「ここまで来たら、今慌てて勉強するよりも、リラックスして体調を整える方が大事だね。
とにかく今日は早く寝て、充分な睡眠をとること。
また会場入りは、なるべく時間的な余裕をみること。
これは一つには「交通機関が乱れる可能性がある」からだね。
特に最近のJRであれば、朝の通勤時間帯、10分や20分の遅れは
ほぼ毎日と思ってよいからね。
電車一本でゆける人なら大したことはないように思えるけれど、これが乗り継ぎで重なってごらんよ。
あっという間に1時間の遅刻もありうる話なのさ。
もう一つの理由は、人間の知的活動というのは、起床後2時間から3時間は経ないと、
ピークに達しない人が多いという理由がある。
よほど寝覚めの良い人なら大丈夫かもしれないけれど、ぼーっとしたアタマで受験に望むなど、
願いさげだろう?
それと、明日着るもの(暖かさは充分かな?)、防寒用具(マフラーや使い捨てカイロは便利だよ)、
何より、必要な受験票と筆記用具は確実に今日中に用意しておきたまえ。
これも「フツウ忘れるわけないよ」と思いがちだが、緊張したり慌てると、普段しでかさない
ミスをやることは多いからね。特に私立受験が重なる2月中旬になると、
別の学校の受験票を持っていく、というミスは普通にやるから(じ、実体験じゃないよ)。
あとは自分と、自分が今までやってきたことを信じて、全力を出したまえ」
「それとこれはおまけだけれど、何かあったら、すぐに係りの先生か係員に相談したまえ。
必ず親身になって奔走してくれることを約束するよ。
彼らの多くは大学の職員と、応援団員、そして大学院生のアルバイトだ。
勿論不正を見つければ糾弾せざるを得ないが、彼らは君たちが試験している間、
「どういう子たちが自分たちの後輩になるのかな」と思いつつ、やや手持ち無沙汰に
時間を過ごしているのだから、必ず、声を掛ければ親切に対応してくれるよ。
シャープペンシルの調子がおかしいので、エンピツを貸してくれ、程度のことでもね。
朝、駅から大学までの道のりを誘導している人に、「おはようございます!」と
元気に声をかけてみるのも、緊張がとけてよいかもしれないよ。くっくっ」
最終更新:2009年03月14日 23:12