五行歌　1

＜春の日＞

　あふれる光の中
　こちらに歩いてくる
　君の幻を見る
　もうはるかに
　遠い記憶

＜眠り＞

　くらげのように
　ゆらゆらと
　眠りに誘われ
　いまどこにいるか
　わからないほど

　＜視線＞

　風が吹いて
　君の髪を
　さらさらと揺らした
　まっすぐな瞳（め）の向こう
　何が映っているのだろう

　＜花占い＞

　恋なのか
　そうじゃないのか
　わからない
　花占いでも
　してみようか

　＜あたりまえ＞

　ぐるぐる回る
　思考の外
　人の気持ちなんて
　どうにもならない
　そんなもの

　＜いいわけ＞

　さらさらと雨が降る
　窓の外には灰色の雲たち
　たまにはいいね
　だらだらする
　言い訳になるからね

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小説に短歌に五行歌、文才豊かですね＾＾ -- びゃっこ (2009-03-21 17:05:01)
コメントの途中で、投稿になってしまったので書き直しです＾＾；本当に文才豊かで羨ましいです。家内の影響で五行歌やってみようかと、思いますが、何しろ基礎となる素養がゼロ。将棋で言えば、定跡全く知らずの状態です。まず、少しづつ素養を蓄えて、そのうちいい作品を作りたいと思ってます。今は五行歌を書く人の全てに圧倒されてるような状態です。頑張ってみよう！！ -- びゃっこ (2009-03-21 17:09:12)