ビャッコインベス

【名前】 ビャッコインベス
【読み方】 びゃっこいんべす
【声/俳優】 崎本大海(裕也ver)
佐野岳(紘汰ver)
【登場作品】 仮面ライダー鎧武/ガイム
【登場話】 第1話「変身!空からオレンジ」
第14話「ヘルヘイムの果実の秘密」
第40話「オーバーロードへの目覚め」
【分類】 インベス
【ディティール】 中華
【特色/力】 大型化した右腕の爪による攻撃、突進攻撃、紋様部分から帯状のビームを放つ、装甲の様な硬い皮膚
【動物モチーフ】 白虎
【その他のモチーフ】 スイカ?、銅鐸?

【詳細】

硬質化した分厚い皮膚を持つ虎に似た上級インベス

右腕の爪が大きく発達しており、爪の一つ一つが鋭利な刃物のような切れ味を誇る。
皮膚の下は筋肉の塊であり、高いパワー、そしてスピードを兼ね備えている。

突然失踪した「チーム鎧武」のリーダー、角居裕也の行方を追って「ヘルヘイムの森」に迷い込んだ紘汰らの前に現れ、彼らを追いかけ外の世界に出現。
戦極ドライバーを使い鎧武に変身した紘汰と交戦し、初めての変身で戸惑う鎧武を押すが無双セイバーと大橙丸を使った必殺技によりまっぷたつに両断され爆散した。

後に14話で、ユグドラシル・コーポレーションに侵入した光実が兄が放置していた端末を閲覧した際、「実験経過」のファイル内に記録されている形で1話では描写されなかった新規映像として再登場した。
その動画により、正体がヘルヘイムの果実を誤って口にしてインベスに変異した裕也であることが判明。

当初はこれを知ったのは光実のみであったが、兄である貴虎も彼のことは把握しており、
否応なくインベスとして殺害してしまった紘汰自身はこの残酷な事実にしばらく気づいていなかった。

だが22話にて貴虎に一部始終の映像をつきつけられ自分の犯した罪を知ってしまう。

第40話では、レデュエの催眠術に掛かった紘汰が見せつけられた「オーバーロードの力(極アームズ)を宿した自分が戦いを続けたら」というifの世界で彼自身がこの姿に変貌。
周囲の人間から「化け物」呼ばわりされて忌み嫌われ、死んだはずの裕也が変身する鎧武、そして他のアーマードライダーたちに追われる身となってしまう。
そしてレデュエの話術で「人間から拒絶された未来なら、自分たちと同じくインベスとして生きるしかない」と勧誘され、防衛本能から鎧武(裕也)を変身解除に追い込んでしまう。
だが、レデュエに嗾けられて裕也を殺めようとした矢先、「たとえ拒絶されても俺が人々を守る意思は変わらない」と悟って踵を返してオーバーロードたちに反旗を翻し、姿もビャッコインベスから極アームズへと戻った。

その姿を見送った裕也の顔には笑顔が浮かんでいた。その意味を知るものは……視聴者の心の中にある。

【余談】

「ビャッコ」と名前はついているものの、インベスのデザインテイスト(中華)の都合上、その姿は虎を彷彿とさせながら上半身緑で下半身が灰色となっている。
スーツはヘキジャインベスへと改造されたようだが、後に再登場しているためパーツ交換で対応できるかもしくは再改造されたか。

また体表面にある文様は、果物のスイカ、或いは酸化して緑青ができた銅鐸のように見える。

ちなみに「白虎」は虎の変異種の「ホワイトタイガー」が実在するが、中国の四神で西方を司る同名の神獣が有名である。
ただし、厳密に神話における白虎は「四神の中で若輩(或いは逆に高齢)」、「胴体が異様に長い」など実在のホワイトタイガーと似て非なるものなので混同してはいけない。

神話に於ける白虎は都の西方を守護し、道などの交通路を象徴とする。
フォルムのモチーフは『ウォーニングフルーツカクテル』によると、商周時代の虎紋を直立怪人にしたもの。

最終更新:2021年09月23日 22:54