小説版
小説版は、
ドラマCDを元に加筆を加えた原作
ユダ視点で話が進んでいく
・寡黙なキャラはより寡黙になっている
・アニメ等とは若干、使用されているキャラなどが違うところがある
・現在、古の天界編として第5巻までが発売されている
『セイント・ビースト』小説版
光の天使 ユダ――この話は、彼と彼に関わる天使たちの周囲で巻き起こった、はるか古に起こった出来事……
幾千の昼と夜のうちに生まれ来る光の天使はたったひとりのみ
気が遠くなるような時を重ね、やっとひとりが生まれ来る
神は光の天使を欲し、傍に置きたがる――これは、悠久の頃からの運命なのか
神の抗えぬ宿命なのか……
知る者はいない
かつて、すべてが平等であった天界に、大神ゼウスは3つの階級を制定することを告げる
能力などの差によって、上位・中位・下位の階級を設けると
そうしてできた身分の差に、今度は住む所も与えるものさえも違えるようになった
すべてが平等だったはずのものが、ある時を境に手の届かぬものへと変わる
そんな最中、人間とのハーフの天使兄弟が中位天使たちから苛めを受けていた
人間を嫌う天使は、彼らを天使と認めない
しかも、純粋なる天使である自分たちが中位で、ハーフの二人が上位天使だなんて言語道断だとばかりに苛めるのだ……
3つの階級でさえ、このような現象を生み出すのにも拘らず、今度は“六聖獣”と言う階級を大神ゼウスは生み出そうとしていた
上位天使の更なる上――神官以外に神の背後に侍る事を赦される存在
そして、地上の動物たちを統べる存在として……
今の状態でさえ不平不満や差別が横行しているというのに、それの更なる上のものを定めてより格差を広げようとしている大神に、不審を抱くものがいた
それは、大神が誰よりも傍におきたがっていた、最も強き美しい光の天使
彼のみならず、天界において最も力が強いとされている天使たちの、そのこと如くが少なからず、不安と不審を抱いていた
天界の行く末を案じながら……
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最終更新:2008年11月22日 10:40