リマスター版の変更点





キャラクターメイク

  • ギルド名が6文字から8文字に増加した(漢字の可否を含め大まかに4以降と同様に)
  • 冒険者を同時に30人まで登録できるようになった
  • キャラの容姿を他の職業から自由に選択可能
    • ただしブシドーとカースメーカーは解放していないと選択不可
  • 新規グラフィックが各職毎に1枚追加
    • 5やXのようなカラー変更機能や戦闘ボイスは無い。3のアナザーカラーも無し
  • DLCによりアトラスコラボの冒険者イラストが2種類追加されている(ペルソナ5:ジョーカー、ソウルハッカーズ2:リンゴ)
  • キャラ作成後でも名前・容姿の変更が可能になった
    • 容姿の変更は自由だが名前の変更は1回につき1000enを消費する
  • 休養が低レベルでも行えるようになった。また、休養のレベルダウンが10から5へと減少した。これはⅡ・Ⅲと同じ仕様であり、Ⅳ以降の2ではないので注意。
    • なお、レベル1~5ではレベルが下がらず全くのノーリスクで休養が可能。

UI・グラフィック

  • HD用にグラフィックが高精細に
  • 音楽はオリジナル版に準拠したPC88音源
  • セーブスロットが9個に増加
  • 移動速度、戦闘速度の設定が可能に
    • 移動速度はBボタンを押しっぱなしで高速/低速の切り替えも可能
  • 移動にカニ歩きが追加
  • モンスター図鑑のドロップアイテムで条件ドロップのものは黄色文字で表示されるように

マッピング

  • 地図作成はタッチ操作とコントローラー操作から選択可能。
  • オートマッピング機能「FULL」が追加。壁までは自動で描かれるようにできる。
  • オートパイロット機能の追加。
  • 床の色、開封で変化する宝箱アイコンなどリマスター共通仕様に統一。
    • ワープ(WARP)、採集場所(ITEM-PNT)が削除。
    • 閉じたドア、!、?、採取、伐採、採掘、宝箱、矢印6種、◯、✕、テント、以上15種のアイコンが追加。
    • 床塗りの色を3色から選択可能。
    • ゴミ箱アイコンの機能変更(原:ゴミ箱アイコンまでアイコンをドラッグ&ドロップにより削除 リ:ゴミ箱アイコンをタップした後、配置済アイコンをタップで削除)
    • オートパイロット機能の追加と、それに伴い関連する各種アイコンの追加(オートON/OFF、経路記入、経路削除、反転)
    • ボタンオンリーでのマッピング用として下記が新規追加。
      • クレーン(配置済アイコンをタップ&再タップで別の位置にアイコンを運搬)、アンドゥ(記載やアイコン配置の取り消し)、拡大マップの倍率上昇、同下降
    • 全体マップ左上のチェックボックスによるMAPLOCK(移動に伴う拡大マップの追従可否)機能の追加、アイコンボックス内に同機能のアイコンも追加。
  • マップアイコンの設置制限の緩和。
    • メモはアイコンにのみ配置可能だったものが、アイコンのない場所にも設置可能になっている。
    • 設置できるアイコンの個数は「全アイコン含めて」127個が限度だったものが、それ以上に設置できるようになっている(最大個数は不明。300個以上設置できるとの報告あり)。
  • 全滅時のマップ引き継ぎの仕様が2以降のものに統一された。実際に踏破した記録も保存されるので、安心して引き継げる(踏破したマスのFOEは見えるようになる)。

戦闘

  • 難易度は「EXPERT」「BASIC」「PICNIC」から選択。
EXPERTがオリジナル版の難易度であり実質的な標準、BASICとPICNICでは有利な補正がかかる。
EXPERT BASIC PICNIC
先制 100% 100% 200%
奇襲 100% 100% 20%
行動速度 100% 100% 200%
味方命中 100% 100% 120%
敵命中 100% 100% 80%
被ダメージ 100% 80% 10%
被状態異常 100% 80% 10%
被異常ダメージ 100% 80% 20%
与ダメージ 100% 120% 500%
与状態異常 100% 120% 200%
与異常ダメージ 100% 120% 500%
回復 100% 100% 300%
逃走 100% 100% 150%
ダメージ床 100% 80% 20%
経験値 100% 100% 150%
アリアドネの糸消費 あり あり なし

