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任天堂展示説明会 - (2006/11/16 (木) 13:15:09) の1つ前との変更点
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*熱血店員 ◆iXFBURNINgによるレポート@任天堂展示説明会
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745 名前:熱血店員 ◆iXFBURNINg [sage] 投稿日:2006/11/16(木) 04:52:10 ID:2wxQ6Y4i0
世界樹スレの皆様、大変お待たせいたしました。
とりあえず、最優先でまとめました『世界樹の迷宮』のレポートからご報告させて
いただきますが、こちらのレポートは、すべて私が直接調べた、あるいは担当者の方
の発言からまとめておりますことを予め申し上げておきます。
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◆世界樹の迷宮
シリーズモノではなく完全新作の3DダンジョンRPGで、ダンジョンを自ら手書きマッピングを行い、
古参のRPGファンをもうならせるシステム体系、BGMはあの古代祐三氏が担当、キャラデザは
ラノベファンにはおなじみの日向悠二氏、そしてディレクターは同社の『超執刀カドゥケウス』で
高い評価を受けた実力派の新納一哉氏と、一見、知る人ぞ知るタイトルに見えますが、大きな
ポテンシャルを持っている完全新作RPG━それがこの『世界樹の迷宮』です。
とりあえず大体のことは、wikiに詳しく書かれておりますので、昨日いただいたご質問や
それ以外の項目についてご報告させていただこうと思います。
◇ご質問事項への回答
・BGMの雰囲気とか
→私はFM音源大好きっ漢なのですが、聞いていて「おおっ!!」と思うくらいゲームの
雰囲気にあったBGMで、早くもサントラが欲しいと思ってしまいましたね(苦笑
尚、サントラについてのお話しは後述いたします。
・倉庫の有無は?
→担当者の方は倉庫については聞いていないそうで、分からないようでした。
・サブクエストを同時に何個受けれるか
→基本的にクエストは一つずつしか受けられないようです。
尚、酒場で受けられる依頼のことを「クエスト」、メインシナリオとも言える執政院ラーダで
受ける指令を「ミッション」といい、クエストの数は100を超えるそうです。
また、今回クエストを作った理由は、今の大多数のユーザにとって"レベル上げ"は
苦行に近い行為のため、そのようなユーザにクエストを遂行してもらうことにより、
"自然とレベルアップしてもらう"ために搭載したそうで、もちろん、マニアな方にもご満足
いただける歯ごたえのあるクエストも用意しているそうです。
ちなみにクエストについては、その依頼を破棄することも可能で、一度破棄したクエストを
再び受けることもできます(レベルが低すぎて依頼を遂行できない場合などに破棄するとか)
・報酬はどんなものがあるのか
→基本的にアイテムやお金のようです。
・ダンジョン内で冒険の中断ができるかどうか
→残念ながら中断機能はなく、DSを閉じてのスリープモードのみ対応のようです。
ただ、ダンジョンからスグに戻ってこられるスキルやアイテムがありますので、
それを活用して欲しいとのことでした。
尚、中断モードを入れていない理由を聞いてみましたが担当の方では分からないようでした…。
・時間経過の仕組み(歩数、ターン、リアルでどのくらいで何分とか)
→基本的に歩数で時間が経過するようです。
・スキル名(補完しきれてないもの)
→大変申し訳ございません…。
一応今出ているスキルリストを持っていっておりましたので、補完しようと思っておりましたが、
時間的な都合で、そこまでチェックすることができませんでした…。
・テストプレイだと平均どのくらいでクリアできました?(最短は35時間らしいが)
→クエストを必要最低限しか受けず、ギリギリのレベルでクリアした場合、
お話しの通り、大体35時間くらいのようですね。
・職の間のバランスとか。メディック必須になってないかとか。
→今までのアトラス製RPGでもあったように(例えばメガテンで仲魔を一切使わずにクリアすること等)、
苦労はしますがクリアできない、ということはないそうです。
この辺のバランス取りは、流石メガテンスタッフが作っているだけあってバッチリ大丈夫のようですよ。
・なんで最初からブシドーとカースメーカーが使えないのか
→何故最初から使えないのか、ということは分かりませんでした。
この職業自体はゲームを進めていくと使えるようになるそうですが、すでに
育てたキャラを転職させるのではなく、新規のキャラとして使うようになるそうです。
・採集スキルの使い方
→クエストの種類の一つとして「○○を何個取ってきて(探してきて)」という依頼があるそうなのですが、
採集系のスキルを持っていない場合、例えば1個ずつしか採集できないところを、採集スキルを
用いたら、一気に5個ずつ採集できたりするそうです。
・店の初期アイテム
→メモってきましたが、特殊な名前のアイテムに関してはメモ間違いのモノもあるかもしれません。
また、あくまでもアイテムの名前だけしかチェックしておりませんので、各アイテムの詳細については
調べてきておりません。ご了承下さい。
【武具】
→スクラマサクス、ナイフ、こん棒、ワンド、トレーニングボウ、スリング、ライトウィップ
【防具】
→リネンキュラッサ、クロースアーマー、ローブ、ツイード、バックラー、タージェ
毛糸のてぶくろ、レザーブーツ、ウッドグリーヴ、リーフサンダル、ハーフヘルム、
羽帽子、皮の帽子、木彫りのかみかざり、レザーグローブ
【アクセサリ】
→オカリナ、木の葉のブローチ、皮のベルト、レザーリング
・アイテム総数はどのくらいか。また、レアアイテム探しの楽しみはありますか?
