センサーによる緊急停止に作業時の声の掛け合いなどを行っている。
部品: 木材への加工
加工するために伐採された木の皮を剥き、旋盤で裁断。木の特徴に合わせて製材し、水分量を適度にするために送風機械を使って乾燥、表面を均等に均しつつ滑らかにする仕上げ加工。ここまでが木材への加工となる。
部品: 薬剤による処理
乾燥の際、木材に細かい切込みを入れるインサイジング加工を行い、薬品を浸透させるための加圧処理を行う。主な処理は建築材向けの防腐・防蟻加工、質の悪い木向けの穴を塞ぐ処理や防虫処理、また、燃えにくい木にするための防火加工である。処理に薬品を使う関係上、工場内でも特に安全面・健康面に配慮して隔離された場所を当てられた。
部品: 住宅ユニットの製作
薬剤処理と十分な乾燥を終えた木材は車両の荷台に積み込まれ、加工する分をすぐ隣の住宅用加工場へと運ばれる。こちらでは乾燥させた木材を使って組立用の接合部分への加工、柱やパネルの作成を行う。端材を接着し、プレスして作る低価格帯向けの部品もこちらで作成する。
部品: 複数のラインを人力で
上記の工程を行うラインが複数引かれ、複数の人間によるチェック・行程作業が行われている。人の目では難しい数値の計測などは機械を使っているが、全部オートメーションにすると人間が雇えなくなる為、機械の扱いを覚えた人々の手で作業を行っている。
部品: 一点ものの製作
大まかなライン以外、小さかったり形状がややこしい部品は3Dプリンターで出力したりもする。一点ものというか、エコクーラー用の漏斗部品等、ラインを通さないパーツを造る際は大活躍するのだった。
部品: 天候に左右されない電気式乾燥
西国の気候は、湿度が極端に少なく風が強いので自然乾燥という手もある。しかし、温度によっては乾燥しすぎたり下手をすれば自然発火しかねない。そういう事態を防ぎ、一定の安定した乾燥度合いにするため、機械による温風乾燥が行われている。
部品: 乾燥場の広さ
大量の材木やパネルを入れる他、空気の流れを作る必要があるのと、運搬用の通路スペースも必要なため体育館程の広さがある。壁から電熱方式で温風を送り、木材を乾燥させてから今度は乾燥しすぎないよう温度湿度を保った保管庫に置く。
部品: 様々なセンサーで、数値をモニター
乾燥場や保管庫内の温度・湿度や稼働状況は多数のカメラやセンサー、人の目でモニターされている。どちらかが異常を検知した場合、すぐさま担当部署への連絡、および度合いによって緊急措置が取られる。
部品: 3Dプリンターとは
物作りの大発明の一つ。粒子や紐状の材料を入れて積層させて形を作っていく。昔は強度面の不安があったが今はそういうこともなく、物作りの主力になりつつある。
部品: かつては樹脂、今は金属
3Dプリンターの多くはかつて樹脂であり、自ずと用途が限られていたが金属3Dプリンターが発明されるとさらに使い道が広がり、物作りの現場が変わっていった。
部品: 今ではエンジンすらプリント可能に
今では航空機エンジンの80%以上を3Dプリンターで生産することが出来るようになった。超高熱にさらされる部分や、耐久性を特に必要とする部分以外は3Dプリンターでまかなえる。
部品: 3Dプリンターのメリット
削り出し加工や金型加工と比較して3Dプリンターによる加工はより精細で複雑な加工が可能である。複雑な加工品はそのまま小型化や堅牢化を意味する。
部品: 保守部品のプリント
製造、保存が大変な保守部品も3Dプリンターであればデータだけの保持で必要な時必要なものを作って交換できる。これによるコストダウンは膨大である。
部品: 問題概要
3Dプリンターは積層で物を作るためにどうしても平滑にはならない。また精度が極端に良いわけでもない。これらに加えて硬度の問題もある。これらの問題をクリアするために別の工作機械が必要だった。
部品: 切削加工機械とは
3Dプリンターで製造したものでも切削加工をしないといけないときはある。精度の問題もあれば形状を平滑にしないといけないときもあるからである。
部品: そもそも切削加工とは
切削工具類を用いて素材を切ったり削ったり穴をあけたりする加工である。ちなみに変形させたりすると別の加工になる。
部品: 変形加工は廃れている
まったくないわけではないのだが、3Dプリンターのおかげで変形加工はほとんどなくなってしまった。最初からその形で製造するのである。
部品: 自動加工
量産することを考えると、当然このあたりは自動加工の領域である。自動無人工場に納入もされている。技術者はプログラミングして運用する。
部品: マシニングセンタ
現代日本で言うマシニングセンタみたいなものはニューワールドでも使われている。五軸制御方式が基本で他の形式はあまり見られない。
部品: 五軸制御とは
工作機械が縦、横、高さに対応してさらに工作テーブルが右に左に奥に手前に回すことができ、これらを同時にやることで複雑な作業をやることができることをいう。
部品: 単純なら単純な機械を
工作が複雑ならマシニングセンタみたいなものは使わない方が量産効率がいい。逆に言えば複雑な機械では複雑な機械を使うべきである。汎用工場はこの辺なんでもマシニングセンタでやってしまう傾向がある。(生産数が率として低い)
部品: 浮かべれば強い
工作テーブルではなく浮かせて加工できればそれが一番精度を高くできる。宇宙では実際そのようにして生産を行っている。ただ、この方式では重量物はやりずらいのでなんでも浮かべればいいというものでもない。
部品: 3つの主な出入り口
従業員出入口と資材の搬入・搬出用で二つの車両出入口があり、出入りの際に、出入りする人・物・犬・猫・車両等の危険物(あるいは危険物になる材料の持込み)チェックが行われる。狭い工場内でのテロを防ぐため、これらは厳重に行われた。
ここ以外は監視カメラ付きの金網で覆われており、出入りする事は出来ない。
部品: 広めの駐車場
住宅ユニットの積み込み・運搬を行う関係上、こちらもそれなりの広さがあった。壊れやすかったり小さいものは手作業での積み込み、それ以外の大きなものは運搬車で積み込む。この辺の作業も研修で向き・不向きをある程度確かめていた。
部品: 警備防犯部
有事(警備・見回り・侵入・事故・破壊工作・火事・避難誘導等)に対応する部署。人や犬士・猫士と無人機の双方が詰めており、見回り等ではバディを組んで動く。生物の目とカメラの双方で調査、警備を基本とした部。
部品: 多目的講義室
作業に必要な知識の講義を受ける部屋。人間なら50名から100名程入る部屋が5つほどあり、ローテーションで講義を受けることが出来る。申請を出すことでレクリエーションにも使われたりする。椅子や机は各自で片づける事。
部品: 衛生・整備部
掃除・清掃の担当。工場の機械整備も便宜上こちらに属する。ライン停止時や、人が少ない時に施設内外の清掃を行っている他、設備の故障にも対応している。その性質上、機械に詳しい者が担当になることが多い。また、責任も重大なため身元チェックが特に厳しいところ。
部品: トイレや洗浄施設は複数
働く人数が多い為、どうしても個数が多くなる。各施設ごとに必要と思われる数は揃えているが、長時間の占拠は控えてね。
部品: 安さと量が自慢の食堂
味はそこそこ。人間用だけでなく犬用・猫用・無人機用のメニューにも対応しているというのが自慢。お皿の数と注文から料理が出てくるまでの速度も凄い。
部品: 仮眠室
夜勤明けの人が寝不足でそのまま車に乗ったりしないように作られた部屋。申請すれば休憩時間中でも使用は可能。始業前にベッドから目覚ましが鳴って起こされる仕様。
なお、連日の泊まり込みは基本禁止。
部品: 医療部
清潔なベッドと常駐の医師がいる部署。緊急用の隔離室や薬剤が常備されている他、医療部での対応を超える重傷患者の場合は即病院への輸送が行えるようヘリポートが用意されている。
部品: 監視カメラ(宰相府)とは
宰相府で広く使われている民生用監視カメラのこと。治安維持のかなめとしてPLとしての伯牙に要望されて開発された。他国より強力である。
部品: 監視カメラの機能
宰相府において監視カメラは大量に設置されている。統一規格はなく、ばらばらである。ちなみに民間にも大量に出回っている。これは家が貧弱すぎてすぐ空き巣に入られる宰相府民が自衛のために大量設置したものである。
部品: 監視カメラ無効に対する対策
しかし、空き巣も優秀であった。カメラを無力化するスプレーを開発したり停電させたりとあの手この手でやってくる。それに対応して監視カメラは巧妙に隠され独自電源で動き、ネットワーク化したり、逆にスタンドアロンで動いたり、別規格で動かしたりとあの手この手で対応した。
部品: 結果、複雑すぎて誰にも分からない監視網が出来た
結果、空き巣やるにはコストが高くなりすぎた。監視カメラの数は宰相府の政府では把握できず、およそ30億あるのではといわれている。一部に対応しても一部には対応できないという状況で、それでいて政府の管理下にないという状況になっている。
部品: 警察は都合がいい時にデータを提供してもらった
宰相府の警察は金で事態を解決した。報奨を払ってデータを提供してもらうのである。騙そうという者も多いが複数のカメラデータを統合すると嘘はすぐにばれてしまう。
部品: プライバシーが叫ばれる
自由民はプライバシーの概念が薄いせいで監視カメラには割と無頓着だったが、気になると言って騒ぐ人も当然いた。彼らはプライバシーを得るための活動をしているが、国民の理解は残念ながらあまり得られてない。瞑想所へ行けと言われるのがオチであった。
部品: SS型車台とは
宰相府が開発したもっとも小型の地上用車台。積載重量200kgクラスから500kgまでをカバーする。四輪車用でサイズはかなり小さく押さえられる一方、エンジンやタイヤサイズは不釣り合いに大きく作られていた。これはクロスカントリー能力を高めるためである。
部品: 構造と特徴
SS型車台はホビー用のクロスカントリー車、すなわちバギーから発展しており、軽量小型なことに特徴がある。鋼管を組み合わせたフレームであり、最小サイズで1mほど、一番大きくても3m以下の大きさになっている。軽量さはそのまま輸送性のよさと出力重量比の改善を意味し、これらは特殊環境での取り回しを良くしていた。
部品: 用途・特殊作戦~変なところで使います。
SS型車台は乗用車として見てもサイズが小さすぎる車台である。装甲どころか屋根もあるかどうか怪しいもので、用途は特殊なものに限定されがちだった。数が少ないためコストは高めである。