  • 戦闘中に強化や弱体の状態や敵の耐性などの情報を確認できる(4以降の仕様と同等)
  • 「MOVE」コマンドが追加され、戦闘中に隊列変更ができるようになった。ただし、Ⅲと同じ仕様でMOVE選択者はそれで1手番消費し、空き枠に移動することはできない。
  • 先制で戦闘に入ると緑の葉、不意打ちされると赤い葉が舞い、視覚的に分かりやすくなった。(3以降の仕様と同等)

イワオロペネレプの復活タイミング変更

  • DS版では第5層に入った時点で14日経過で復活していたが、リマスター版ではB23Fまで行く必要がある。下り階段でB23Fに初めて降りてきた直後に糸で戻って、B20Fに行ったらイワオロペネレプおよび取り巻きが復活していることを確認。(B23Fに到達した時点ですでに14日以上経過していたので、B23Fに到達したことですぐ復活したと思われる)

施設

  • 長鳴鶏の宿
    • 宿泊料の計算式変更(パーティーメンバー内の最大Lv×5en)
    • 「預かり所」が追加(預け時1個につき100en支払い、受取は無料)
    • 素材や消費アイテムなど一部のものはスタックされ、同種類は1枠で済むようになっている(新シリーズ等と同じ仕様)
  • シリカ商店
    • 購入および売却時にZL/ZRで種類タブの選択が可能になった
      • これに伴い売却時の種類タブが素材・武具・消耗品の3枠となっている(種類タブに「全て」が無いため、武具や消耗品を売却するにはタブの移動が必要)
    • 売却時にYボタンで別種アイテムのまとめ売りが可能になった
  • 冒険者ギルド
    • 引退時に装備していたアイテムが消滅せず、アイテム欄に入るように。アイテム欄に入らない場合は引退できない。
    • 「パーティ編成」から「編成と並び替え」に変更された(メンバーの選択や登録順の並び替えを行う「編成する」、6セットまで登録可能な「パーティ登録」、登録した編成を呼び出せる「登録呼び出し」の機能が内包されている)

中断セーブ機能の追加

  • 冒険中に中断セーブが可能(switchならキャンプ画面で+ボタン)。
    • 通常セーブとは別枠で、タイトル画面からContinueで再開できるセーブデータが作られる。
    • 中断セーブしてもゲームは中断されず、冒険は継続する
    • 中断セーブは通常のセーブデータをロードする際に消される。Continueでは中断セーブは消えない
    • たとえばボス前で中断セーブすれば、負けたとしても中断セーブからやり直せる。
    • つまりアイテムドロップも…
      • 中断セーブをロード後の乱数は初期値になる模様
      • こちらの行動パターンを変えればアイテムドロップの乱数も変わるため確率のレアドロップの厳選は可能(同じ行動を取った場合、相手も同じ行動を取り同じアイテムドロップになる)
    • 採集ポイントのアイテムも、採集前に中断セーブして厳選できる。拾って気に入らなければロードで乱数を初期化して拾い直し、それでもイマイチなら再ロード後適当に戦闘を挟んでから拾うことで変えられる。

  • 全滅時のマップの引き継ぎは、中断と通常セーブのうち新しいほうに引き継がれる。
    • 直前で中断したセーブがある場合は、中断セーブにマップが引き継がれる。
    • だが中断セーブを残したまま進めて町でセーブした場合、マップは後でセーブしたほうに引き継がれる。
    • 中断セーブと本セーブを変に使い分けているとマップの巻き戻りが起こる可能性もなくはないので、注意。

スキルの調整

レンジャー

  • アザーズステップの成功率表記が削除され、スキルレベルは明確に消費TPにのみ影響する仕様になった。
  • オリジナルでは効果の低かったシャドウエントリの狙われ率が下降している。

パラディン

  • オリジナルでは効果の低かった挑発の狙われ率が上昇している。
    • Lv4までの狙われ率上昇は微々たるものだがLv5では使用したターンから体感7~8割くらいの狙われ率となり、Lv7以降はほぼ100%の狙われ率となった。
  • 3色ガード(ファイア/フリーズ/ショックガード)がLv6以上でも状態異常を防ぐようになった