→数えていないそうですが、結構な数のアイテムがあるそうです。
また、基本的に敵からは素材しか手に入らないようで、foeからはレアな素材が落ちやすいようです。
尚、ディレクターの新納氏自身が非常にマニアな方のため、ご本人が「おもしろい」と感じるモノは必ず
ゲームの中に入れることから、レアアイテム探しについても大丈夫のようなことはお聞きいたしました。
・武器防具の名前が知りたい
→「店の初期アイテム」の項目をご確認下さい。
・武器や防具に修正値はつくのか(チェインメイル+2みたいな)
→こちらは担当の方は未確認だったそうですが、恐らく無いようで同じ系統のモノは、
普通に名前が変わるだけのようです。
・武器・防具などの破壊はあるのか
→そのようなシステムは今回はないようです。
・1つのダンジョンをひたすら潜っていくのか、あるいは複数のダンジョンがあるのか
→基本的に一つのダンジョンを下に下に深く深く潜っていくそうですが、ダンジョンの雰囲気
(壁のデザインとか)は、色々とあって、既存の3Dダンジョンゲームにありがちな"単調なイメージ"
は極力無くしているそうです。
・ダンジョンにランダム生成なフロアはあるか
→今回は手書きマッピングを行う内容のため、ランダム生成のダンジョンはないそうですが、仕様書すべて
に目を通してはいないため、100%無いとは言い切れない、と担当の方はおっしゃっておられました。
・季節はあるのか
→ダンジョンの中では季節は関係ないため、そのようなシステムは入っていないようです。
・初回限定版とか予約特典はあるのか
→実は予約特典については現在検討中らしいです。
と申しますのも、アトラス内部で「今流行っている予約キャンペーンが本当に予約の促進になっているのか」
ということについて議論されており、予約特典にお金を使うなら、もっとパブリッシング方面などに使った方が
良いのでは?という意見も出ていることから、どうするのか決めかねているそうです。
とりあえず、"予約キャンペーン"はメーカーにとってもショップにとっても営業的なウリが大きいですので、
担当の方には予約キャンペーンをやって欲しいという要望は挙げておきました。
(ちなみに古代氏のアレンジアルバムが欲しいとお願いしておきました。苦笑)
・今後のWeb展開はどのようなものを予定しているか
→web展開については、非常に重要視しているため気を遣っているそうです。
情報の露出につきましては、webと雑誌を中心に11月下旬より本格的にスタートするそうですが、
現在の公式ページでどんなゲームか分からないので改善して欲しい、とお話しいたしましたら、
一度延期したことによりHP更新のスケジュールがずれ、それでHPの作りが現況から大きく変更
することができなかったようで、今後の情報の露出に合わせ、充実していくようです。
・初期出荷はどれくらいを目標にしているのか
→もちろん、たくさん売りたいそうですが、ムリをしない出荷を目指しているそうです。
・サントラとかはでないのか?(完全FM音源版の収録をして欲しい)
→レコード会社からのオファーがないと発売できませんが、サントラを作る話は古代氏としているそう
ですので、要望が多ければアトラス側からレコード会社に提案するとおっしゃっておられました。
これは要望を出しまくるしかっ!!私も出します(中江真司風)
・昼と夜でイベントの違いがあるのか?