部品: エンジン~小さくてもパワフル。
エンジンはS型車台も動かせる800ccから1400ccまでの三気筒エンジンが使われる。二気筒エンジンの方がより小さいのだが、いかんせん振動が激しく無難な形に落ち着いた。自然吸気型で低速から太いトルクが出る。砂漠でも使えるようにフィルター類は強力なものが装備され、エンジンクーラーも強いものが選ばれた。ちなみにチェーン駆動である。
部品: 足回り~不釣り合いな足回り
四輪駆動である。タイヤは大きく作られており、不整地性能を高められている。速度性能は追い詰めてないが、これは重量の観点から安全装備が少ないことも関係している。ダンパーは剥き出しでこれまた強力なものが使われている。強力なエンジンとあいまって、クロスカントリー性能は非常に高い。
部品: コビトさん1号とは
SS型車台を流用して作られた小型、軽量の農業機械である。いわゆるトラクターであり、狭い農地や果樹園などで用いられた。一人乗りである。
部品: SS型車台を利用した農業機械
コビトさん1号はSS型車台の小ささや悪路走破性を評価されて作られた。長さは3m、幅は1.6mである。高さはかなりリフトアップしており2m近くあった。ここまで高くしても大きなタイヤのせいで安定感は損なわれていない。最高速度は80kmほどである。
部品: 窓などはない
窓やドアはない。これはすぐ乗り降りして作業するためである。ドアがあると開けっ放しで作業して強風で指を挟んだり、取り外してしまう人が多いのでこのようになっていた。
部品: それでも一応ロールバー
安定感はあるが農地、特に柔らかくてふかふかした土では足をとられて転倒やあぜ道から転落した場合を考えてロールバーを装備している。屋根はないがロールバーに幌をかぶせられはした。
部品: 4ペダル方式
一般的な4ペダル方式である。クラッチ、左ブレーキ、右ブレーキ、アクセルになっている。ちなみに両ブレーキはボタン一つで連動動作した。たまに適当運転していると片ブレーキでスピンするためである。
部品: エンジン強化
1.4リッターエンジンにターボを装着、パワーを強化している。これに伴いチェーン駆動をやめて一般的な軸駆動にあらためていた。これは新たに車台設計するクラスの大改造なのだが、需要はあると踏んだメーカーにより改造が断行された。
部品: 低速から高速までをカバーする副変速機
開発元の宰相府では農業機械の最高速度が指定がやけに高かった。道路渋滞緩和策のためである。トラクターは低速でトルク重視のギアセッティングなので本来高速は苦手なのだが、副変速機で幅広い速度域に対応できるようなっていた。一台でのカバー範囲が広がり、農家では喜ばれた。
部品: 立って運転可能
果樹園などで立って収穫したいという声に合わせて、立ったまま運転もできるように作られていた。この場合では低速しかだせないようになっていた。天井がないのもこのせいである。
部品: 牽引装置
トレーラーというだけあって牽引装置は大変充実していた。自動水平装置とパワーシャフト機能を備える。荷台を安定させる自動水平装置は野菜や果物を満載しても転倒を減らし、往復回数を減らしてオーナーを喜ばせた。またパラーシャフトによってエンジン力を荷台に送り、アタッチメント機会を動かすことが可能である。
部品: 強力なライト
農繁期になると夜間作業も断行しないといけないのが今時のアグリビジネスである。このために強力なライトを装備していた。事故防止のためである。ちなみに上下二つついており、下方向をしっかり照らすことも可能だった。
部品: 変な使い方~まさかの軍用
コビトさん1号は軽砲を引っ張るのに最適ということで陸軍に採用され、陣地変換する際に用いられた。また空軍ではロールバーをなくし、背を低くしたものをウェポンローダー機として使った。整備でも使われるほか少数が工兵作業用に工兵隊に採用された。実用性の高い、意外に便利な機材だった。
部品: 荷台
荷台は3、4種類存在し、さらには運転席から荷台に送るためのベルトコンベアを装備した型もあった。このサイズの小型トラクターでは荷台が一番使用用途が多い。
部品: 種まき機
自動種まきが可能である。ちなみに穴を掘って種を置いて土をかぶせるまでをやる。相性のいい複数種の野菜の種を隣り合った場所に同時に植える機能もついていた。農薬減らすのに重要である。
部品: 耕耘機
畑を耕すのに使うアタッチメントである。ちなみに畝まで自動で作る機能もついている。家庭菜園に毛の生えたような場所でも使うことができた。
部品: 肥料、薬剤散布機
ある程度育つとラジコン機などでやるしかなくなるが、一番重要な初期段階で風に関係なくまんべんなく使用するために肥料、薬剤散布機はあった。
部品: アキラとは
宰相府で多用される民間用自動車である。全部品を3Dプリンター出力で作成できる珍しい車で宰相府ではライセンス切れしている事から大量にハンドメイドされて作られていた。
部品: オンボロス自動車の倒産
エアバイクに負けて元々の製造会社であるオンボロス自動車が倒産すると、同社の主力であったピックアップトラックのアキラはサポートを受けられなくなった。このため同社が図面を公表し自力であとはやってくれとなったのがアキラの始まりである。
部品: 生産されまくり
宰相府ではアキラは設計料がかからない最も安い自動車になったことから町工場が大量のコピー品やカスタムパーツを作り、一大市場が成立した。かなり無茶な改造品もあり人気を博した。
部品: しかし、怒られた
しかし、アキラは環境性能が良くなく、普及が進むにつれて宰相府の環境まで悪化して宰相の怒りを買い、走ってるものを見つけたら罰金もしくは機体没収になった。無人機が無慈悲に取り立てるので一時期の人気は衰えたが、さすが宰相府の自由民はめげない。あの手この手で回避法を編み出してついには環境性能でクリアするまでになった。なお、この方式は宰相府の財政をかなり豊かにした上結果もよかったので以後たびたび使われることになった。
部品: 現在のアキラ
電気自動車、もしくはクリーンディーゼルになって排気の方が外の空気より綺麗となる車になっている。パワーと信頼性にあふれる宰相府の自由民の頼れる相棒である。
部品: 速度性能
時速120キロメートル出すことができるとされていたがスピードメーターは180キロメートルまで書いてあった。見栄である。
部品: エンジン出力
クリーンディーゼルエンジン搭載で6気筒4リッター180馬力を出す。ちなみにかいぞうでターボをつけて馬力をあげている物がほとんどである。馬力がつくと速度や貨物輸送量が増えた。
部品: エンジンサイズの割に
エンジンサイズの割に馬力は低めだった。これはいいこともあって信頼性が高く、故障率が低かった。整備性もよい。出力を無理してない上に部品が大きめなのでこうなった。
部品: サイズ
全長5メートル、全幅は2メートルである。旋回半径は5.6メートルであった。大柄で狭い国では運用できない。逆にいえばかなり積めた。悪路にも強くなる。
部品: 乗員
運転席と助手席で二名である。ただ、荷台に六人くらいは簡単に乗る。その気なら八人乗る。ちなみに座席などはないので国によっては違法である。
部品: 右ハンドル
宰相府は右ハンドルなので右が運転席、左が助手席である。交代しながら乗ることで長距離運転を可能にしている。
部品: 貨物輸送量
貨物を二トンまで簡単に運べた。宰相府では無理を重ねて四トン運ぶときもある。貧乏性なのもあるのだが、道が混雑してるので何度も往復したくないのだった。
部品: 大きな燃料タンク
宰相府は燃料補給所がなかなかないので大きな燃料タンクのほか予備タンクまでもっており、さらにジェリカンまで装備していた。なんと300リットルも積める。
部品: 燃費
燃費は余りよくなかった。二トンの荷物を積んでリッター10キロメートルである。軽貨だともっと燃費は良くなる。15キロメートルまでは頑張れば出せる。荷物多いと下がる。
部品: 予備タイヤ
故障に備えて予備タイヤを一本運転席後ろに積んでいた。ちなみに予備専用の細い物ではなくフルサイズである。パンク修理キットも積んでる。
部品: 工具入れ
修理道具は当然のように運転席後ろに積んであった。修理資材まで一部積んでいる。砂漠で事故ると危険なためである。
部品: マップポケット
懐中電灯と地図、方位磁石が積んである。ちなみにナビシステムなどはない。宰相府では自分で修理できない物は人気がないのだった。
部品: 改造しやすい
アキラは単純簡単なために改造しやすい特徴があった。整備士さえいれば、霊柩車やマイクロバス、ステーションワゴンにも改造できた。軍用にも改造できるがこの場合、しっかりした補給が必要である。武器がないと詰めないのは当たり前の話。
部品: ピックアップトラックとは
ボンネット型トラックで貨物と乗客両方を輸送できる車を言う。ボンネット型は鼻が長くなる弱点はあるが整備がしやすくエンジン換装などもやりやすかった。
部品: そもそもボンネット型とは
エンジンの後方に運転席があるものをボンネット式という。ちなみにエンジンの上に運転席があるのがキャブオーバー型である。ボンネット型は背が低くなり着座姿勢もゆったりできて何より尻が熱くない。代わりに同じ全長では積載効率が下がる。
部品: クリーンディーゼルとは
環境性能を考慮したディーゼルエンジンのこと。燃料指定などがある上に高価なのだが環境負荷が小さいのでとくに民生用に設定される。
部品: ディーゼルエンジンとは
圧縮着火機関のこと。スパープラグなどの火花を起こす電気着火方式よりも歴史は古く、それでいて現在もなお広く使われている。
部品: 燃料選ばず
ディーゼルエンジンは可燃性液体であれば燃料を選ばない強みがある。陸軍ではこの点が強く意識されて採用されるケースが多い。
部品: しかし高い
ディーゼルエンジンは同じ出力のガソリンエンジンと比較して大きく重くなる。これは燃料を選ばない分前処理などに手間暇がかかるためである。
部品: ガソリンエンジンと比較して
ガソリンエンジンと比較してディーゼルは気筒当たりの出力は小さいが、サイズを大きくできるメリットがあり、一定より大きなエンジンだとディーゼルエンジンだけになる。
部品: 出力はおよそサイズに比例する
ディーゼルエンジンはおよそサイズに比例して出力が大きくなる。艦船用は大きく、自動車用は小さい。適切なサイズで作られるというわけだ。