ダークハンター

  • ブーストアップがレベル10で+6(オリジナルではレベル10でも9と同じ+5だった)
  • 憤怒の力の攻撃力ボーナスがLv6以降も下がらなくなった。

メディック

  • キャンプ処置が最大レベル5になり、効果も大幅に引き上げられた。
  • 戦後手当がゲーム内の表記通りレベル1で3%回復するようになった。以後レベル上昇に応じて増加、レベル10で15%回復。
  • リジェネレートとバードの癒やしの子守唄を重複させても回復量が減衰せず加算されるようになった。

アルケミスト

  • 毒マスタリーの最大レベルが5になった。毒術の習得以外に効果がないことも明記された。

バード

  • 癒やしの子守唄とメディックのリジェネレートを重複させても回復量が減衰せず加算されるようになった。

ブシドー

  • 貫突が斬属性から突属性に変更された。
  • 構えスキル「青眼の構え」は、オリジナル版においてLv8→Lv9→Lv10で攻撃力上昇率がそれぞれ12%→23%→20%と推移していたが、これが12%→13%→20%に修正された。
    • オリジナル版発売直後でも「Lv9の値を13%にすべきところ23%に誤入力されてしまったのだろう」と当時の多くのユーザーから解釈されていた。

全般

  • 説明文と効果が違っていたスキル
    • ソードマンのチェイススキルで、説明と実際の消費TPが違っていたのが、実際の数値のほうに修正された。
    • レンジャーのサジタリウスの矢の説明と効果のズレはオリジナルのまま残されている。説明だと「3ターン後」だが実際は2ターン後に命中。
    • アルケミストの毒術式Lv9→Lv★で「毒威力↑↑」とあるが、実際はオリジナルと同様ダメージ増加なし。
  • 「ATCブースト」の表記が「ATKブースト」に変更されている。

アイテム

  • 一品限りだった呪詛の鎖が品切れしなくなり複数手に入れることができるようになった。
  • 一部アイテムの名称が変更・修正された。(例:森鬼の背な甲→森鬼の背甲)
  • アリアドネの糸が難易度PICNICの状態でのみ消費されないようになった。
  • 貴重品が通常アイテムと別枠になった。

周回要素

  • ゲームクリア後、データを引き継いでNew Gameを始めることが可能。
  • ギルドメンバー、所持金、所持アイテム、施設アイテム(商店の在庫)、図鑑と、MAPの床・壁・メモなどから、引き継ぐ要素を自由に選んで2周目を始めることができる。
    • MAPの「フロア床」の引き継ぎは床の塗りと踏破状況(FOEが見えるマス)の両方引き継がれる。床を引き継がなければ踏破記録も消える。
    • 1周目と同様の導入にする関係で、(パーティー登録を含む)ギルドメンバー情報を引き継いでも出撃パーティーは解除されてしまう。
  • ギルド名は変更できる。
  • 全ての引き継ぎをOFFにしても、ブシドーカースメーカーの解禁は引き継がれる。またゲームクリアと図鑑全種フルコンプの記念アイテムは強制で引き継がれる。
  • クリアして引き継ぎ機能が解放されれば、以降はまだクリアしていないセーブデータからも引き継ぎ可能(=この場合、クリアアイテムは無しでブシドーは作れる、というのも可能)。

