キバットバットⅢ世

「キバッて行くぜ!」

【名前】 キバットバットⅢ世
【読み方】 きばっとばっとさんせい
【声】 杉田智和
【登場作品】 仮面ライダーキバ
仮面ライダーディケイド
【登場話(キバ)】 第1話「運命・ウェイクアップ!」~第48話(FINALE)「フィナーレ・キバを継ぐ者」
【登場話(ディケイド)】 第4話「第2楽章・キバの王子」
第5話「かみつき王の資格」
【分類】 サポーター
【モチーフ】 コウモリ
【種族】 キバット族

【詳細】

13あるモンスターの種族の一つ、キバット族の名門「キバットバット族」の三代目。
父親にキバットバットⅡ世、妹にキバーラがいる。

「黄金のキバ」と呼ばれるキバの鎧を管理する役目を持ち、「ガブッ!」と渡に噛みついて魔皇力を注ぎこむ事で渡にキバの鎧をまとわせる。

普段はバイオリン型の巣箱の中に居り、風呂の際でもバイオリン型の小さな風呂に浸かっている。
人の頭程度のサイズだが、アームズモンスターには「闇の盟約」を結ばせて封じ込め、巨大なドラン族モンスターを封印の呪術で使役するなどその力は未知数。

戦闘時にはアームズモンスターや渡自身の活性化した魔皇力の暴走を防ぐため、キバットベルトを通してキバの魔皇力の制御を行う役割を果たす。
また、猛スピードと鋭い爪を活かして白兵戦もこなし、時にはベルトから離れて自らファンガイアに戦いを挑むことさえある。
さらにフエッスルを吹き鳴らしたり武器に噛みついて魔皇力を増幅させたりするなど、キバの戦闘においてはなくてはならない存在である。

気取り屋だが悪い性格ではなく、基本的に軽妙な語り口で場を和ませる。
「この世アレルギー」を自称していた人見知りの渡にとっては全く気兼ねせず自由に会話ができる数少ない相手で、主に風呂場でしばしば話し込んでいた。

名門故か様々な知識に関して詳しく、毎回アバンタイトルのナレーションで「みんな、知ってるか?」という始まりで薀蓄を披露している。

本人は特に「描く肖像画の首が長くて噛み易そう」という理由で「アメデオ・モディリアーニ」の絵を好み、恵の事を「モディリアーニのお姉ちゃん」として好んでいる。

このように人間に対しても比較的好意的であるのだが、本来ファンガイアに仕えるキバットバット家が、人間の味方をしている理由は不明。
恐らく真夜から渡の手助けをするよう頼まれたと思われる。

なお、最終回では息子だと思われるキバットバットⅣ世が登場した。

【仮面ライダーディケイド】

第4、5話におけるキバの世界編に登場。
リ・イマジネーションにおけるキバの世界においてもキバの鎧を管理し、ファンガイアの王であるワタルに付き従っている。

原典に比べると青年だった渡に比べかなり幼い主のため、こころなしか対応が柔らかい。

王の簒奪を目論むビートルファンガイアの催眠波動によって操られ、彼をキバへと変身させた。
ディケイドとの戦いではライドブッカーの銃撃を受けることでベルトから外れて意識を取り戻し、再びワタルの元へと戻っている。
なおその後キバがファイナルフォームライドカードの力でキバアローへと変形、続けてファイナルアタックライドキバでディケイドファングが発動した際にキバットの声で上述のボイスが発せられているが、キバットが発言したかどうかは定かではない。

ビートルファンガイアの正体は先代のファンガイアの王でありワタルの父親であった。
そのため面識がないとは思えないが、キバットはその件について何も触れていない。

【余談】
杉田智和氏は特撮作品は本役が初。

その後「KAMENRIDERDRAGONKNIGHT」において仮面ライダーストライク(仮面ライダー王蛇)の吹き替えを担当している。
なお、王蛇とキバ(キバフォーム)は身長と体重が同じで、走る時のポーズ(両手を拡げ前屈み気味に走る)も似ているという共通点が有る。

スーパー戦隊シリーズでは海賊戦隊ゴーカイジャーにて賞金稼ぎキアイドー役が初参加。
その後特命戦隊ゴーバスターズにてドリルロイド2というキアイドー同様に赤い怪人を演じ、魔進戦隊キラメイジャーではクリスタリアの王オラディンを始めとしてキラメイジャーの各種装備の音声を担当している。

最終更新:2021年03月20日 05:37