午後からずっと
降り続く雨が
私を少しずつ閉じ込めて
真夜中
私の心は落ち着かない

時折こんなふうに
私は私自身をもてあます
そんな時に限って
電話をかければ機械が無情にこう告げる
「お留守番サービスに接続します」
私がつないで欲しいのはあなたなのに

いつの間にか距離になれた
いずれいつの間にか
メールが来ないことも
電話がつながらないことにも
慣れるのかもしれない

あいまいな関係を
切り捨てる勇気が持てずに
ただひたすらにあなたを求める
でもあなたは私を求める必要はない
振りむけば私はいつもそこにいて
あなたの伸ばす手を振り払うことはないから
あなたが手を伸ばす前に
私は喜んであなたの手を取るから

誰かが有無を言わさず
私をさらってくれたとしても
私はあなたを想うのを
きっと止めることができない

恋は常に不条理
シーソーは片方に傾いたまま

せめて夢の中では
私を求めるあなたに会えますように

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最終更新:2006年09月18日 17:53