その他

  • オリジナルのバグ報告にある第4層ボス即時復活は健在。FOEのみを倒しても日付をまたいで出直すとFOEが復活して再度起こせるため元から仕様、あるいは稼ぎに有利な仕様として正式採用されたと思われる。
    • 『モリビトの精鋭と…』のテキストに色がつき、見落としにくくなった。見落として詰むことを防止するためだろう。
  • 塗った床と、実際に踏破した床の見分けがつかない仕様はDS版と同じ。しばしば、1階に出現したFOEがマップに映らない状況が起きる。
  • (Switch版)B14Fに長居すると全体的に処理落ちが起き始める。フロアを移動すると回復。
  • 引継ぎパスワードは廃止された。世界樹の迷宮2リマスターへは、セーブデータから直接引継ぎ可能(他機種のリマスターへの引き継ぎはできない)。
  • 第6階層雑魚のルシファーホークや、FOEの深淵を舞う者のスキル「悪魔のクチバシ」の依存部位が腕から頭に変更。
  • キーボードでの入力が可能になったため、ゲーム内キーボードにない文字が入力できるようになった。
  • FOEと壁に背を向けた状態で戦闘に突入してもプレイヤーの向きが修正されるようになり、逃走が可能となった。
    • ただし、壁を背にした状態で乱入されると逃走不能になるのは変わらないので注意。
    • Ⅱ及びⅢも同様の仕様となっている。
  • クエスト「注文の多い常連客」が特定のアイテム1つで達成できていたバグが修正された。
  • クエスト「朝日とともに這い寄るモノ」のバグが修正され、特定の手順を踏んでも討伐対象が無限湧きしなくなった。
  • あるクエストで図鑑に載らない「フランソワマウス」というモンスターと遭遇することがあるが、これを一度倒して再遭遇すると戦闘中のみ解説を見ることができる。
  • キャンプメニューで、HP満タン時の回復など意味のないスキルやアイテムの使用自体ができなくなった。糸巻き戻りも移動先が記憶されていない場合はTPを消費しない。
  • クリア後のOPTIONから聞けるBGM PLAYで曲名がサントラ準拠に変更。曲順も一部変更。再生中の曲を止めることはできない。
  • クエスト「華は無慈悲な森の女王」受領前に B7F:C-4 のショートカットを開けておき、受領後そこから入っても、ナレーションが表示されるようになった。この変更によりアルルーナ初回戦闘では背後を取って確実に先制攻撃を仕掛けることができなくなった。

キャラクターの性別

初代世界樹の迷宮のみ、キャラクターの外見上の性別で反応が変わる要素がひとつだけ存在する。
リマスターで追加された外見については、反応が個別に設定されている。
+ 後半のクエストのネタバレ
影響があるのはゲームかなり後半の「朝日とともに這い寄るモノ」というクエスト。
このクエストで1階に出現するFOEはパーティに男性が一人でもいると離れていくが、女性のみのパーティだと接近してくる。
なお、キャラクター作成時の左から1番目と3番目の外見が男性で、2番目と4番目が女性とする。

新グラフィック(左から5番目)とDLCの性別は以下のように設定されている。
レンジャー,パラディン,メディック,カースメーカー,ジョーカー
ソードマン,ダークハンター,アルケミスト,バード,ブシドー,リンゴ
このクエスト以外で、外見が影響する要素は一切ない。また作成時の姿などは関係なく、ギルドで外見を変えると反応も変化する。
しょせんFOEの反応が違うだけなので、この設定を信用しないのもプレイヤーの自由だ。

実績機能(Steam版のみ)

  • Steam版は実績に対応している。
  • 専用の実績アイコンが用意されているが、ほぼ最後までのネタバレ多数のため閲覧注意。

検証を求めている項目

  • 博識Lv10のキャラを一人だけ連れているとうごめく毒樹が乾いた木桃をほとんど落とさなくなる。ドロップ周りの確率計算が変わっているかも?

検証が難しいもの

  • 再現方法が不明なため下記の事象が起こった場合、状況含めて報告いただけると幸いです。
  • クエスト「謎の魔物討伐依頼」で出現するはずの呪いヨルガエルとヨナキガエルが図鑑に乗らないままクエストが完了されてしまうバグが残っているかどうか
    • バグが残っていたとしてもリマスター版で追加された周回システムで強引に図鑑に載せ直すことはできると思われる。かなり面倒ではあるが。
    • 図鑑には載ったがカエルを殲滅してもクリアにならないバグが発生した。am5時をまたいでもフロアを移動してもクリアできず、クエストの破棄→再度クエスト受注→カエルを殲滅でクリアできた。
  • レンジャーのアザーズステップの説明から、成功率の上昇が削除されている。レベル1でも失敗しない?オリジナルの仕様も謎があり、変更があったのかの検証が難しい。


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最終更新:2024年07月23日 02:21