「INFERNOWING! BURNRISE!」
「スラッシュライズ! バーニングファルコン! The strongest wings bearning the fire of hell.」
【ライダー名】 |
仮面ライダー迅 バーニングファルコン |
【読み方】 |
かめんらいだーじん ばーにんぐふぁるこん |
【変身者】 |
迅 |
【スペック】 |
パンチ力:34.6t キック力:90.3t ジャンプ力:ひと跳び47.6m 走力:100mを1.4秒 |
【声/俳優】 |
中川大輔 |
【スーツ】 |
永徳 |
【登場作品】 |
仮面ライダーゼロワン(2020年) |
【初登場話】 |
第25話「ボクがヒューマギアを救う」 |
【詳細】
迅がバーニングファルコンプログライズキーとザイアスラッシュライザーで変身した仮面ライダー迅の強化形態。
プログライズキー内の「ライダモデル」からハヤブサの力を得た効果により、炎の飛翔滑空能力を持つ。
「仮面ライダー迅」の強化形態ではあるが、変身ベルトが別のものとなっているため厳密には別のライダー。
迅バーニングファルコンの姿はかつての迅フライングファルコンをベースとしつつ、インナースーツがエイムズショットライザーやレイドライザーで変身したライダーやレイダーと共通のデザインとなっている。
これはZAIAが開発に関わっている装備を使っている影響か。
ヒューマギアが変身することを前提としていた滅亡迅雷フォースライザーのライダー時とは異なり、対仮面ライダー用装備を使っているため、スペックがフライングファルコン時と比べると3~4倍になるなど大幅に向上している。
変身アイテムの「ザイアスラッシュライザー」をベルトから取り外すことで武器としても使用する。
迅を復活させたのはZAIAエンタープライズ本社の開発主任だった「与多垣ウィリアムソン」であることが終盤で判明し、
「ザイアスラッシュライザー」や「バーニングファルコンプログライズキー」を与えたのも与太垣という人物だと明らかにされた。
だが、それ以上の迅の復活理由が『ゼロワン Others』という続編で発覚することになる。
【各種機能】
バーニングファルコンのボディはハイアーベースアクターと呼ばれる対仮面ライダー戦用強化アーマーに覆われ超電動アクチュエーターやエネルギー供給によるパワーアシストを組み合わせたヒューマギア強化システムを搭載し、迅フライングファルコンの数倍にも及ぶ身体能力を生み出している。
このスーツはフレックスダウンという軟質金属に耐熱ラミネートを施し、柔軟性を維持したまま耐熱性を引き上げることを可能とした。
高い気密性を有し、内部の圧力を外気圧より高く調整し維持することで、腐食性の液体や有害物質との折衝を遮断。
更に特殊コーティングが施され、伝播の反射や赤外線の放射が非常に低く抑えられたことで高いステルス性能を持つ。
迅バーニングファルコンの頭部、BFヘッドは翼を広げた鳥、もしくは「不死鳥」をイメージしたものとなっている。
バーニングファインダーは3次元レーダーやイメージングレーダーなど複数のレーダーを併用することで飛行物体や気象、地上の情報を獲得し、額のバーニングシグナルへと送信する。
バーニングシグナルはバーニングファインダーが集めた周辺情報を飛行状況を分析し、ルートの候補や高度、翼の形状など飛行に必要なデータを装着者に提供するシステムとなっている。
通信衛星に匹敵する機能を持つバーニングスコープによって高高度からの観測行動が可能。
光学機器を用いた望遠機能や目標追尾機能に優れ、イメージングレーダーのモニターとして機能することで高度差や距離があってもロックオンした標的を逃さない。
これによって高高度からのホーミングキックによる急襲を可能としている。
顔面装甲であるBFフェイスは小翼としても機能し、耐熱特殊装甲で作られレーダーや航空管制装置、視覚装置が組み込まれ迅をサポートすると共に、
頑強な装甲で顔面を防護し飛行能力を増強している。
側頭部には円形のハイアーコミュニケーターという会話装置があり、無線通信、スピーカーフォンを集約したコミュニケーションユニットが備わる。
飛行中でも機能させるため、高硬度では内部気圧をコントロールすることで急激な気圧変化に対応し、通信障害やノイズの発生を特殊シールドを使うことで防いでいる。
