概要
歌詞
まだ云わないで 呪文めいたその言葉
党なんて羽のように軽い
自由主義の分立的政党政治の根
絶やす覚悟があるのならば
党なんて羽のように軽い
自由主義の分立的政党政治の根
絶やす覚悟があるのならば
声望の砂上の城に
頼り立つ現在よりも
新党を私は夢見ているの
どうすれば法案審議
難航すこの議会
団結し導いて行けるのか
中島知久平 永井柳太郎
入閣が拍車駆け 進んでくの
頼り立つ現在よりも
新党を私は夢見ているの
どうすれば法案審議
難航すこの議会
団結し導いて行けるのか
中島知久平 永井柳太郎
入閣が拍車駆け 進んでくの
まだ乗らないで その新党運動は
近衛担ぎの甘い誘い
『辞めてもいい?』西園寺公の疑念深めてく
やる自身もないのならば
ナ〇スやソビエトなんて目指してるわけじゃない
近衛担ぎの甘い誘い
『辞めてもいい?』西園寺公の疑念深めてく
やる自身もないのならば
ナ〇スやソビエトなんて目指してるわけじゃない
内閣の届かぬとこに飾られた統帥は
基盤なき中間内閣の悲哀
欧情勢激しく動き 焦燥で手を握る
頼りない行き詰る米内政権
枢府議長を辞任 米内辞職して
ああ近衛政権と思い知るの
基盤なき中間内閣の悲哀
欧情勢激しく動き 焦燥で手を握る
頼りない行き詰る米内政権
枢府議長を辞任 米内辞職して
ああ近衛政権と思い知るの
まだ解かないで 一国一党ではなくて
でもバスに遅れてしまいそう
政党は長い物に巻かれ壊れたい?
挙国一致は可能でしょうか
でもバスに遅れてしまいそう
政党は長い物に巻かれ壊れたい?
挙国一致は可能でしょうか
そっと耳を澄ませ聞こえる
方向性もわからない
方向性もわからない
「我々臣民は、この不動の目標に向かって真に一億一心となり、
これが障害となるべき一切の旧体制を破棄し、
万民翼賛の新体制を確立せねばならないのであります。」
これが障害となるべき一切の旧体制を破棄し、
万民翼賛の新体制を確立せねばならないのであります。」
もう云わないで呪文めいたその言葉
幕府なんて右翼たちは怒り
宣って大政翼賛会綱領を
どんな覚悟もできるならば
幕府なんて右翼たちは怒り
宣って大政翼賛会綱領を
どんな覚悟もできるならば
さあ誓ってよ!その震えるくちびるで
綱領なき 平沼はときめき
陥っていく脆弱無力な政治会
公示結社になるのならば
綱領なき 平沼はときめき
陥っていく脆弱無力な政治会
公示結社になるのならば
軍部の下達組織に堕して
理想無きものにして
理想無きものにして
小ネタ
いわゆる新体制運動について描いた替え歌。
- 「既成政党の無自覚は政党解消を結果し、近衛公一党の熱情と責任の欠乏とは新党を短命に終わらせるであろう」北昤吉
- 「翼賛会の天下となれば皇室は廃止になる」平沼騏一郎
- 「公は政党の総裁は嫌だと言う・・・憲法論を多少無視して一国一党で行ったらと言うとそれは困ると言う」矢部貞治