「なぁ」
「何か言いたいのかい?キョン」
「毎日毎日机を並べて給食を一緒に食べるの、お前は飽きないのか?」
「僕はいっこうに飽きないよ。キミとの会話は僕の知的好奇心を刺激するからね。
ひょっとしてキョンは僕との会話が楽しくないと言いたいのかい」
「そんな事はないぞ」
「ならいいではないか」
・
・
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「うわっ、ひゃ!」
「ん・・・どうした?お前の好物だったのか。竜田揚げ」
「ひ、ひどいよキョン。僕の了解もなくいきなり奪うなんて、キミがそんな男だと思わなかったよ」
「そうか、済まなかったな」
「わ、分かってくれたならそれでいい。
僕の精神的ショックと栄養価の代償として、キミのポテトサラダを要求する」
・
・
「ほれ、好きなだけもってけ」
「・・・・」
「要らないのか、ポテトサラダ」
「あ~~~~~~~~~ん」
「なななっ!俺に食べさせて欲しいってか!ウチの妹並み発想だな」
「くっくっくっ、キョン。キミは自分の業の深さをわかっていないみたいだね。
一罰百戒の意を込めて君に要求する。キミの手で僕に食べさせてくれたまえ。
あ~~~~~~~~~ん」
・
・
「お前がそんな女だとは思ってなかったぞ」
「それはお互い様じゃないか」
「二人とも相変わらずだね」
「やぁ、国木田君。聞いてくれないか?
キョンは僕から大事な物を強引に奪ったんだよ」
「誤解を招く言い方は止せ」
「ははは・・・・キョン。早く気付いた方がいいよ」
「なんで給食ひとつでこんな言われ方をされないといけないんだ」
「キョン、その牛乳を貰うよ。僕の身体的数値の増大に必要不可欠なんだよ」
「好きにしろ」
最終更新:2007年11月24日 07:37