レイン星人 エージェント・アブレラ

「私を倒して終わりと思うな!この宇宙に人類がある限り、絶対に犯罪は無くならない!誰の中にも、私と同じ欲望があるのだ!」

【名前】 エージェント・アブレラ
【読み方】 えーじぇんと・あぶれら
【声】 中尾隆聖
【登場作品】 特捜戦隊デカレンジャー
海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船
【分類】 アリエナイザー/幽霊船の一団復活怪人
【出身星】 レイン星
【罪状】 銀河消滅及び惑星間戦争における大量殺人の罪
【ジャッジメント】 デリート許可
【モチーフ】 コウモリ
【出身星の由来】 雨(英:rain)、レインマン
【名前の由来】 傘(英:umbrella)

【特捜戦隊デカレンジャー】

雨が好きなレイン星出身のアリエナイザー

地球署が設立されるより以前から宇宙の武器商人として金を稼いでおり、多くのアリエナイザーに手を貸していた。
悪事と金を何よりも愛し(金が全てとまで言っている)、儲けるためだけにドロイド怪重機を開発して提供したり、数多の銀河や星を滅ぼした。
体は脳髄以外全て改造されており、頭部のカプセルは脳を守るために特殊な培養液で満たされている。それ故生身での戦闘力も高く、腕からの電撃や火球を放つ。
他にも黒いマントからは衝撃波を発生させ身を守ったり無数のコウモリになり姿をくらましたりすることも可能。
巨大化保険のサービスを行っているという設定もあり、実験と称してブライディを巨大化させたり、ギガンテス(ヴィーノ)に巨大化用の薬を渡すなどしている。

警備の整ってない地球に目を付け、マーケットにしようと目論んだが悪事はデカレンジャーにことごとく阻止された。

終盤、累計の損失額が100億ボーンを超えたことから宇宙警察そのものを殲滅しようとし、最凶アリエナイザー達や大量のドロイドと共にデカベースを乗っ取った。
ジェリフィスをデリートし駆けつけてきたデカレンジャーにアブレラ傭兵軍団を仕向ける。
自身はデカベースロボでスロットの示した番号に基づき町々で暴れまくり(宇宙警察の権威失墜も企んでいた)、地球周辺にはエネルギーバリアを展開し宇宙警察を戦艦ごと抹殺しようと企んだ。
だが、バンがデカベースのコントロールを奪い返したことでウニーガ達とともにデカベース内から追い出され、デカレンジャーと交戦するが、ウニーガ達はデリートされる。
最終的には彼自身も必死の抵抗もむなしくデリートの許可が下りてしまい、デカレンジャーの動揺を狙って言った上記の台詞をバンに否定され、ディーバズーカの一撃を受けデリートされた。

宇宙一頭のいいレイン星人はその頭脳を駆使し、技術を次々と開発し星を発展させた。同時にドーピング(決して悪いものばかりではない)などで肉体の強化も行ってきた。
その様にして長い歴史の中で超進化を繰り返していく中、レイン星人は皆違った見た目になり、皆違った理由で星を離れるようになってしまった。
そのため、レイン星人ほど統一性の無い宇宙人は存在しない(宇宙警察が当初、彼の出身惑星を特定できなかったのもこのためと思われる)。

魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』において、冥獣人デーモンのアボロスを弟子にしていたことが判明した。

【海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船】

幽霊船の一団復活怪人として登場し、ドロイドと共に再登場を果たす。

ジェットマンに豪快チェンジしたレッドは逃したが、異空間内でデカレンジャーに豪快チェンジした他の4人と激しい戦いを繰り広げる。
しかし、レッドがゴッドアイを手にし、その願いにより4人が脱出したため倒されず、その場に置き去りにされた。

【余談】

『デカレンジャー』当初はラスボスにする予定はなく、そのためコミカルな行動もしばしば見られた(当初は黒幕がいるという設定だった)。
しかし、路線変更にともない残虐極まりない性格になった。
なお、『デカレンジャー』の海外リメイク版『パワーレンジャーS.P.D』では当初から敵組織が存在し、彼より位が上の首領が存在している。

モチーフはコウモリ。頭部はコウモリのそれによく似ており、黒いマントは羽を思わせ、両腕はコウモリと同じつくりをしている。また、「蝙蝠傘」の意味も込められていると思われる。

声を演じる中尾氏は怪人の声優としては今作が初となり、『電子戦隊デンジマン』の吹雪豪以来、24年振りにスーパー戦隊シリーズに出演している。
『デカレンジャー』以来、『ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』で6年振りに同じ役を演じている(その間に『天装戦隊ゴセイジャー』の流感のウチュセルゾーの声を演じている)。

最終更新:2013年02月16日 18:22