部品: ラダーフレーム
梯型のフレームで、丈夫な車にだいたい採用される。重量効率は良くなく、重い。が、丈夫。とにかく丈夫で悪路やとんでもない積み荷を運ぶには向いていた。また寿命も長い。
部品: 上物架装
ラダーフレームは構造上ボディと別に切り離されていた。逆にいえば上物は自由にできるわけでこのため自由度の高い方式だった。カスタマイズしやすいのである。
部品: リジットサスペンション
独立懸架と異なり車軸が左右連動しているサスペンションの方式である。単純できわめて丈夫なのだが乗り心地は良くない。
部品: 悪路にも大重量にも
リジットサスペンションは悪路に強く、機構が簡単なので故障が少なく、さらに大重量にも堪え、整備が簡単だった。寿命も長い。乗り心地さえ無視すれば、メリットが大きい形式だった。
部品: 大型タイヤ
大型タイヤを装備しており悪路に強くなっていた。扁平率は低く、乗り心地は若干改善されている。背が高くなるので渡河でも優秀である。
部品: 荷台
大きな荷台があり、ここに貨物を載せることができる。ちなみに固定式でダンプ機能はない。構造が単純なために丈夫で故障が無く、大重量にも堪えることができた。
部品: 運転席
二人乗り運転席である。リクライニングはあまりできない。シートベルトは強力。そう、良く揺れるためである。長時間運転の場合にもシートベルトは役立つ。良く揺れる車では疲労軽減効果がある。
部品: 排気口
ピックアップトラックでは後方に排気口があると荷物の出し入れで熱い思いをしたりするので左右に排気口を移設してある。排気口は延長できる前提で作られており、悪路や渡河では上方向に伸ばすようになっていた。
部品: ライト、ミラー、ナンバープレート
法規制に必要なライトとミラー、ナンバープレートを装備していた。というか、ないと公道が走れないのである。
提出書式
大部品: 宰相府の木工工場 RD:99 評価値:11
-大部品: 木工工場の概要 RD:4 評価値:3
--部品: 住宅作成の為作られた
--部品: 主だった施設
--部品: 従業員の服装
--部品: 施設内での運搬は
-大部品: 工場内の安全点検 RD:3 評価値:3
--部品: 稼動前の点検
--部品: 音と光による安全呼びかけ
--部品: ヒヤリハット対策
-大部品: 工場の施設・設備 RD:37 評価値:8
--大部品: 木材加工工場と住宅ユニット加工工場 RD:22 評価値:7
---大部品: 加工工場での製造工程 RD:5 評価値:4
----部品: 木材への加工
----部品: 薬剤による処理
----部品: 住宅ユニットの製作
----部品: 複数のラインを人力で
----部品: 一点ものの製作
---大部品: 機械乾燥場 RD:3 評価値:3
----部品: 天候に左右されない電気式乾燥
----部品: 乾燥場の広さ
----部品: 様々なセンサーで、数値をモニター
---大部品: 3Dプリンター RD:5 評価値:4
----部品: 3Dプリンターとは
----部品: かつては樹脂、今は金属
----部品: 今ではエンジンすらプリント可能に
----部品: 3Dプリンターのメリット
----部品: 保守部品のプリント
---大部品: 3Dプリンターの問題と解決 RD:9 評価値:5
----部品: 問題概要
----大部品: 切削加工機械 RD:8 評価値:5
-----部品: 切削加工機械とは
-----部品: そもそも切削加工とは
-----部品: 変形加工は廃れている
-----部品: 自動加工
-----部品: マシニングセンタ
-----部品: 五軸制御とは
-----部品: 単純なら単純な機械を
-----部品: 浮かべれば強い
--大部品: 工場内のその他設備 RD:15 評価値:6
---部品: 3つの主な出入り口
---部品: 広めの駐車場
---部品: 警備防犯部
---部品: 多目的講義室
---部品: 衛生・整備部
---部品: トイレや洗浄施設は複数
---部品: 安さと量が自慢の食堂
---部品: 仮眠室
---部品: 医療部
---大部品: 監視カメラ(宰相府) RD:6 評価値:4
----部品: 監視カメラ(宰相府)とは
----部品: 監視カメラの機能
----部品: 監視カメラ無効に対する対策
----部品: 結果、複雑すぎて誰にも分からない監視網が出来た
----部品: 警察は都合がいい時にデータを提供してもらった
----部品: プライバシーが叫ばれる
-大部品: 小型トラクター”コビトさん1号” RD:20 評価値:7
--大部品: SS型車台 RD:5 評価値:4
---部品: SS型車台とは
---部品: 構造と特徴
---部品: 用途・特殊作戦~変なところで使います。
---部品: エンジン~小さくてもパワフル。
---部品: 足回り~不釣り合いな足回り
--部品: コビトさん1号とは
--部品: SS型車台を利用した農業機械
--部品: 窓などはない
--部品: それでも一応ロールバー
--部品: 4ペダル方式
--部品: エンジン強化
--部品: 低速から高速までをカバーする副変速機
--部品: 立って運転可能
--部品: 牽引装置
--部品: 強力なライト
--部品: 変な使い方~まさかの軍用
--大部品: 農業用トラクターアタッチメント RD:4 評価値:3
---部品: 荷台
---部品: 種まき機
---部品: 耕耘機
---部品: 肥料、薬剤散布機
-大部品: ピックアップトラック アキラ RD:35 評価値:8
--部品: アキラとは
--部品: オンボロス自動車の倒産
--部品: 生産されまくり
--部品: しかし、怒られた
--部品: 現在のアキラ
--大部品: 各種性能 RD:13 評価値:6
---部品: 速度性能
---部品: エンジン出力
---部品: エンジンサイズの割に
---部品: サイズ
---部品: 乗員
---部品: 右ハンドル
---部品: 貨物輸送量
---部品: 大きな燃料タンク
---部品: 燃費
---部品: 予備タイヤ
---部品: 工具入れ
---部品: マップポケット
---部品: 改造しやすい
--大部品: ピックアップトラック RD:2 評価値:2
---部品: ピックアップトラックとは
---部品: そもそもボンネット型とは
--大部品: クリーンディーゼル RD:6 評価値:4
---部品: クリーンディーゼルとは
---大部品: ディーゼルエンジン RD:5 評価値:4
----部品: ディーゼルエンジンとは
----部品: 燃料選ばず
----部品: しかし高い
----部品: ガソリンエンジンと比較して
----部品: 出力はおよそサイズに比例する
--大部品: フレーム RD:2 評価値:2
---部品: ラダーフレーム
---部品: 上物架装
--大部品: 足回り RD:3 評価値:3
---部品: リジットサスペンション
---部品: 悪路にも大重量にも
---部品: 大型タイヤ
--大部品: ボディ RD:4 評価値:3
---部品: 荷台
---部品: 運転席
---部品: 排気口
---部品: ライト、ミラー、ナンバープレート
部品: 住宅作成の為作られた
大量の木材を木造住宅用に加工するため、この木工工場が作成された。仕事のない自由民達を大量に働かせる為と、作業用途別の施設があるため、かなり大きめの施設となっている。
部品: 主だった施設
持ち込まれた木を木材へと加工する工場と、その木材を更に加工して住宅用のユニットにする工場に分かれている。その他には木材の水分を飛ばすための機械乾燥場や広い駐車場がある。
部品: 従業員の服装
木材加工時の細かい破片からの保護や薬品を扱う部署もある為、目を守るゴーグル、呼吸器を保護するマスクは必須。肌を守る長袖の繋ぎや、手袋に長靴等が制服として使われている。
部品: 施設内での運搬は
物が大きい為車両での移動が主だった。施設内の資材移動にはコビトさんSSが主に使われ、施設外への輸送はアキラなどのトラックで行われた。
部品: 稼動前の点検
あらゆる機械を稼動させる前に必ず点検・確認をしておく。いくら丈夫な機械であっても、急な破損や停止が発生し事故に繋がる可能性があるためである。機械以外の作業場や通路などでもチェックは必ず行い、次回以降おかしいところがあったらすぐ上役へ連絡する事が義務付けられている。
部品: 音と光による安全呼びかけ
車両等で大型の資材を移動させる際には、曲がり角や向こう側などの死角にいる相手への事故を防ぐため、必ずクラクションの音とランプの光で周知に移動をする事をアピールするようにしている。
部品: ヒヤリハット対策
気のゆるみはどうしても発生するもので、ヒューマンエラーの発生そのものをゼロにすることはできない。しかし、発生確率をなるだけ下げるためのセーフティとして、転落防止用の柵やネットの配置、センサーによる緊急停止に作業時の声の掛け合いなどを行っている。
部品: 木材への加工
加工するために伐採された木の皮を剥き、旋盤で裁断。木の特徴に合わせて製材し、水分量を適度にするために送風機械を使って乾燥、表面を均等に均しつつ滑らかにする仕上げ加工。ここまでが木材への加工となる。
部品: 薬剤による処理
乾燥の際、木材に細かい切込みを入れるインサイジング加工を行い、薬品を浸透させるための加圧処理を行う。主な処理は建築材向けの防腐・防蟻加工、質の悪い木向けの穴を塞ぐ処理や防虫処理、また、燃えにくい木にするための防火加工である。処理に薬品を使う関係上、工場内でも特に安全面・健康面に配慮して隔離された場所を当てられた。
部品: 住宅ユニットの製作
薬剤処理と十分な乾燥を終えた木材は車両の荷台に積み込まれ、加工する分をすぐ隣の住宅用加工場へと運ばれる。こちらでは乾燥させた木材を使って組立用の接合部分への加工、柱やパネルの作成を行う。端材を接着し、プレスして作る低価格帯向けの部品もこちらで作成する。
部品: 複数のラインを人力で
上記の工程を行うラインが複数引かれ、複数の人間によるチェック・行程作業が行われている。人の目では難しい数値の計測などは機械を使っているが、全部オートメーションにすると人間が雇えなくなる為、機械の扱いを覚えた人々の手で作業を行っている。
部品: 一点ものの製作
