見上げれば
 透き通る青空
 吐く息は
 すでに白い

 ここの冬空は
 故郷の空とは違う
 雲ひとつなく澄み渡る
 色は少し
 薄いけれど

 家の周りの木々たちは
 冬支度を始めている
 ひらひらと舞い落ちる
 色づいた葉っぱたち

 「寒い」と愚痴をこぼす私に
 友人たちはこういって慰める
 「今年までだから」
 私は微笑んでうなづく

 きっとこの寒さも今年まで

 冬眠したくなるけれど
 最後の冬を頑張ろう
 もうあと四ヶ月で
 終わってしまうものならば

 少しくらい
 無理してでも
 頑張らなきゃ、ね




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最終更新:2006年11月22日 23:31