御屋形様

武田信玄の事

本来は幕府から名のある大名に贈られる「屋形号」という称号を持つ大名に対しての尊称が御屋形様。
武家にとっては大変名誉な称号であることもあり、家臣団から主君に対してよく使われる尊称である。

このため、この尊称自体は別に武田信玄に限ったことではなく「殿」や「上様」などと同じような一般的な主君の呼び方の一つ。
(屋形号を持たない大名家でも「親方様」や「御館様」といった同音異義語で呼ばれる)
実際、信長や謙信もこの屋形号を授かっているほか、群雄伝では今川義元も御屋形様と呼ばれている。

にも関わらず、フィクションでは武田信玄に対して使われることが圧倒的に多い。
信玄は有名大名の中では早い段階で屋形号を授かった事、
信玄が一般的な大名のような居城ではなく躑躅ヶ崎館に居館していた事(この場合は上記の「御館様」表記が当てはまる)、
上記史実に基づいて大河ドラマ史上2位の視聴率を誇った「武田信玄」において使用された事、
某トンデモスタイリッシュアクションなどが原因だろう。

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最終更新:2011年03月01日 18:07