ZGMF-X09A ジャスティス

【型式番号】 ZGMF-X09A
【機体名】 ジャスティス
【読み方】 じゃすてぃす
【所属陣営】 ザフト→三隻同盟
【パイロット】 アスラン・ザラ
【分類】 ニュートロンジャマーキャンセラー搭載型試作MS
【動力】 ニュートロンジャマーキャンセラー搭載型核動力エンジン
【装備】 MMI-GAU1 サジットゥス 20mm近接防御機関砲
RQM51 バッセル ビームブーメラン
MA-M01 ラケルタ ビームサーベル
MA-M20 ルプス ビームライフル
ラミネートアンチビームシールド
ファトゥム-00
GAU5 フォルクリス 機関砲
M9M9 ケルフス 旋回砲塔機関砲
MA-4B フォルティス ビーム砲
【発展機】 ZGMF-X19A インフィニットジャスティス

【詳細】

パトリック・ザラの指示のもと、ザフトが奪取したG兵器のデータを注ぎ込んで開発した試作型MS。

物量・資源で圧倒的に劣るザフトが、単機で多数の敵を相手に圧倒的戦闘力を示しうる対地球連合の切り札として、兄弟機であるZGMF-X10A フリーダムと共にC.E.71年4月1日にロールアウトした。
その名前は「ナチュラルに“正義”の鉄槌を下し、コーディネイターの真の“自由”を勝ち取る」という理念から。

この機体の最大の特徴は、核分裂を抑制するNジャマーの効果を打ち消す「ニュートロンジャマーキャンセラー]]を搭載した事で可能となった、核エンジンをエネルギー電源としている点。
これによって事実上無限ともいえる電力供給を受けることが出き、ビーム兵装の大幅な出力向上と、従来機を遥かに上回る稼働時間延長を両立。
さらに展開に大量の電気を消費するPS装甲の欠点も克服したことで圧倒的な攻撃力・防御力を実現した(しかし機体に搭載できる弾薬、推進剤、酸素などには限りが有るため、稼働時間を無制限とすることはできない)。

原子炉の安定稼働を実現するため、それらを制御する新型OSとして「G.U.N.D.A.M Complex」が搭載されている。

外見はG兵器の特徴部分を反映しており、中でもかつてアスラン・ザラが奪取し搭乗していたGAT-X303 イージスの面影が強く見られる(配色や頭部など)。
胴体や脚部のフォルムはザフト在来MSのシグーやディンを連想させる意匠となり、頭部のメインカメラ外周カバーにはイタリア数字で9を指す単語と共に「X-09A NOVE」の文字が彫ってある。

搭載される武装は格闘・実弾・ビーム兵器をバランス良く備え、戦術強襲機M.E.T.E.O.Rとの合体機構を持つため採用された火器の統合管制装置でもある「マルチロックオンシステム」はパイロットの能力によって複数の敵機を同時かつ精密に狙い撃つことが可能。
40機以上の目標に対する同時攻撃を可能としている。

なおコックピットは機体の動きと連動して回転するものを採用し、全周囲モニターとマルチロックオン対応の球体型立体表示パネルが搭載され、機体のポテンシャルを最大限に発揮できるよう工夫されている。
なお、腰部に原子炉を搭載した関係でコックピットは胸部に移り昇降方式に変更された。

多数の固定火器を搭載し莫大な電力をストレートに砲撃に直結させ極めて高い攻撃力を実現するフリーダムと比較すると、単純な総合火力では一歩及ばない。
だが背部に搭載した大型リフター・「ファトゥム-00」がもたらす機動性は立体的な空間移動を可能とし、全身に搭載した多彩な機関砲は“点”ではなく“面”の破壊に適している。
また、ファトゥムを分離することで別の僚機と連携するかのような多重攻撃も可能となり、旋回する軌道によって意識を散らせるビームブーメランも交えれば幻惑効果はさらに増すため、中・近距離の格闘戦に長けており戦術のバリエーションも富んでいる。

反面、ファトゥムの遠隔操作とジャスティス本体の操縦を同時複合的に行わなければならないため操縦の難易度は非常に高いのだが、この機体を与えられたアスラン・ザラは初陣から見事に乗りこなしてみせた。

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最終更新:2024年09月04日 18:15