「天怒りて悪を斬る!」
【名前】 |
空蝉丸 |
【読み方】 |
うつせみまる |
【俳優】 |
丸山敦史 |
【登場作品】 |
獣電戦隊キョウリュウジャー |
【初登場話】 |
ブレイブ9「メチャつよ!プテライデンオー」 |
【分類】 |
人間、戦隊ヒーロー |
【詳細】
戦国時代の世で名を馳せた豪剣士で獣電竜プテラゴードンとの勝負に勝ち、キョウリュウゴールドに選ばれた雷鳴の勇者。
現在の戦士ではなく、400年前に戦っていた戦士。
ドゴルドに乗っ取られていた影響で当時のまま年を取っていない。
トリンとはその当時からの戦友で、彼もまた
ラミレスと同様にトリンの理解者。
その生命を掛けてまでガブリチェンジャーを生み出してくれたことに対する恩義も抱いている
当時、カオスとドゴルドによって多くの仲間の命を奪われたこととトリンを人質に取られたことに怒り、
ドゴルドに挑みかかって次元の穴へ飛び込み、
その際に生命を落としたと思われたが、実は鎧が本体のドゴルドの内部に取り込まれて生きていたことが判明する。
キョウリュウジャーにも正体が判明した直後に再びドゴルドに乗っ取られそうになるが、トリンとダイゴ達の活躍によって分離し、解放された。
ドゴルドとして悪事を働いていた負い目から素直にキョウリュウジャーの仲間入りをすることができず、
自身の人の良さをつけこまれて当時の自分の主、岩泉猛志ノ介を殺された過去から本性を隠し、クールで無頼な男のように振舞っている。
また、ダイゴに猛志ノ介の面影を見て彼のことを「お館様」と呼び、キョウリュウジャーも彼が主で他の者は部下のように考えていた。
そのため彼らに厳しい言葉をかけて印象が悪く見られてしまっていたが、アミィだけが偶然そんな彼の本心を知る事になった。
その後のアミィのサポートで陰の助っ人としてキョウリュウジャーに馴染もうとするが、それが裏目に出て溝が深まるばかりだった。
ダイゴとの共闘の際に、「俺は俺だ、戦隊のメンバーも手下ではなく仲間だ」という言葉を聞いて考えを改め、
ダイゴに対しても本心を隠さずに振る舞うようになり、晴れてキョウリュウジャーの仲間入りを果たした。
一人称が「拙者」で語尾にござるをつけて話す典型的な侍口調。
獣電戦隊加入前はそのござる口調も封印してクールで無頼な男のように振舞っていたが、本性は人の良い性格。
仲間を傷つける事は決して許さず、仲間の危機には素早く駆けつけ、それのためなら命を懸ける。
自分の言葉を言う際には少なからずたどたどしい口調になることもあるなど、奥手な一面も見られる。
戦隊加入後は皆より先にこっそり
スピリットベースに来て衣類の洗濯をして丁寧に畳んで重ねたり、
柏餅の差し入れを手紙と一緒に置いて行ったり、偶然ソウジに恋をしている
勝山りんの事を知って力になろうとしている。
また、無類の子供好きで悪しき作戦のために子供をさらうデーボ・タナバンタを見た際には怒りを露わにした。
親がモンスターペアレントという事で自立しようとしない現代の子供を見てカルチャーショックを受けた事がある。(ブレイブ19)
元々生きていた時代相応に古風な堅物でもあり、前述の現代の子供に自立を促すようにあえて厳しく接したり、イアンのマイペースに度が過ぎた時は叱る姿も見せている。
女性が苦手で手を触れるだけでも恐ろしく動揺する。また、イアンの知り合いの女性に気に入られて追い掛け回された時は困って逃げ回っている。
スマートフォンと殆ど同様の操作性を持つ獣電モバックルを早い内に使いこなすなど現代技術への順応力も高い。
現代文化に関しては未だに知らない事がありつつも着々と理解して吸収している。
アミィに褒められた時に使われた「パーフェクト」と言う言葉の意味を知ってそれを気に入り、戦闘勝利時に「パーフェクトでござる!」と決め台詞に使う事も多い。
愛称は「
ウッチー」。
アミィ結月に本性を知られ、「さん付け」をされることを拒否した時に彼女がつけたアダ名。本人はこのアダ名に現代風の新しさを感じて気に入ってはいる様子。現在は通常メンバー全員の間で定着している。
ダイゴの事は仲間入りと共に「キング殿」と呼ぶようになり、他メンバーに対しても名前に「~殿」と呼んでいるが
有働ノブハルに対しては
ノッさん殿と呼んでいる。
立風館ソウジとは同じ剣士として、互いに技を教え合っている。彼に稽古をつけた事もあるが、その才能を認めていた。
戦国時代に生まれ育った故か戦闘経験が豊富で戦闘技能も高く、ブレイブ17でキョウリュウグレー/鉄砕が訪れた際には一番最初に素質を見込まれていた。
また、敵が強くなったという事はデーボスの復活が近づいているという事を理解したり、氷結城の存在を知っていたりなど、現代のキョウリュウジャーと比べて敵側の事情にもある程度詳しい模様。
前述の出来事からドゴルドとは宿敵関係。近場にいる彼の存在を察知することも出来る。
ドゴルドに対しては「真の悪党」と称している傍らで、彼の強さやそれに対するプライドを指摘するなど宿敵としての理解を表している。
そのため、ドゴルドが謀反を企てた罰としてエンドルフに従わせられ、やがて彼がエンドルフに忠誠を誓って屈する姿を見せた時は、それに対する失望と憤りを露わにした。
しかし、ドゴルドは彼の戦騎としての誇りを指摘する言葉に心を動かされ、エンドルフに従ったフリをしていた。
最終決戦時にその本心を知り、己のプライドのためにその身と命を懸けるドゴルドと共にエンドルフを討ち取る。
エンドルフの攻撃で致命傷を負ったドゴルドの最後の願いで最後の一太刀に懸けた勝負を挑まれる。自身の全力を込めた一太刀を受けて、消滅するドゴルドの戦騎・武人としての戦士の生き様に敬意を評し、長きに渡る因縁に決着を着けた。
ドゴルドとエンドルフを倒した直後、生身での激戦による消耗とダメージで力尽き、鼓動を止める。
ノブハル、イアン、ソウジに介抱され、
スピリットベースに運ばれるが、キングの勝利を願う仲間たちの歌とそれを乗せる地球のメロディの力でベース内が光輝き、その影響で閉じていた瞳を開き、静かに復活した。
最終更新:2023年06月06日 00:45