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所在 | ニュクス |
本名 | ヴァルド=ルーク |
役職 | 「ニュクス」幹部(ロイヤリスト) |
東洋大陸総監督 | |
極東島国総監督 | |
種族 | 人間 |
年齢 | 31歳 |
所有装具・武具 | ゴーテンダーク? |
詳細
【鎮座する楼閣】の渾名で知られる【ニュクス】〝十三夜想会〟の幹部十席にして、盟主より〝ルーク(城郭)〟のベリティを与えられ、東洋大陸と極東島国の総監督を任されている。
人間でありながら三メートルを超える巨躯の持ち、筋骨逞しい岩山のような男である。
実直にして寡黙、自らの主人と認めたミッドナイトを守ることを自身の矜持としている。
過去の事情により、このような理不尽な世界を創りだした神々を憎んでおり、その度合いはミッドナイト以上とも云われている。
我という一人称で呟くように静かに語る。年齢は三十一歳である。
見た目に反して心優しい人物であり、女性、子供、老人に対しては、例え敵であろうと対立することを避けるきらいがあるようだ。
ただし、神々に対しては、この限りではなく、どのような容姿であっても容赦なく、また相容れることもない。
【ニュクス】の武闘派として、〝ルーク〟の名に相応しき門を守る者である。
実直にして寡黙、自らの主人と認めたミッドナイトを守ることを自身の矜持としている。
過去の事情により、このような理不尽な世界を創りだした神々を憎んでおり、その度合いはミッドナイト以上とも云われている。
我という一人称で呟くように静かに語る。年齢は三十一歳である。
見た目に反して心優しい人物であり、女性、子供、老人に対しては、例え敵であろうと対立することを避けるきらいがあるようだ。
ただし、神々に対しては、この限りではなく、どのような容姿であっても容赦なく、また相容れることもない。
【ニュクス】の武闘派として、〝ルーク〟の名に相応しき門を守る者である。
彼は、ミッドナイトのことを〝盟主殿〟と呼ぶが、礼儀を重んじるヴァルドの場合、幹部全員に対して年齢性別を問わず〝殿〟を付けて呼ぶようにしていることから、これが普通のようである。
ヴァルドは、かつての〝明の終焉〟にて、最後まで神々への抵抗を続けた騎士の末裔である。
四百年を経た後も、没落した貴族に仕え続けた忠臣であり、この家系とヴァルドの存在は、街の人間達にとって希望そのもので在った。
しかし、それを快く思わないガヴァナーが、没落貴族の家へ軍を差し向けたるという事件が起きる。
ヴァルドは自らの主を守るため、家の前にある小高い丘で人間の軍勢三万騎を迎え撃った。
激しい闘争の後、これを打倒するが、後方から強襲を仕掛けた伏兵によって屋敷に火が放たれ、無残にも、主を殺害されてしまう。
その後、唯一残された幼い子供たちを連れ、数日の逃亡劇を演ずるも、追手により発見されてしまった。
時期当主たる子供たちを庇うため、戦場で仁王立ち、盾となるが、弓兵部隊の掃射によって、防ぎきれなかった矢が子供たちの幼い命を奪う。
その際、子供たちの盾となってうけた無数の弓矢傷が、今も彼の巨躯には刻み込まれているのだ。
そうして、慕い続けた者たちの死に涙し、それ以上の怒りを内包したヴァルドは、幼子を殺めた弓兵部隊と追手のすべてを壊滅させる。
活路は開かれた。しかし、彼は逃げない。かつて主人たちが暮らした小さくも温もりに溢れた優しき家へと帰り、そこに在り続けたのだ。
攻めてくる追手は、その悉くを返り討ちにした。
それから一ヶ月、一向に進展を見せない掃討作戦に、事態を重く見た領主たる神は、没落貴族を殺す命を下したガヴァナーに、最後の機会と三千の天使兵を与える。
ヴァルドを完膚なきまでに虐殺する勅命が告げられたのだ。
しかし、尚もヴァルドは逃げることなく、主人の館の前に在った小高い丘にてこれを迎え撃った。
戦いは、四日五晩続くも、ヴァルドはこれを殲滅、ついには、自らの主人を殺すよう命じたガヴァナーをも打ち倒し、復讐を遂げるのだった。
その姿は、まさに満身創痍だったと云うが、しかし、この事件以来、ヴァルドの存在は、亡き主の館を守るため、その巨躯を盾とし、あるいは武器として一歩も退くことなく佇みつづけた所業故、動かぬ巨体にわずかの賞賛を籠めて、領主たる神より【鎮座する楼閣】の渾名が冠されたのだ。
四百年を経た後も、没落した貴族に仕え続けた忠臣であり、この家系とヴァルドの存在は、街の人間達にとって希望そのもので在った。
しかし、それを快く思わないガヴァナーが、没落貴族の家へ軍を差し向けたるという事件が起きる。
