【詳細】
ZGMF-X09A ジャスティスと共に開発されたた兄弟機であり、専用OSである「G.U.N.D.A.M Complex」、専用FCS「マルチロックオンシステム」などのシステム部分をはじめとし主要部分の基本構造は全て共通した設計となっている。
外見は
GAT-X105 ストライクをはじめとしたGAT-XシリーズのMSの意匠を取り込んだものとなっており、PS装甲起動時のカラーリングは白・黒・青を基調としたトリコロール。
額のアンテナ中央部分にはイタリア数字で10を指す単語と共に「X-10A DIECI」の文字が彫ってある。
エターナルに属してからは識別番号「101」を使用。
このフリーダム最大の特徴は核動力によって得られる大出力を利用した圧倒的な火力と機動力。
背部のメインスラスターは、その推力のみで大気圏内での高速かつ長距離飛行を実現(
ストライクのエールストライカーでは短時間の飛行がせいぜいであり、この辺にバッテリー駆動機と核駆動の出力差による圧倒的なアドバンテージが見て取れる)。
メインスラスター基両脇には左右5対の計10枚からなる「能動空力弾性翼」と呼ばれるウイングバインダーを備え、コンピュータ制御で形状を変化させることにより、大気圏内では空力抵抗を制御し、宇宙空間では質量移動を行う。
また、この翼は放熱板の役割も兼ね備え、核動力をフル活用することで膨大な熱量を生み出すフリーダムのを安定稼働させる役目も持つ。
このウイングバインダーを放射状に広角展開した状態は「ハイマットモード」と呼ばれ、クスフィアスとバラエーナを同時展開するフルバーストモードの2形態がフリーダムをデザインした大河原邦男氏による設定画で描かれていたものの、アニメではハイマットモードの状態かつ、フルバーストモードの火器全展開、それに加えルプスビームライフルを前方に向けた一斉射撃モードが登場。
通称・「ハイマットフルバースト」と呼ばれるモードは関連ゲームなどを経た後年になってから正式名称が設定された。
多数の新技術の投入によってC.E.71年当時で最高級の性能を獲得したが、その反面制御も複雑になってしまい、並みのコーディネイターでは扱いきれないほどの難易度を持つ機体となった。
しかし、ラクス・クラインの手引きで、このMSの操縦者となったキラ・ヤマトの能力により、その性能は最大限に発揮されることとなる。
最終更新:2025年02月02日 04:13