→昼や夜によって発生するイベントが個別にあるようです。
また、場所によっては昼夜で出てくる敵も変わってくるそうです。
・マッピングのチップで開発画面だと右側にあるが、左利きの人のために
チップのバーを左側とか好きな位置にカスタマイズできないのか?
→残念ながら現在の仕様では変更できないようですが、私の方から一応要望は上げておきました。
・f.o.e.って何の略?
→何かの略称のようですが、担当の方では何の略かは分からないようでした。
・延期はいくらしてもいいので、しっかり作り込んで欲しい
→お伝えいたしましたが、一度延期しているので、すでに十分作り込まれているそうですよ。
・横歩きを無くした理由は?というか入れてくれ。
→これについては実際私もプレイしてみて、横歩きがないことに対し、非常に不便に感じましたので、
担当の方に、「横歩きを入れる検討をして下さい」と何度も何度もお願いしておきました。
ただ、新納氏が意図的に入れていない可能性もあるそうですので、その場合は横歩きを入れることは
できないそうです…(´・ω・`)
・公式ページでどんなゲームかくらい分かるようにしておいて
→前述しております。
◇その他について
・3Dダンジョン部分は60fps。なめらかにヌルヌル動きます。
また、プレイしたバージョンでは読み込みなどは特になく、戦闘突入を含めた画面切り替えなどは
ストレス無く非常にスムーズに行われていました。
尚、ダンジョンに入ったり、施設に移動する等のシーン毎に、その場所の名前が出る演出があるのですが、
それもゲームの雰囲気に合っていて良かったですね(もちろんボタンで飛ばすことも可能)
ちなみに画面右下にメガテンでもあった"敵メーター(近くに敵がいるかどうか分かるメーター)"が搭載
されていました。
・前述しましたが、敵を倒してもお金は手に入らず、敵からは素材を得るのですが、素材を売ることにより、
全く新しい武器防具やアイテムが店に並ぶようで、強力な武器ほど色々な種類の素材を店に売る必要性
があるようです。
要は、他のゲームにある"アイテム生成"の要素が、アイテムの売却により行われる、ということですね。
また、アイテムを売ることにより街自体が発展していくそうです(詳細は不明)
・すでにガイシュツの情報ではありますが、ダンジョン内のテキストの書き方が、まんまゲームブック風の表現
をされており、当時ゲームブックをやりまくっていた私としては読んでいて本当に懐かしく感じましたね。
あと、ゲームブックをやっていなかった最近の若いユーザの方は、このゲームブック風な表現について、
どのように感じられるのか興味があったりします(苦笑
・詳細は話せませんが、「隠しボス」とかも数体いるそうです。wktk!!
・任天堂自体も『世界樹の迷宮』は、非常に期待しているらしく、今回、任天堂流通を使って小売店に卸すこと
になったそうです(任天堂流通は、任天堂が認めた良質タイトルしか扱わせて貰えない。例えば『FF3』など)
ちなみに任天堂流通になったことによる最大のプラス要素は、
「任天堂が常時在庫を持っているので欠品が少ない」ということですね。
とりあえず、私のレポートは以上となります。
今回プレイして、ここまで"本来のRPGファンを確信犯的に狙ったRPG"は過去に例がなかったのでは
ないかと感じましたね(「確信犯」の使い方は間違っていますが。苦笑)
かなり前のお話しとなりますが、ディレクターのインタビューを聞いた(読んだ)だけでwktkできたのは、
私は本当に久しぶりでしたし、実際にプレイしてみても、"RPGとしてのこだわり"が随所に見受けられ、
思わずDSに刺さっているROMを持って帰りたい衝動に駆られたほど早くプレイしたい、と思いました(苦笑
また、一見私たちのような古参のRPGファンのみをターゲットにしているようにも見えますが、何気に
新規ユーザのことまで考えられているゲームデザインは、3DダンジョンRPGという元々コアな層向けの内容から、
確かに初動は大きく伸びないかもしれませんが、今のDS市場でよくある"発売後の口コミによる伸び"にも大きく
期待できると思いますし、メーカー側もそれに期待しているようでした。
(もちろん、メーカー側もそれだけ内容に自信がある、ということです)
発売まであと2ヶ月ほどございますが、私も一ユーザとして発売日を心待ちにしておりますし、
このタイトルはRPGが好きな方には、是非ともプレイしていただきたいと思っております。