仰げば高く
 光る蒼弓
 宇宙(そら)より降り注ぐ
 柔らかな光

 太陽に愛されし島より
 列島に渡りし娘は
 見慣れぬ「秋」に
 目を見張る

 常緑樹の葉の緑と
 空の碧
 舞い落ちる葉の茶と
 天(そら)の青
 結実した実の朱と
 宇宙(そら)の蒼

 そのコントラストを
 娘は「秋」だと思う

 道を歩く人々は
 久方ぶりの日差しを
 喜んでいるように見える
 猫たちも
 のんびりと日向ぼっこを
 楽しんでいる

 娘はその横を
 風になって駆け抜ける
 自転車にまたがって
 日差しの暖かさと
 風の冷たさを感じながら



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 mixiでマイミクとして交流してくださっているYukiさんがこの詩に写真をつけてくださいました。よかったら見てみてください。とても素敵なんですよ。

最終更新:2006年07月24日 01:20