大まかなライン以外、小さかったり形状がややこしい部品は3Dプリンターで出力したりもする。一点ものというか、エコクーラー用の漏斗部品等、ラインを通さないパーツを造る際は大活躍するのだった。
部品: 天候に左右されない電気式乾燥
西国の気候は、湿度が極端に少なく風が強いので自然乾燥という手もある。しかし、温度によっては乾燥しすぎたり下手をすれば自然発火しかねない。そういう事態を防ぎ、一定の安定した乾燥度合いにするため、機械による温風乾燥が行われている。
部品: 乾燥場の広さ
大量の材木やパネルを入れる他、空気の流れを作る必要があるのと、運搬用の通路スペースも必要なため体育館程の広さがある。壁から電熱方式で温風を送り、木材を乾燥させてから今度は乾燥しすぎないよう温度湿度を保った保管庫に置く。
部品: 様々なセンサーで、数値をモニター
乾燥場や保管庫内の温度・湿度や稼働状況は多数のカメラやセンサー、人の目でモニターされている。どちらかが異常を検知した場合、すぐさま担当部署への連絡、および度合いによって緊急措置が取られる。
部品: 3Dプリンターとは
物作りの大発明の一つ。粒子や紐状の材料を入れて積層させて形を作っていく。昔は強度面の不安があったが今はそういうこともなく、物作りの主力になりつつある。
部品: かつては樹脂、今は金属
3Dプリンターの多くはかつて樹脂であり、自ずと用途が限られていたが金属3Dプリンターが発明されるとさらに使い道が広がり、物作りの現場が変わっていった。
部品: 今ではエンジンすらプリント可能に
今では航空機エンジンの80%以上を3Dプリンターで生産することが出来るようになった。超高熱にさらされる部分や、耐久性を特に必要とする部分以外は3Dプリンターでまかなえる。
部品: 3Dプリンターのメリット
削り出し加工や金型加工と比較して3Dプリンターによる加工はより精細で複雑な加工が可能である。複雑な加工品はそのまま小型化や堅牢化を意味する。
部品: 保守部品のプリント
製造、保存が大変な保守部品も3Dプリンターであればデータだけの保持で必要な時必要なものを作って交換できる。これによるコストダウンは膨大である。
部品: 問題概要
3Dプリンターは積層で物を作るためにどうしても平滑にはならない。また精度が極端に良いわけでもない。これらに加えて硬度の問題もある。これらの問題をクリアするために別の工作機械が必要だった。
部品: 切削加工機械とは
3Dプリンターで製造したものでも切削加工をしないといけないときはある。精度の問題もあれば形状を平滑にしないといけないときもあるからである。
部品: そもそも切削加工とは
切削工具類を用いて素材を切ったり削ったり穴をあけたりする加工である。ちなみに変形させたりすると別の加工になる。
部品: 変形加工は廃れている
まったくないわけではないのだが、3Dプリンターのおかげで変形加工はほとんどなくなってしまった。最初からその形で製造するのである。
部品: 自動加工
量産することを考えると、当然このあたりは自動加工の領域である。自動無人工場に納入もされている。技術者はプログラミングして運用する。
部品: マシニングセンタ
現代日本で言うマシニングセンタみたいなものはニューワールドでも使われている。五軸制御方式が基本で他の形式はあまり見られない。
部品: 五軸制御とは
工作機械が縦、横、高さに対応してさらに工作テーブルが右に左に奥に手前に回すことができ、これらを同時にやることで複雑な作業をやることができることをいう。
部品: 単純なら単純な機械を
工作が複雑ならマシニングセンタみたいなものは使わない方が量産効率がいい。逆に言えば複雑な機械では複雑な機械を使うべきである。汎用工場はこの辺なんでもマシニングセンタでやってしまう傾向がある。(生産数が率として低い)
部品: 浮かべれば強い
工作テーブルではなく浮かせて加工できればそれが一番精度を高くできる。宇宙では実際そのようにして生産を行っている。ただ、この方式では重量物はやりずらいのでなんでも浮かべればいいというものでもない。
部品: 3つの主な出入り口
従業員出入口と資材の搬入・搬出用で二つの車両出入口があり、出入りの際に、出入りする人・物・犬・猫・車両等の危険物(あるいは危険物になる材料の持込み)チェックが行われる。狭い工場内でのテロを防ぐため、これらは厳重に行われた。
ここ以外は監視カメラ付きの金網で覆われており、出入りする事は出来ない。
部品: 広めの駐車場
住宅ユニットの積み込み・運搬を行う関係上、こちらもそれなりの広さがあった。壊れやすかったり小さいものは手作業での積み込み、それ以外の大きなものは運搬車で積み込む。この辺の作業も研修で向き・不向きをある程度確かめていた。
部品: 警備防犯部
有事(警備・見回り・侵入・事故・破壊工作・火事・避難誘導等)に対応する部署。人や犬士・猫士と無人機の双方が詰めており、見回り等ではバディを組んで動く。生物の目とカメラの双方で調査、警備を基本とした部。
部品: 多目的講義室
作業に必要な知識の講義を受ける部屋。人間なら50名から100名程入る部屋が5つほどあり、ローテーションで講義を受けることが出来る。申請を出すことでレクリエーションにも使われたりする。椅子や机は各自で片づける事。
部品: 衛生・整備部
掃除・清掃の担当。工場の機械整備も便宜上こちらに属する。ライン停止時や、人が少ない時に施設内外の清掃を行っている他、設備の故障にも対応している。その性質上、機械に詳しい者が担当になることが多い。また、責任も重大なため身元チェックが特に厳しいところ。
部品: トイレや洗浄施設は複数
働く人数が多い為、どうしても個数が多くなる。各施設ごとに必要と思われる数は揃えているが、長時間の占拠は控えてね。
部品: 安さと量が自慢の食堂
味はそこそこ。人間用だけでなく犬用・猫用・無人機用のメニューにも対応しているというのが自慢。お皿の数と注文から料理が出てくるまでの速度も凄い。
部品: 仮眠室
夜勤明けの人が寝不足でそのまま車に乗ったりしないように作られた部屋。申請すれば休憩時間中でも使用は可能。始業前にベッドから目覚ましが鳴って起こされる仕様。
なお、連日の泊まり込みは基本禁止。
部品: 医療部
清潔なベッドと常駐の医師がいる部署。緊急用の隔離室や薬剤が常備されている他、医療部での対応を超える重傷患者の場合は即病院への輸送が行えるようヘリポートが用意されている。
部品: 監視カメラ(宰相府)とは
宰相府で広く使われている民生用監視カメラのこと。治安維持のかなめとしてPLとしての伯牙に要望されて開発された。他国より強力である。
部品: 監視カメラの機能
宰相府において監視カメラは大量に設置されている。統一規格はなく、ばらばらである。ちなみに民間にも大量に出回っている。これは家が貧弱すぎてすぐ空き巣に入られる宰相府民が自衛のために大量設置したものである。
部品: 監視カメラ無効に対する対策
しかし、空き巣も優秀であった。カメラを無力化するスプレーを開発したり停電させたりとあの手この手でやってくる。それに対応して監視カメラは巧妙に隠され独自電源で動き、ネットワーク化したり、逆にスタンドアロンで動いたり、別規格で動かしたりとあの手この手で対応した。
部品: 結果、複雑すぎて誰にも分からない監視網が出来た
結果、空き巣やるにはコストが高くなりすぎた。監視カメラの数は宰相府の政府では把握できず、およそ30億あるのではといわれている。一部に対応しても一部には対応できないという状況で、それでいて政府の管理下にないという状況になっている。
部品: 警察は都合がいい時にデータを提供してもらった
宰相府の警察は金で事態を解決した。報奨を払ってデータを提供してもらうのである。騙そうという者も多いが複数のカメラデータを統合すると嘘はすぐにばれてしまう。
部品: プライバシーが叫ばれる
自由民はプライバシーの概念が薄いせいで監視カメラには割と無頓着だったが、気になると言って騒ぐ人も当然いた。彼らはプライバシーを得るための活動をしているが、国民の理解は残念ながらあまり得られてない。瞑想所へ行けと言われるのがオチであった。
部品: SS型車台とは
宰相府が開発したもっとも小型の地上用車台。積載重量200kgクラスから500kgまでをカバーする。四輪車用でサイズはかなり小さく押さえられる一方、エンジンやタイヤサイズは不釣り合いに大きく作られていた。これはクロスカントリー能力を高めるためである。
部品: 構造と特徴
SS型車台はホビー用のクロスカントリー車、すなわちバギーから発展しており、軽量小型なことに特徴がある。鋼管を組み合わせたフレームであり、最小サイズで1mほど、一番大きくても3m以下の大きさになっている。軽量さはそのまま輸送性のよさと出力重量比の改善を意味し、これらは特殊環境での取り回しを良くしていた。
部品: 用途・特殊作戦~変なところで使います。
SS型車台は乗用車として見てもサイズが小さすぎる車台である。装甲どころか屋根もあるかどうか怪しいもので、用途は特殊なものに限定されがちだった。数が少ないためコストは高めである。
部品: エンジン~小さくてもパワフル。
エンジンはS型車台も動かせる800ccから1400ccまでの三気筒エンジンが使われる。二気筒エンジンの方がより小さいのだが、いかんせん振動が激しく無難な形に落ち着いた。自然吸気型で低速から太いトルクが出る。砂漠でも使えるようにフィルター類は強力なものが装備され、エンジンクーラーも強いものが選ばれた。ちなみにチェーン駆動である。
部品: 足回り~不釣り合いな足回り
四輪駆動である。タイヤは大きく作られており、不整地性能を高められている。速度性能は追い詰めてないが、これは重量の観点から安全装備が少ないことも関係している。ダンパーは剥き出しでこれまた強力なものが使われている。強力なエンジンとあいまって、クロスカントリー性能は非常に高い。
部品: コビトさん1号とは
SS型車台を流用して作られた小型、軽量の農業機械である。いわゆるトラクターであり、狭い農地や果樹園などで用いられた。一人乗りである。
部品: SS型車台を利用した農業機械
コビトさん1号はSS型車台の小ささや悪路走破性を評価されて作られた。長さは3m、幅は1.6mである。高さはかなりリフトアップしており2m近くあった。ここまで高くしても大きなタイヤのせいで安定感は損なわれていない。最高速度は80kmほどである。
部品: 窓などはない