背部の主翼、バーニングスクランブラーは展開することで最高速度マッハ3.4ものスピードで飛行することが可能。
後述するバーニングチャージャーの機能で発生させた業火を纏うことで火の鳥と化し、飛行能力を爆発的に高めている他、ハヤブサの機能を利用し戦闘力を高める効果を持つ。
ボディアーマーのBFブラストは耐熱特殊装甲を用いて形成され、超軽量ながら非常に高い硬度と耐熱性を持つフェザーレジニウムという新合金が用いられている。
バーニングチャージャーという火給装置が内蔵されており、吸引した空気を加圧して密度を高めることで得た膨大な酸素を利用し、ザイアスラッシュライザーから供給されるエネルギーと混合させることで灼熱の業火を発生させる。
バーニングチャージャーが生み出した業火は防御以外にも、全身に纏わせることで各種攻撃の破壊力を爆発的に高めることが可能。
両肩を保護する
BFショルダーは
バーニングフェアレンサーという空間干渉場装置が内蔵され、周囲にエネルギー干渉場を展開することで飛行に必要なエネルギーを発生させる。
この装置のみでも
ゼロワンフライングファルコンと同じレベルの飛行能力を持つと良い、背部のバーニングスクランブラーが飛行速度で勝るため、離発着時や戦闘時の姿勢制御兼、サブフライトシステムとして主に活用するとされる。
この機能を利用し、旋回や宙返り、錐揉み回転などの動きを取り、肩部の防護と共にハヤブサの機能を利用し戦闘力を強化する。
ザイアスラッシュライザーから供給されたエネルギーによりバーニングファルコンアーム、及びBFレッグと呼ばれる特殊ユニットは装着者の腕力と脚力を大幅に引き上げる。
腕力は約18.5倍、脚力に至っては最大約19.2倍に及ぶという。
両腕を覆うBFガントレットに内蔵されたバーニングエンブという火炎制御装置によって腕部に纏わせた業火をコントロールし、パンチ攻撃等の破壊力を爆発的に向上させる。
フェザーレジニウムを採用した装甲で保護されバーニングクローを持つBFグラブはザイアスラッシュライザーの使用を前提とした調整が施され、近接格闘性能及び防御力が向上している。
脛部耐熱特殊装甲たるBFグリーブにもバーニングエンブが内蔵され、キック攻撃を始めとした各種攻撃の破壊力が向上。
BFブーツもまたフェザーレジニウム製装甲であり、バーニングクローを備え、空気を切り裂く急降下キックの破壊力を引き上げる。
必殺技はザイアスラッシュライザーを着脱することで刀身が伸びて剣として用いる炎の斬撃「バーニングレイン」、着脱せずに発動するキック技の「バーニングレインラッシュ」。
【活躍】
第25話にて変身後の状態で登場した。
バルカンアサルトウルフを圧倒し、変身解除させた。
その後、変身を解くと復活したと思われる
スーツ姿の迅が登場した。
滅とは別の信念で行動していたが、とある計画のため、滅亡迅雷.netに戻ってくる。
それは「衛星アークの機能を停止する」ことで、その過程で生まれた
仮面ライダーアークゼロの前に計算が狂い、操られることになった。
「アーク」破壊後は、滅を説得するも受け入れてもらえず、「アーク」の意思を受け継ぐ
仮面ライダーアークワンとの戦いの中で、揺らぎ始めている滅を庇い破壊されてしまう。
最終決戦の後、修復され、『REAL×TIME』ではアバドン軍団などと戦っている。
【余談】
スーツ担当は永徳氏が継続して演じており、
サウザーも兼任しているので、あまり共演はない。
ただし、演出の都合で共演する際はサウザーを別のスーツ担当者が演じる。
ダークライダーの強化形態が本編中で登場する例は極めて珍しい。
スーツ改造などではなく新しいベルト、全く新しいスーツが撮影に使われている点も異質といえる。
メタ視点で言えばレイダーやアサルトウルフなどのインナースーツを利用していることも考えられるが。
ダークゴーストが英雄パーカーを切り替えるフォームチェンジを行った例はあるものの、ダークライダーの強化形態がVシネではなく本編で披露されるのは珍しい。
脚本家繋がりか、仮面ライダーエグゼイドに登場した仮面ライダーゲンムもまたダークライダー(…なんだろうか)としては強化形態を有し、レベルアップを利用して戦力を向上させていた。
令和ライダーに含まれるダークライダーの強化形態としては間違いなく初。
最終更新:2025年05月28日 20:01