「くっくっ、僕はね、涼宮さん。あなたがもったいぶってデレ期に入らないでいる間にこんなものまで用意させてもらったよ!」
そういって佐々木が取り出したのは婚姻届だった…えっ?婚姻届?ちょっ、何を勝手に!?ご丁寧に俺ん家の印まで押してやがる!
「なっ…なによそんなもの!当事者の合意もない婚姻届なんて無効よ!!今すぐ引き裂いてやるわ!!」
そう叫んでハルヒは佐々木に向かって吹っ飛んでいったのだが、佐々木は恐ろしい反射速度でそれをかわし、ハルヒの後ろに回り込み腕を捻りあげた。
「やめてよね。僕が本気になったら神の自覚のない君が敵う訳無いだろ。」
そういってハルヒに複雑な視線を向ける佐々木に俺は不覚にもこう思ってしまった……俺も、責められたい!
最終更新:2007年09月28日 11:07