窓やドアはない。これはすぐ乗り降りして作業するためである。ドアがあると開けっ放しで作業して強風で指を挟んだり、取り外してしまう人が多いのでこのようになっていた。
部品: それでも一応ロールバー
安定感はあるが農地、特に柔らかくてふかふかした土では足をとられて転倒やあぜ道から転落した場合を考えてロールバーを装備している。屋根はないがロールバーに幌をかぶせられはした。
部品: 4ペダル方式
一般的な4ペダル方式である。クラッチ、左ブレーキ、右ブレーキ、アクセルになっている。ちなみに両ブレーキはボタン一つで連動動作した。たまに適当運転していると片ブレーキでスピンするためである。
部品: エンジン強化
1.4リッターエンジンにターボを装着、パワーを強化している。これに伴いチェーン駆動をやめて一般的な軸駆動にあらためていた。これは新たに車台設計するクラスの大改造なのだが、需要はあると踏んだメーカーにより改造が断行された。
部品: 低速から高速までをカバーする副変速機
開発元の宰相府では農業機械の最高速度が指定がやけに高かった。道路渋滞緩和策のためである。トラクターは低速でトルク重視のギアセッティングなので本来高速は苦手なのだが、副変速機で幅広い速度域に対応できるようなっていた。一台でのカバー範囲が広がり、農家では喜ばれた。
部品: 立って運転可能
果樹園などで立って収穫したいという声に合わせて、立ったまま運転もできるように作られていた。この場合では低速しかだせないようになっていた。天井がないのもこのせいである。
部品: 牽引装置
トレーラーというだけあって牽引装置は大変充実していた。自動水平装置とパワーシャフト機能を備える。荷台を安定させる自動水平装置は野菜や果物を満載しても転倒を減らし、往復回数を減らしてオーナーを喜ばせた。またパラーシャフトによってエンジン力を荷台に送り、アタッチメント機会を動かすことが可能である。
部品: 強力なライト
農繁期になると夜間作業も断行しないといけないのが今時のアグリビジネスである。このために強力なライトを装備していた。事故防止のためである。ちなみに上下二つついており、下方向をしっかり照らすことも可能だった。
部品: 変な使い方~まさかの軍用
コビトさん1号は軽砲を引っ張るのに最適ということで陸軍に採用され、陣地変換する際に用いられた。また空軍ではロールバーをなくし、背を低くしたものをウェポンローダー機として使った。整備でも使われるほか少数が工兵作業用に工兵隊に採用された。実用性の高い、意外に便利な機材だった。
部品: 荷台
荷台は3、4種類存在し、さらには運転席から荷台に送るためのベルトコンベアを装備した型もあった。このサイズの小型トラクターでは荷台が一番使用用途が多い。
部品: 種まき機
自動種まきが可能である。ちなみに穴を掘って種を置いて土をかぶせるまでをやる。相性のいい複数種の野菜の種を隣り合った場所に同時に植える機能もついていた。農薬減らすのに重要である。
部品: 耕耘機
畑を耕すのに使うアタッチメントである。ちなみに畝まで自動で作る機能もついている。家庭菜園に毛の生えたような場所でも使うことができた。
部品: 肥料、薬剤散布機
ある程度育つとラジコン機などでやるしかなくなるが、一番重要な初期段階で風に関係なくまんべんなく使用するために肥料、薬剤散布機はあった。
部品: アキラとは
宰相府で多用される民間用自動車である。全部品を3Dプリンター出力で作成できる珍しい車で宰相府ではライセンス切れしている事から大量にハンドメイドされて作られていた。
部品: オンボロス自動車の倒産
エアバイクに負けて元々の製造会社であるオンボロス自動車が倒産すると、同社の主力であったピックアップトラックのアキラはサポートを受けられなくなった。このため同社が図面を公表し自力であとはやってくれとなったのがアキラの始まりである。
部品: 生産されまくり
宰相府ではアキラは設計料がかからない最も安い自動車になったことから町工場が大量のコピー品やカスタムパーツを作り、一大市場が成立した。かなり無茶な改造品もあり人気を博した。
部品: しかし、怒られた
しかし、アキラは環境性能が良くなく、普及が進むにつれて宰相府の環境まで悪化して宰相の怒りを買い、走ってるものを見つけたら罰金もしくは機体没収になった。無人機が無慈悲に取り立てるので一時期の人気は衰えたが、さすが宰相府の自由民はめげない。あの手この手で回避法を編み出してついには環境性能でクリアするまでになった。なお、この方式は宰相府の財政をかなり豊かにした上結果もよかったので以後たびたび使われることになった。
部品: 現在のアキラ
電気自動車、もしくはクリーンディーゼルになって排気の方が外の空気より綺麗となる車になっている。パワーと信頼性にあふれる宰相府の自由民の頼れる相棒である。
部品: 速度性能
時速120キロメートル出すことができるとされていたがスピードメーターは180キロメートルまで書いてあった。見栄である。
部品: エンジン出力
クリーンディーゼルエンジン搭載で6気筒4リッター180馬力を出す。ちなみにかいぞうでターボをつけて馬力をあげている物がほとんどである。馬力がつくと速度や貨物輸送量が増えた。
部品: エンジンサイズの割に
エンジンサイズの割に馬力は低めだった。これはいいこともあって信頼性が高く、故障率が低かった。整備性もよい。出力を無理してない上に部品が大きめなのでこうなった。
部品: サイズ
全長5メートル、全幅は2メートルである。旋回半径は5.6メートルであった。大柄で狭い国では運用できない。逆にいえばかなり積めた。悪路にも強くなる。
部品: 乗員
運転席と助手席で二名である。ただ、荷台に六人くらいは簡単に乗る。その気なら八人乗る。ちなみに座席などはないので国によっては違法である。
部品: 右ハンドル
宰相府は右ハンドルなので右が運転席、左が助手席である。交代しながら乗ることで長距離運転を可能にしている。
部品: 貨物輸送量
貨物を二トンまで簡単に運べた。宰相府では無理を重ねて四トン運ぶときもある。貧乏性なのもあるのだが、道が混雑してるので何度も往復したくないのだった。
部品: 大きな燃料タンク
宰相府は燃料補給所がなかなかないので大きな燃料タンクのほか予備タンクまでもっており、さらにジェリカンまで装備していた。なんと300リットルも積める。
部品: 燃費
燃費は余りよくなかった。二トンの荷物を積んでリッター10キロメートルである。軽貨だともっと燃費は良くなる。15キロメートルまでは頑張れば出せる。荷物多いと下がる。
部品: 予備タイヤ
故障に備えて予備タイヤを一本運転席後ろに積んでいた。ちなみに予備専用の細い物ではなくフルサイズである。パンク修理キットも積んでる。
部品: 工具入れ
修理道具は当然のように運転席後ろに積んであった。修理資材まで一部積んでいる。砂漠で事故ると危険なためである。
部品: マップポケット
懐中電灯と地図、方位磁石が積んである。ちなみにナビシステムなどはない。宰相府では自分で修理できない物は人気がないのだった。
部品: 改造しやすい
アキラは単純簡単なために改造しやすい特徴があった。整備士さえいれば、霊柩車やマイクロバス、ステーションワゴンにも改造できた。軍用にも改造できるがこの場合、しっかりした補給が必要である。武器がないと詰めないのは当たり前の話。
部品: ピックアップトラックとは
ボンネット型トラックで貨物と乗客両方を輸送できる車を言う。ボンネット型は鼻が長くなる弱点はあるが整備がしやすくエンジン換装などもやりやすかった。
部品: そもそもボンネット型とは
エンジンの後方に運転席があるものをボンネット式という。ちなみにエンジンの上に運転席があるのがキャブオーバー型である。ボンネット型は背が低くなり着座姿勢もゆったりできて何より尻が熱くない。代わりに同じ全長では積載効率が下がる。
部品: クリーンディーゼルとは
環境性能を考慮したディーゼルエンジンのこと。燃料指定などがある上に高価なのだが環境負荷が小さいのでとくに民生用に設定される。
部品: ディーゼルエンジンとは
圧縮着火機関のこと。スパープラグなどの火花を起こす電気着火方式よりも歴史は古く、それでいて現在もなお広く使われている。
部品: 燃料選ばず
ディーゼルエンジンは可燃性液体であれば燃料を選ばない強みがある。陸軍ではこの点が強く意識されて採用されるケースが多い。
部品: しかし高い
ディーゼルエンジンは同じ出力のガソリンエンジンと比較して大きく重くなる。これは燃料を選ばない分前処理などに手間暇がかかるためである。
部品: ガソリンエンジンと比較して
ガソリンエンジンと比較してディーゼルは気筒当たりの出力は小さいが、サイズを大きくできるメリットがあり、一定より大きなエンジンだとディーゼルエンジンだけになる。
部品: 出力はおよそサイズに比例する
ディーゼルエンジンはおよそサイズに比例して出力が大きくなる。艦船用は大きく、自動車用は小さい。適切なサイズで作られるというわけだ。
部品: ラダーフレーム
梯型のフレームで、丈夫な車にだいたい採用される。重量効率は良くなく、重い。が、丈夫。とにかく丈夫で悪路やとんでもない積み荷を運ぶには向いていた。また寿命も長い。
部品: 上物架装
ラダーフレームは構造上ボディと別に切り離されていた。逆にいえば上物は自由にできるわけでこのため自由度の高い方式だった。カスタマイズしやすいのである。
部品: リジットサスペンション
独立懸架と異なり車軸が左右連動しているサスペンションの方式である。単純できわめて丈夫なのだが乗り心地は良くない。
部品: 悪路にも大重量にも
リジットサスペンションは悪路に強く、機構が簡単なので故障が少なく、さらに大重量にも堪え、整備が簡単だった。寿命も長い。乗り心地さえ無視すれば、メリットが大きい形式だった。
部品: 大型タイヤ
大型タイヤを装備しており悪路に強くなっていた。扁平率は低く、乗り心地は若干改善されている。背が高くなるので渡河でも優秀である。
部品: 荷台
大きな荷台があり、ここに貨物を載せることができる。ちなみに固定式でダンプ機能はない。構造が単純なために丈夫で故障が無く、大重量にも堪えることができた。
部品: 運転席
二人乗り運転席である。リクライニングはあまりできない。シートベルトは強力。そう、良く揺れるためである。長時間運転の場合にもシートベルトは役立つ。良く揺れる車では疲労軽減効果がある。