ヴァルドは自らの主を守るため、家の前にある小高い丘で人間の軍勢三万騎を迎え撃った。
激しい闘争の後、これを打倒するが、後方から強襲を仕掛けた伏兵によって屋敷に火が放たれ、無残にも、主を殺害されてしまう。
その後、唯一残された幼い子供たちを連れ、数日の逃亡劇を演ずるも、追手により発見されてしまった。
時期当主たる子供たちを庇うため、戦場で仁王立ち、盾となるが、弓兵部隊の掃射によって、防ぎきれなかった矢が子供たちの幼い命を奪う。
その際、子供たちの盾となってうけた無数の弓矢傷が、今も彼の巨躯には刻み込まれているのだ。
そうして、慕い続けた者たちの死に涙し、それ以上の怒りを内包したヴァルドは、幼子を殺めた弓兵部隊と追手のすべてを壊滅させる。
活路は開かれた。しかし、彼は逃げない。かつて主人たちが暮らした小さくも温もりに溢れた優しき家へと帰り、そこに在り続けたのだ。
攻めてくる追手は、その悉くを返り討ちにした。
それから一ヶ月、一向に進展を見せない掃討作戦に、事態を重く見た領主たる神は、没落貴族を殺す命を下したガヴァナーに、最後の機会と三千の天使兵を与える。
ヴァルドを完膚なきまでに虐殺する勅命が告げられたのだ。
しかし、尚もヴァルドは逃げることなく、主人の館の前に在った小高い丘にてこれを迎え撃った。
戦いは、四日五晩続くも、ヴァルドはこれを殲滅、ついには、自らの主人を殺すよう命じたガヴァナーをも打ち倒し、復讐を遂げるのだった。
その姿は、まさに満身創痍だったと云うが、しかし、この事件以来、ヴァルドの存在は、亡き主の館を守るため、その巨躯を盾とし、あるいは武器として一歩も退くことなく佇みつづけた所業故、動かぬ巨体にわずかの賞賛を籠めて、領主たる神より【鎮座する楼閣】の渾名が冠されたのだ。
ヴァルドは、〝フォーンファクター〟として、土と風の二属性を扱うことができるセカンド・エレメントの使い手であり、〝castles in the air(幻想楼閣)〟と呼ばれる特殊な能力を行使する力を有している。
この能力は、自身を有利にするものではないが、自らが主と定めた者を守るとき、その身は絶対的な防御力を纏う土と風のリゾーマタを用いた特異能力である。
彼がこの力に目覚めたのは、皮肉にも二人の幼子が命を散らしたまさにその時であり、彼が主人の館を守り抜き、三千の天使兵とガヴァナーを討ち取れたのも、この能力在ってのことだ。
このとき、ヴァルドにとっての主とは、主人たちと共に過ごした優しい家だったのだろう。故に、〝家〟を守護し続けるという信念を持つ限り、かつてのヴァルドは無敵だったのだ。
この能力は、自身を有利にするものではないが、自らが主と定めた者を守るとき、その身は絶対的な防御力を纏う土と風のリゾーマタを用いた特異能力である。
彼がこの力に目覚めたのは、皮肉にも二人の幼子が命を散らしたまさにその時であり、彼が主人の館を守り抜き、三千の天使兵とガヴァナーを討ち取れたのも、この能力在ってのことだ。
このとき、ヴァルドにとっての主とは、主人たちと共に過ごした優しい家だったのだろう。故に、〝家〟を守護し続けるという信念を持つ限り、かつてのヴァルドは無敵だったのだ。
ガヴァナー殺害、大量殺人(正しく人間殺し)、大量殺人(御使い殺し)などの罪状により、現在、八千万ドラクマの賞金で指名手配を受けている。
人殺しや御使い殺しにしては、高額な賞金であるが、かつて指名手配を行なった領主曰く、自らの配下に加えたいと云わしめたほどの忠義心と力故の評価なのだろう。
人殺しや御使い殺しにしては、高額な賞金であるが、かつて指名手配を行なった領主曰く、自らの配下に加えたいと云わしめたほどの忠義心と力故の評価なのだろう。
現在は、東洋大陸と極東島国の二国監督役という立場を任されている。
特に、東洋方面は、九国内で〝オリエント(東方世界)〟と呼ばれ、一体全体なにが存在する場所なのかも定かではなく、ある種の未開の地と考える者も多い。
その中でも極東は、〝世界の壁〟が存在する東側の終点であるため、尚更情報が少ない土地でもある。
更に、極東の島に存在した人間の国〝葦原中国〟は、すでに神々の占領を受け、人間は一人も住んでいない大地となっており、国名も〝高天原神国〟に改められている。
当然、支部を作ることなど不可能であるため、普段は東洋大陸に駐在しているようだ。
極東を監視するという意味でも、中央支部よりも極東よりに拠点を置き、常に同行を監視している。
そのため、東よりの【晩秋香る紅葉の薊亭】に多くの設備などを運び込み、中央以上に高い技術を結集した支部となってしまった。
