2016年6月11日、これまで長らく独裁者であり続けた
リーダーが
突如としてさもりの民主化を宣言し、
ギルマスの座を
主婦の友サモリ(この時のユーザー名は「あの夏の
さもり」)に明け渡した。
リーダー曰く「私、普通のさもりに戻ります!」とのことである。
この決断に至った経緯は、リーダーの次のような発言からある程度見て取れるだろう。
「全さもりが幸福に暮らせる国を創りあげるため、私は前進し続けてきたのだ…しかし、後を振り返ってみると、そこにあったのは夥しいさもりの屍の山々であった。どこで私は間違えてしまったのか…否、出発点に間違いはなかったはずである。私は自分に鞭打って、革命を前進させるしかなかった。」
「権力に溺れきる前に私は自らの首をはねようぞ!」
「さらば理想郷!死してなお、勝利の栄光に輝かんことを!さもり帝国万歳!!万歳!!万歳!!」
さもりの民主化に伴い、先代の独裁者さも☆りんの悪政が是正され、
我々の国ではいくつかの重大な改革が実施された。
以下にその内容を列挙する。
- 国に住む全てのさもり型生物への基本的権利の付与、保障
- 全ての出版物への検閲を撤廃
- さもり内務省及び、その管轄機関の解体(秘密警察など)
- さもり帝国真理省の解体
- 全元首の肖像画撤廃
- 言論・思想の自由を保障
- 元首の独占的統治権を撤廃
- 民主主義青年団の創設
- 嗚呼民主的生活パンフレットの配布
- 地上波民主放送局設立
- 民主国元首、民主主義の父である元首の肖像画配布
- 民主主義防衛隊を各市町村へ設置
- 民主主義不敬禁止法の公布
大さもり帝国改めさもり民主国の新たな元首となった主婦さもは、
就任後最初の仕事として、次のような宣言を公布した。
さもり民主国はすべてのさもりのためにあり、
かつすべての非さもりにおいても法のもとに平等で公正な権利および義務を与えることを保証する。
第8代さもり元首.あの夏のさもり
2016.6.11記
これにより、これまで帝国において日の目を見ることのなかった
オークワードと
マルシルにも基本的
オ権が保障され、
マルシルはサブマスに昇格することとなった。
オークワードは5月末に反乱を起こしたためこの時は不在であったため、
先代リーダーから
「オークが消えてから、オークワードの存在が公的に認められ、基本的オ権が保障されるという喜劇」
と皮肉られることになった。
これに対し、新たな元首主婦さもは、
「オであれオークであれ、『法のもとに平等な』権利が認められるのはさもりの新たなコンセンサス」
と発言している。
ところで、体制転換直後のさもり民主国では
国家を動かすのはさもりのみである、とするさもり原理主義者が不穏な動きを見せており、
実際、過激派の筆頭である
残さもは
「なんでマルシルがサブマスなん?」
と発言している。
このような動きについて、新元首と先代は対談にて、
先代「さもり原理主義派の動きに注意したまえ…全ての民が変化に適応できるわけではないのだ…」
主婦「それはひしひしと感じていますよ。しかし時が来ればわかってくれるはずです。いえ、わかってくれるような『その時』が遠からず来るでしょう。」
先代「独裁の時代は終わり、我々の祖国には春がやってきた。偏狭な価値観を捨て、広い世界に旅立つ時である。」
主婦「そう、いま吹きはじめた春風は独裁者のためのものではありません。この春はすべてのさもりのための、善の暖かい陽光をもたらすべきなのです。」
といったやり取りを残している。
しかし、先代の独裁者さも☆りんはこの対談から数日後、
- オークワードに対する罪
- 平和に対する罪
- 民主主義に対する罪
といった3つの罪に問われA級戦犯となり、
クロスト地方へと連行され、監獄都市に収容されることとなった。
最終更新:2016年10月19日 18:06