部品: 排気口
ピックアップトラックでは後方に排気口があると荷物の出し入れで熱い思いをしたりするので左右に排気口を移設してある。排気口は延長できる前提で作られており、悪路や渡河では上方向に伸ばすようになっていた。
部品: ライト、ミラー、ナンバープレート
法規制に必要なライトとミラー、ナンバープレートを装備していた。というか、ないと公道が走れないのである。
インポート用定義データ
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"description": "乾燥の際、木材に細かい切込みを入れるインサイジング加工を行い、薬品を浸透させるための加圧処理を行う。主な処理は建築材向けの防腐・防蟻加工、質の悪い木向けの穴を塞ぐ処理や防虫処理、また、燃えにくい木にするための防火加工である。処理に薬品を使う関係上、工場内でも特に安全面・健康面に配慮して隔離された場所を当てられた。",
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{
"title": "住宅ユニットの製作",
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"description": "薬剤処理と十分な乾燥を終えた木材は車両の荷台に積み込まれ、加工する分をすぐ隣の住宅用加工場へと運ばれる。こちらでは乾燥させた木材を使って組立用の接合部分への加工、柱やパネルの作成を行う。端材を接着し、プレスして作る低価格帯向けの部品もこちらで作成する。",
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{
"title": "複数のラインを人力で",
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"description": "上記の工程を行うラインが複数引かれ、複数の人間によるチェック・行程作業が行われている。人の目では難しい数値の計測などは機械を使っているが、全部オートメーションにすると人間が雇えなくなる為、機械の扱いを覚えた人々の手で作業を行っている。",
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{
"title": "一点ものの製作",
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"description": "大まかなライン以外、小さかったり形状がややこしい部品は3Dプリンターで出力したりもする。一点ものというか、エコクーラー用の漏斗部品等、ラインを通さないパーツを造る際は大活躍するのだった。",
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"title": "機械乾燥場",
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"title": "天候に左右されない電気式乾燥",
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"description": "西国の気候は、湿度が極端に少なく風が強いので自然乾燥という手もある。しかし、温度によっては乾燥しすぎたり下手をすれば自然発火しかねない。そういう事態を防ぎ、一定の安定した乾燥度合いにするため、機械による温風乾燥が行われている。",
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"title": "乾燥場の広さ",
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"description": "大量の材木やパネルを入れる他、空気の流れを作る必要があるのと、運搬用の通路スペースも必要なため体育館程の広さがある。壁から電熱方式で温風を送り、木材を乾燥させてから今度は乾燥しすぎないよう温度湿度を保った保管庫に置く。",
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"title": "様々なセンサーで、数値をモニター",
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"description": "乾燥場や保管庫内の温度・湿度や稼働状況は多数のカメラやセンサー、人の目でモニターされている。どちらかが異常を検知した場合、すぐさま担当部署への連絡、および度合いによって緊急措置が取られる。",
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"title": "3Dプリンター",
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"title": "3Dプリンターとは",
"description": "物作りの大発明の一つ。粒子や紐状の材料を入れて積層させて形を作っていく。昔は強度面の不安があったが今はそういうこともなく、物作りの主力になりつつある。",
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"title": "かつては樹脂、今は金属",
"description": "3Dプリンターの多くはかつて樹脂であり、自ずと用途が限られていたが金属3Dプリンターが発明されるとさらに使い道が広がり、物作りの現場が変わっていった。",
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"title": "今ではエンジンすらプリント可能に",
"description": "今では航空機エンジンの80%以上を3Dプリンターで生産することが出来るようになった。超高熱にさらされる部分や、耐久性を特に必要とする部分以外は3Dプリンターでまかなえる。",
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"title": "3Dプリンターのメリット",
"description": "削り出し加工や金型加工と比較して3Dプリンターによる加工はより精細で複雑な加工が可能である。複雑な加工品はそのまま小型化や堅牢化を意味する。",
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"title": "保守部品のプリント",
"description": "製造、保存が大変な保守部品も3Dプリンターであればデータだけの保持で必要な時必要なものを作って交換できる。これによるコストダウンは膨大である。",
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"title": "3Dプリンターの問題と解決",
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"description": "3Dプリンターは積層で物を作るためにどうしても平滑にはならない。また精度が極端に良いわけでもない。これらに加えて硬度の問題もある。これらの問題をクリアするために別の工作機械が必要だった。",
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"title": "切削加工機械とは",
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"description": "切削工具類を用いて素材を切ったり削ったり穴をあけたりする加工である。ちなみに変形させたりすると別の加工になる。",
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"title": "自動加工",
"description": "量産することを考えると、当然このあたりは自動加工の領域である。自動無人工場に納入もされている。技術者はプログラミングして運用する。",
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"title": "マシニングセンタ",
"description": "現代日本で言うマシニングセンタみたいなものはニューワールドでも使われている。五軸制御方式が基本で他の形式はあまり見られない。",
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"title": "五軸制御とは",
"description": "工作機械が縦、横、高さに対応してさらに工作テーブルが右に左に奥に手前に回すことができ、これらを同時にやることで複雑な作業をやることができることをいう。",
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"title": "単純なら単純な機械を",
"description": "工作が複雑ならマシニングセンタみたいなものは使わない方が量産効率がいい。逆に言えば複雑な機械では複雑な機械を使うべきである。汎用工場はこの辺なんでもマシニングセンタでやってしまう傾向がある。(生産数が率として低い)",
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"title": "浮かべれば強い",
"description": "工作テーブルではなく浮かせて加工できればそれが一番精度を高くできる。宇宙では実際そのようにして生産を行っている。ただ、この方式では重量物はやりずらいのでなんでも浮かべればいいというものでもない。",
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"title": "工場内のその他設備",
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"title": "3つの主な出入り口",