また、東洋大陸も以前の極東と同様に、神と人が完全敵対する土地であり、その戦いは、今も激しさを増すばかりだ。
それによって大陸は分断され、人と神が住む土地は明確な区分けがなされている。
また、東洋大陸は、九国で云うところの〝フォーンファクター〟や〝スティグマ〟といった人種が、今も多く生きる土地として、神々を相手取っても五分に近い闘争を繰り広げる九国以上に混沌とした大地でもある。
このような危険極まる場所へヴァルドを送ったのも、ミッドナイトが絶対の信頼を寄せる結果であり、戦士としての感と統率力を信じているからだろう。
確かに、性格的な自制心や思慮から考えても、もっとも適切な人選だったと云える。
もっとも、彼の日常生活までもが殺伐としている訳でもなく、普段は、アルトやアサトの連絡を受けたり、支部の料理を作ったりと中々充実した日々を過ごしているようだ。
特に、東洋方面は、九国内で〝オリエント(東方世界)〟と呼ばれ、一体全体なにが存在する場所なのかも定かではなく、ある種の未開の地と考える者も多い。
その中でも極東は、〝世界の壁〟が存在する東側の終点であるため、尚更情報が少ない土地でもある。
更に、極東の島に存在した人間の国〝葦原中国〟は、すでに神々の占領を受け、人間は一人も住んでいない大地となっており、国名も〝高天原神国〟に改められている。
当然、支部を作ることなど不可能であるため、普段は東洋大陸に駐在しているようだ。
極東を監視するという意味でも、中央支部よりも極東よりに拠点を置き、常に同行を監視している。
そのため、東よりの【晩秋香る紅葉の薊亭】に多くの設備などを運び込み、中央以上に高い技術を結集した支部となってしまった。
また、東洋大陸も以前の極東と同様に、神と人が完全敵対する土地であり、その戦いは、今も激しさを増すばかりだ。
それによって大陸は分断され、人と神が住む土地は明確な区分けがなされている。
また、東洋大陸は、九国で云うところの〝フォーンファクター〟や〝スティグマ〟といった人種が、今も多く生きる土地として、神々を相手取っても五分に近い闘争を繰り広げる九国以上に混沌とした大地でもある。
このような危険極まる場所へヴァルドを送ったのも、ミッドナイトが絶対の信頼を寄せる結果であり、戦士としての感と統率力を信じているからだろう。
確かに、性格的な自制心や思慮から考えても、もっとも適切な人選だったと云える。
もっとも、彼の日常生活までもが殺伐としている訳でもなく、普段は、アルトやアサトの連絡を受けたり、支部の料理を作ったりと中々充実した日々を過ごしているようだ。
枝話だが、極東島国と東洋大陸の名物料理を紹介しよう。
まず、今だ健在として神々に抗い続ける東洋大陸の名物料理は、〝崑崙御膳〟である。
現在も、仙道たちが好んで食する精進料理であり、豆や野菜などで構成され、肉類は一切存在しないヘルシーメニューだ。
しかし、それでいて味は美味しく、仙道の料理だけあって一日を過ごす活力が湧き、冒険者の力を一時的に強化するとまで云われる。個人的には、朝食として食べるのがお勧めだろう。
一方、今は無き極東島国葦原の名物料理は、〝ソウルスシ〟である。
こちらは、東洋大陸へ逃げ延びた葦原人がヴァルドに振舞った料理であり、いまや東洋大陸全土(人間が住む土地に限るが)に広まる料理、寿司を原型としている。
ヴァルドが一口食べて気に入った葦原中国の郷土料理にソウル(魂)を籠めて握ることで完成するため、〝ソウルスシ〟の名が付いたとか。
だが、現地の者たちは、極東の郷土料理と区別して、新規参入の〝ソウルスシ〟のことを〝シースー〟と呼ぶらしく、この呼び方をヴァルドが聴くと憤慨して暴れるという。
まず、今だ健在として神々に抗い続ける東洋大陸の名物料理は、〝崑崙御膳〟である。
現在も、仙道たちが好んで食する精進料理であり、豆や野菜などで構成され、肉類は一切存在しないヘルシーメニューだ。
しかし、それでいて味は美味しく、仙道の料理だけあって一日を過ごす活力が湧き、冒険者の力を一時的に強化するとまで云われる。個人的には、朝食として食べるのがお勧めだろう。
一方、今は無き極東島国葦原の名物料理は、〝ソウルスシ〟である。
こちらは、東洋大陸へ逃げ延びた葦原人がヴァルドに振舞った料理であり、いまや東洋大陸全土(人間が住む土地に限るが)に広まる料理、寿司を原型としている。
ヴァルドが一口食べて気に入った葦原中国の郷土料理にソウル(魂)を籠めて握ることで完成するため、〝ソウルスシ〟の名が付いたとか。
だが、現地の者たちは、極東の郷土料理と区別して、新規参入の〝ソウルスシ〟のことを〝シースー〟と呼ぶらしく、この呼び方をヴァルドが聴くと憤慨して暴れるという。