PS装甲 - (2006/02/09 (木) 18:40:23) の編集履歴(バックアップ)
PS装甲
原作で登場する『フェイズシフト装甲(Phase Shift Armor)』の略称。
地球連合軍がモビルスーツ用に実用化し、当初はストライク等5機のG兵器に搭載された。小説では「金属に一定の電圧の電流を流すと金属が高質化するという特性を利用している」と言う記述が見られるが、詳しい機構は明らかにされていない。
地球連合軍がモビルスーツ用に実用化し、当初はストライク等5機のG兵器に搭載された。小説では「金属に一定の電圧の電流を流すと金属が高質化するという特性を利用している」と言う記述が見られるが、詳しい機構は明らかにされていない。
作動すると実体弾による攻撃をほぼ無力化できるようになり、装甲表面が灰色から鮮やかな色に変化する。ちなみに、この色は電圧によって変わる。パワーエクステンダーの装備によりエネルギー変換効率を向上させたストライクルージュの機体色がオリジナルの機体色からエールストライク調に変化しているのはこの為である。また、高い耐熱性も有しており、大気圏突入時の摩擦熱にも耐えられる。
しかしこの装甲、ジンの重斬刀を弾いた事はあるのだが、その効果が発揮されているのか疑問な場面もしばしば見受けられ、結局設定一人歩きのよく分からない装甲である。
DESTINYにてインパルスのエクスカリバーに串刺しにされた(←その後「エクスカリバーの先端はビーム」という後付け設定が作られて監督のミスを華麗にカバー)ことから、余りに強大なダメージは防ぎきれないようだ。
DESTINYにてインパルスのエクスカリバーに串刺しにされた(←その後「エクスカリバーの先端はビーム」という後付け設定が作られて監督のミスを華麗にカバー)ことから、余りに強大なダメージは防ぎきれないようだ。
欠点としては、莫大なエネルギー(電力)を消費するため稼働時間が極端に短くなってしまう事、装甲の色により外見からエネルギー切れ(フェイズシフトダウン)が分かってしまう事が挙げられる。また、実弾兵器に対しては無敵ともいえる防御力を誇るものの、着弾時の衝撃までは無効化することが出来ず、被弾すればコックピットや機体内部に大きな衝撃が加わる事になる。そのため、実弾でも被弾を続ければ内部機構への異常発生やパイロットの失神、負傷といった事態に陥る可能性が高い。
ザフトは地球連合軍から奪取したフェイズシフト技術を改良するのではなく、大容量の電源を搭載することで実用的な性能にすることを試みた。そのために開発したものがニュートロンジャマー(Nジャマー)キャンセラーである。これによりMSへの核エンジン搭載が可能となり、フェイズシフトを長時間展開し続けられるザフト製ガンダム(ドレッドノート、フリーダム、ジャスティス、プロヴィデンス等)の完成に繋がった。核エンジンの搭載はPS装甲のダウンを防ぐだけでなくビーム兵器の出力の大幅な向上にも寄与し、強大な火力と堅牢な装甲を備えたこれらの機体は当時の最強クラスのモビルスーツとして戦場に君臨することとなる。
また、ザフトの巨大ガンマ線レーザー砲ジェネシスにもこのフェイズシフト装甲が使われている。因みにジェネシスのフェイズシフト装甲の色は水色になっている。
当ゲームロケテ初期ではこのPS装甲がシステムとして再現され、低コストとGの戦力差があまりにひどかったため廃止されたらしい。
また、Gシリーズが華奢な体格の割りに耐久力が高いのはこれを反映させたものと思われる。
また、Gシリーズが華奢な体格の割りに耐久力が高いのはこれを反映させたものと思われる。
実弾兵器からの防御に主眼が置かれているとされるフェイズシフト装甲であるが、『機動戦士ガンダムSEED』において、フリーダムのバラエーナビーム砲に対しフォビドゥンはエネルギーが余り無いはずでありながらTP装甲で防いでいたり、小説『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』において、イライジャ・キールのザクがPS装甲でハイペリオンガンダムのビームサブマシンガンを防いでいたこと、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、ジェネシスがクサナギとエターナルの(ゴットフリート等によるビーム射撃やローエングリンによる陽電子砲を含む)一斉射撃を完全に防いでいた事等から、フェイズシフト装甲にはビーム兵器に対する有効性も多少ながら存在し、またその有効性はフェイズシフトの出力とビーム兵器の出力の関係において決定されると推察する事が出来る。
後に開発されたザフト軍最新鋭機インパルスガンダムなどには、ザフトへ流出したストライクルージュの変化型フェイズシフト装甲の技術を発展させた『ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)』が搭載されている。
PS装甲は出力によって硬度を上げるものではないはずだから無意味にも思えるが、受け流しきれなかった衝撃に耐え切るために何かしらの処置をしているためではないだろうか。
PS装甲は出力によって硬度を上げるものではないはずだから無意味にも思えるが、受け流しきれなかった衝撃に耐え切るために何かしらの処置をしているためではないだろうか。
原作アニメ中でPS装甲機の対ビームダメージがどう見ても軽減されていないと言う人も多いだろうが、それを言い出したらビーム兵器一撃で貫かれるストライクダガーも対ビーム装甲であるラミネート装甲だったりする。
GのBRが高出力の可能性もある為、簡易的なラミネート装甲ならその程度なのかも知れない。
レイダーのツォーンがフリーダムの羽部分に命中したときに酷い被害で無かったのを考えれば、やっぱり対ビーム効果がキチンと出ていると見る事も可能である。
GのBRが高出力の可能性もある為、簡易的なラミネート装甲ならその程度なのかも知れない。
レイダーのツォーンがフリーダムの羽部分に命中したときに酷い被害で無かったのを考えれば、やっぱり対ビーム効果がキチンと出ていると見る事も可能である。