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"description": "従業員出入口と資材の搬入・搬出用で二つの車両出入口があり、出入りの際に、出入りする人・物・犬・猫・車両等の危険物(あるいは危険物になる材料の持込み)チェックが行われる。狭い工場内でのテロを防ぐため、これらは厳重に行われた。\nここ以外は監視カメラ付きの金網で覆われており、出入りする事は出来ない。",
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{
"title": "広めの駐車場",
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"description": "住宅ユニットの積み込み・運搬を行う関係上、こちらもそれなりの広さがあった。壊れやすかったり小さいものは手作業での積み込み、それ以外の大きなものは運搬車で積み込む。この辺の作業も研修で向き・不向きをある程度確かめていた。",
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"title": "警備防犯部",
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"description": "有事(警備・見回り・侵入・事故・破壊工作・火事・避難誘導等)に対応する部署。人や犬士・猫士と無人機の双方が詰めており、見回り等ではバディを組んで動く。生物の目とカメラの双方で調査、警備を基本とした部。",
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{
"title": "多目的講義室",
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"description": "作業に必要な知識の講義を受ける部屋。人間なら50名から100名程入る部屋が5つほどあり、ローテーションで講義を受けることが出来る。申請を出すことでレクリエーションにも使われたりする。椅子や机は各自で片づける事。",
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"title": "衛生・整備部",
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"description": "掃除・清掃の担当。工場の機械整備も便宜上こちらに属する。ライン停止時や、人が少ない時に施設内外の清掃を行っている他、設備の故障にも対応している。その性質上、機械に詳しい者が担当になることが多い。また、責任も重大なため身元チェックが特に厳しいところ。",
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"title": "トイレや洗浄施設は複数",
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"description": "働く人数が多い為、どうしても個数が多くなる。各施設ごとに必要と思われる数は揃えているが、長時間の占拠は控えてね。",
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"title": "安さと量が自慢の食堂",
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"description": "味はそこそこ。人間用だけでなく犬用・猫用・無人機用のメニューにも対応しているというのが自慢。お皿の数と注文から料理が出てくるまでの速度も凄い。",
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{
"title": "仮眠室",
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"description": "夜勤明けの人が寝不足でそのまま車に乗ったりしないように作られた部屋。申請すれば休憩時間中でも使用は可能。始業前にベッドから目覚ましが鳴って起こされる仕様。\nなお、連日の泊まり込みは基本禁止。",
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{
"title": "医療部",
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"description": "清潔なベッドと常駐の医師がいる部署。緊急用の隔離室や薬剤が常備されている他、医療部での対応を超える重傷患者の場合は即病院への輸送が行えるようヘリポートが用意されている。",
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"title": "監視カメラ(宰相府)",
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"title": "監視カメラ(宰相府)とは",
"description": "宰相府で広く使われている民生用監視カメラのこと。治安維持のかなめとしてPLとしての伯牙に要望されて開発された。他国より強力である。",
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"title": "監視カメラの機能",
"description": "宰相府において監視カメラは大量に設置されている。統一規格はなく、ばらばらである。ちなみに民間にも大量に出回っている。これは家が貧弱すぎてすぐ空き巣に入られる宰相府民が自衛のために大量設置したものである。",
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"title": "監視カメラ無効に対する対策",
"description": "しかし、空き巣も優秀であった。カメラを無力化するスプレーを開発したり停電させたりとあの手この手でやってくる。それに対応して監視カメラは巧妙に隠され独自電源で動き、ネットワーク化したり、逆にスタンドアロンで動いたり、別規格で動かしたりとあの手この手で対応した。",
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"title": "結果、複雑すぎて誰にも分からない監視網が出来た",
"description": "結果、空き巣やるにはコストが高くなりすぎた。監視カメラの数は宰相府の政府では把握できず、およそ30億あるのではといわれている。一部に対応しても一部には対応できないという状況で、それでいて政府の管理下にないという状況になっている。",
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"title": "警察は都合がいい時にデータを提供してもらった",
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"title": "プライバシーが叫ばれる",
"description": "自由民はプライバシーの概念が薄いせいで監視カメラには割と無頓着だったが、気になると言って騒ぐ人も当然いた。彼らはプライバシーを得るための活動をしているが、国民の理解は残念ながらあまり得られてない。瞑想所へ行けと言われるのがオチであった。",
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"title": "小型トラクター”コビトさん1号”",
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"title": "SS型車台",
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"title": "SS型車台とは",
"description": "宰相府が開発したもっとも小型の地上用車台。積載重量200kgクラスから500kgまでをカバーする。四輪車用でサイズはかなり小さく押さえられる一方、エンジンやタイヤサイズは不釣り合いに大きく作られていた。これはクロスカントリー能力を高めるためである。",
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"title": "構造と特徴",
"description": "SS型車台はホビー用のクロスカントリー車、すなわちバギーから発展しており、軽量小型なことに特徴がある。鋼管を組み合わせたフレームであり、最小サイズで1mほど、一番大きくても3m以下の大きさになっている。軽量さはそのまま輸送性のよさと出力重量比の改善を意味し、これらは特殊環境での取り回しを良くしていた。",
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"title": "用途・特殊作戦~変なところで使います。",
"description": "SS型車台は乗用車として見てもサイズが小さすぎる車台である。装甲どころか屋根もあるかどうか怪しいもので、用途は特殊なものに限定されがちだった。数が少ないためコストは高めである。",
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"title": "エンジン~小さくてもパワフル。",
"description": "エンジンはS型車台も動かせる800ccから1400ccまでの三気筒エンジンが使われる。二気筒エンジンの方がより小さいのだが、いかんせん振動が激しく無難な形に落ち着いた。自然吸気型で低速から太いトルクが出る。砂漠でも使えるようにフィルター類は強力なものが装備され、エンジンクーラーも強いものが選ばれた。ちなみにチェーン駆動である。",
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{
