29-275「キョンが塾のテキストを持っていない理由」

「キョンが塾のテキストを持ってない理由」

その1
「君はまた塾にテキストを忘れたね」
「あ、しまった」
「もしかして、予習や復習をやったことないとか?」
「恥ずかしながら、そうだな」ポリポリ
「それじゃ、いつまでたっても僕に追いつけないよ」
佐々木に追いつくことが果たしてあるのかが疑問だが…

「お前は今夜帰ってから予習、復習するのか?」
「当然するよ」
「そうか」
やっぱり必要なんだな。予習、復習は。そうだ

「なあ、佐々木。今夜泊めてくれないか?」
「え?」
突然の申し出に佐々木はびっくりしていたみたいだった。

「そんな、急に言われてもいろいろと準備が…それに、誤解されたりしたら…」ドキドキ
「俺とお前の仲だ。誤解なんかする奴はいないぞ。今夜一緒に予習と復習をしよう」

向こうの父親は、はじめ不倶戴天の敵を見るように俺を見ていたが、何晩も泊る内にだんだん打ち解けてきた。
こうして俺にとって、佐々木の家が第二の実家になったのである。
別にやらしいことはしてないぞ。



その2
「佐々木、俺のテキストもお前のカバンに入れといてくれ。どうせ一人では勉強しないし」
「僕に運ばせるのかい?」
「代わりにお前のカバンを持ってやる。よいしょ、意外と重いな」



その3
「妹よ、塾のテキストどこにやった?早く出しなさい」
「やだー。キョンくんの行ってるのはー、塾じゃなくて佐々木ちゃんとのデートだよー。あたしも一緒じゃないと嫌ー」
やれやれ、また佐々木にテキスト見せてもらうか。

塾にて
(キョンの奴またテキスト忘れたという口実で佐々木と密着しているぜ)
(バレバレなんだよ。佐々木は気付いていないふりをしているけど)
(そんなことより、今日もまたさり気なく肘をおっぱいに当て続けているぞ。
小ぶりだけど柔らかそうなおっぱい…いいなー、じゃなくてなんていやらしい奴だキョンは)

(終わり)

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最終更新:2008年02月16日 10:34
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