37-944「変な男・変な女」

「佐々木。ほら、お前の好きなチョコ買ってきたぞ」
「あ!嬉しい。キョン!僕の好物を覚えててくれたんだね?」
「まぁな。塾の帰り道に時々、かってたろ?」
「うん。そうだね」
「ね。キョン。僕の好きなもの他にも覚えてる?」
「もちろん。佐々木の好きな歌手もジュースも覚えてるさ。」
「でも、絶対、わからないものがあるよ」
「ん?なんだよ、当ててやるから言ってみろ」
「どうせ、当てられないよ」
「・・・・いってみろ」
「怒らないでくれよ。じゃ、いうよ?」
「どんとこい」

「僕の好きな男の子のタイプは?」
「ズバリ!!」
「どきっ!!」
「佐々木のお父さん!!」
「ぶーっ!!!もう、許さないぞ!!今日の映画代とお食事代は、キョンの奢りだからね!!」
「あれれ?外したか?おかしいな・・・・」
「はぁ・・・・おかしくないよ。キョン。君の石頭では、絶対にわからないよ!!」
「・・・・・なに、怒ってんだよ」
「ふん!」
「じゃ、どんな男が好きなんだよ」
「い、いいだろ。そんなことどうでも」
「よくない。クイズの答えは、言うべきだ」
「・・・・・・・・・僕の好きなタイプは、超超鈍感な無気力なばかやろうだよ!!」
「はぁ?また、変な男が好きなんだな」
「そう!僕、きっと、どこか変なんだよ」
「ああ・・・でも、俺も人のことは言えんかもな」
「なんで?」
「国木田に言わせれば、俺は、変な女が好きらしい。・・・・・・・」
「え・・・・・」
「お互い、困ったもんだな」
「・・・そうだね。キョン。君ってやつは、本当に困ったやつだ。全く、もう!」(///;)

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最終更新:2009年02月17日 13:11
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