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"title": "足回り~不釣り合いな足回り",
"description": "四輪駆動である。タイヤは大きく作られており、不整地性能を高められている。速度性能は追い詰めてないが、これは重量の観点から安全装備が少ないことも関係している。ダンパーは剥き出しでこれまた強力なものが使われている。強力なエンジンとあいまって、クロスカントリー性能は非常に高い。",
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"title": "コビトさん1号とは",
"description": "SS型車台を流用して作られた小型、軽量の農業機械である。いわゆるトラクターであり、狭い農地や果樹園などで用いられた。一人乗りである。",
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"title": "SS型車台を利用した農業機械",
"description": "コビトさん1号はSS型車台の小ささや悪路走破性を評価されて作られた。長さは3m、幅は1.6mである。高さはかなりリフトアップしており2m近くあった。ここまで高くしても大きなタイヤのせいで安定感は損なわれていない。最高速度は80kmほどである。",
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"description": "窓やドアはない。これはすぐ乗り降りして作業するためである。ドアがあると開けっ放しで作業して強風で指を挟んだり、取り外してしまう人が多いのでこのようになっていた。",
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"title": "それでも一応ロールバー",
"description": "安定感はあるが農地、特に柔らかくてふかふかした土では足をとられて転倒やあぜ道から転落した場合を考えてロールバーを装備している。屋根はないがロールバーに幌をかぶせられはした。",
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"title": "4ペダル方式",
"description": "一般的な4ペダル方式である。クラッチ、左ブレーキ、右ブレーキ、アクセルになっている。ちなみに両ブレーキはボタン一つで連動動作した。たまに適当運転していると片ブレーキでスピンするためである。",
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"title": "エンジン強化",
"description": "1.4リッターエンジンにターボを装着、パワーを強化している。これに伴いチェーン駆動をやめて一般的な軸駆動にあらためていた。これは新たに車台設計するクラスの大改造なのだが、需要はあると踏んだメーカーにより改造が断行された。",
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"title": "低速から高速までをカバーする副変速機",
"description": "開発元の宰相府では農業機械の最高速度が指定がやけに高かった。道路渋滞緩和策のためである。トラクターは低速でトルク重視のギアセッティングなので本来高速は苦手なのだが、副変速機で幅広い速度域に対応できるようなっていた。一台でのカバー範囲が広がり、農家では喜ばれた。",
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"title": "立って運転可能",
"description": "果樹園などで立って収穫したいという声に合わせて、立ったまま運転もできるように作られていた。この場合では低速しかだせないようになっていた。天井がないのもこのせいである。",
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"title": "牽引装置",
"description": "トレーラーというだけあって牽引装置は大変充実していた。自動水平装置とパワーシャフト機能を備える。荷台を安定させる自動水平装置は野菜や果物を満載しても転倒を減らし、往復回数を減らしてオーナーを喜ばせた。またパラーシャフトによってエンジン力を荷台に送り、アタッチメント機会を動かすことが可能である。",
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"description": "農繁期になると夜間作業も断行しないといけないのが今時のアグリビジネスである。このために強力なライトを装備していた。事故防止のためである。ちなみに上下二つついており、下方向をしっかり照らすことも可能だった。",
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"description": "コビトさん1号は軽砲を引っ張るのに最適ということで陸軍に採用され、陣地変換する際に用いられた。また空軍ではロールバーをなくし、背を低くしたものをウェポンローダー機として使った。整備でも使われるほか少数が工兵作業用に工兵隊に採用された。実用性の高い、意外に便利な機材だった。",
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"description": "自動種まきが可能である。ちなみに穴を掘って種を置いて土をかぶせるまでをやる。相性のいい複数種の野菜の種を隣り合った場所に同時に植える機能もついていた。農薬減らすのに重要である。",
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"description": "エアバイクに負けて元々の製造会社であるオンボロス自動車が倒産すると、同社の主力であったピックアップトラックのアキラはサポートを受けられなくなった。このため同社が図面を公表し自力であとはやってくれとなったのがアキラの始まりである。",
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"description": "燃費は余りよくなかった。二トンの荷物を積んでリッター10キロメートルである。軽貨だともっと燃費は良くなる。15キロメートルまでは頑張れば出せる。荷物多いと下がる。",
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"description": "故障に備えて予備タイヤを一本運転席後ろに積んでいた。ちなみに予備専用の細い物ではなくフルサイズである。パンク修理キットも積んでる。",
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"description": "修理道具は当然のように運転席後ろに積んであった。修理資材まで一部積んでいる。砂漠で事故ると危険なためである。",
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"description": "アキラは単純簡単なために改造しやすい特徴があった。整備士さえいれば、霊柩車やマイクロバス、ステーションワゴンにも改造できた。軍用にも改造できるがこの場合、しっかりした補給が必要である。武器がないと詰めないのは当たり前の話。",
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"title": "ピックアップトラックとは",
"description": "ボンネット型トラックで貨物と乗客両方を輸送できる車を言う。ボンネット型は鼻が長くなる弱点はあるが整備がしやすくエンジン換装などもやりやすかった。",
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"title": "そもそもボンネット型とは",
"description": "エンジンの後方に運転席があるものをボンネット式という。ちなみにエンジンの上に運転席があるのがキャブオーバー型である。ボンネット型は背が低くなり着座姿勢もゆったりできて何より尻が熱くない。代わりに同じ全長では積載効率が下がる。",
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"title": "ラダーフレーム",
"description": "梯型のフレームで、丈夫な車にだいたい採用される。重量効率は良くなく、重い。が、丈夫。とにかく丈夫で悪路やとんでもない積み荷を運ぶには向いていた。また寿命も長い。",
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"title": "荷台",
"description": "大きな荷台があり、ここに貨物を載せることができる。ちなみに固定式でダンプ機能はない。構造が単純なために丈夫で故障が無く、大重量にも堪えることができた。",
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"title": "排気口",
"description": "ピックアップトラックでは後方に排気口があると荷物の出し入れで熱い思いをしたりするので左右に排気口を移設してある。排気口は延長できる前提で作られており、悪路や渡河では上方向に伸ばすようになっていた。",
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"title": "ライト、ミラー、ナンバープレート",
"description": "法規制に必要なライトとミラー、ナンバープレートを装備していた。というか、ないと公道が走れないのである。",
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最終更新:2018年07月13日 16:50