【詳細】
主に後述する
インベスゲームで用いられる
初級インベスと、動物に似た姿と個体名を持つ上級のインベス、そして森の果実もろとも支配下に置いた
オーバーロードインベスが存在している。
初級インベスと上級インベスの関連性は番組終了後も未だはっきりしていないが、ロックシードや
ヘルヘイムの果実を食したことで強化を遂げた姿であると思われる。
上級のインベスは下級インべスが束になっても敵わないほど戦闘能力から見れば隔絶した力を持ち、光の三原色である「赤」と「青」と「緑」の3パターンの体色を持つ。
この体色はオーバーロードに対しても当てはまり、「赤」の
デェムシュ、「緑」の
レデュエが登場している。
残るは
「青」の和風インべスだが、怪人としての姿こそ見せていないが劇場版にて登場を果たした。
ビートライダーズと呼ばれるダンスチームが複数ある
沢芽市では、ダンスの練習場所が度々取り合う自体が起こっており、
それらの揉め事をロックシードを用いてインベスを呼び出し戦わせることでその勝敗に委ねるというインベスゲームが流行していた。
ロックシードを解錠することでジッパーが開くように空間に裂け目ができてそこから出現し、元の世界に戻る際にも同様だが、
召喚者の手からロックシードが離れるなどすると制御ができなくなり無差別に人を襲うようになってしまう。
また基本的にランクの低いロックシードが安価で入手しやすいこともありこれまで知られていなかったようだが、ランクAのロックシードを使うと上級のインベスを呼び出すことが出来る。
その場合、人間の幼児くらいの大きさにデフォルメされた初級インベスと異なり最初から等身大の姿で出現する。
その詳細はインベスゲームに興じるダンスチーム達も把握しておらず、暴走する危険性は知っていても高ランクのロックシードが初級インベスではない、強力な力を持つ上級インベスを呼び出せることをランクAのロックシードを所持していたチームバロンのメンバーは知らなかった。
葛葉洸太が変身する
アーマードライダー鎧武を皮切りに次々とアーマードライダーが誕生していく中、インベスゲームはインベスではなくアーマードライダー同士による戦いへと少しずつ変貌していくようになる。
だがこれらは
戦極ドライバーやロックシードの実践データを取るための
ユグドラシル・コーポレーションの策略であり、
インベスゲームをはやらせた張本人であるDJサガラや、ロックシードディーラーのシドもユグドラシル側の人間であったことが後に判明する。
上記の通りロックシードやヘルヘイムの果実を食すことでパワーアップを遂げる性質を持ち、また自身を呼び出したイチゴロックシードを取り込み
強化体となった
シカインベス、
大量のロックシードを取り込み初級インベスは上級インベスとなる過程をすっ飛ばして
イノシシインベスになっていた。
第1話では初級インベスが食べているロックシードを地面に叩きつけていたり、食べている最中背中から翅が生え飛行可能となった飛行体と呼ばれる姿になるなど、
ヘルヘイムの果実による強化も可能であり、第13話ではヘルヘイムの果実を食べた
セイリュウインベスは強化体となった。
当初はその生態に関してや発生条件など、インベスゲームが流行る一方でその詳細に関しては驚くほど知られていなかったが、
ヘルヘイムの森と現実世界を繋ぐ
クラックの頻出によりロックシードを介さない凶暴なインベスが出現し一般市民を襲うなど徐々にゲームには収まらない騒ぎへと拡大していく。
インベスに襲われた人間からはヘルヘイムの森に自生する植物が生えるなど不可思議な現象が起きており、
ある工事現場で繁殖していたヘルヘイムの果実を食した初瀬亮二は
ヘキジャインベスに変貌、第14話ではユグドラシルに潜入した光実が目撃した戦極凌馬の研究レポートにより、
ヘルヘイムの果実の効能により遺伝子構造に劇的な変化が起こり変貌した現実世界側の生命であることが判明する。
さらに20話にて語られたユグドラシルコーポレーションの理念により、全てのインべスはヘルヘイムの果実を口にした森のあるい世界の住人、ないし動物たちの成れの果てであることが判明した。
貴虎によると、地球の全てがヘルヘイムのような世界になるには10年しかかからないという。
単体では本能的に他の生物を襲ったり果実を貪るだけの野獣だが、オーバーロードなどの「知恵の実」の力を得た存在の前では絶対的に従う眷属として統率されているようである。
第45話では人間界での「黄金の果実」の資格者が紘汰に定まると、「始まりの男」と化した彼の「この世界(地球)が滅ぶ必要がなくなるように、別の世界(星)でヘルヘイムを繁栄させる」という望みで巨大なクラックが発生。その先に存在する宇宙のどこかの見知らぬ惑星に沢芽市で蔓延していたインベス全てが隔離された。
MOVIE大戦フルスロットルでは
機械生命体メガヘクスがコピーした機械生命体として大量の初級インベスが複製されるも、
メガヘクスが倒されると同時に機能を停止し沈黙した。
【仮面ライダージオウ】
「鎧武編」とされるEP11、12にて
アナザー鎧武が
初級インベスに似た怪人とされる個体を使役する形で登場。
さらにEP47では世界融合が極まった影響で鎧武
ライドウォッチが破損、ウォッチが収めていた仮面ライダー鎧武の世界がジオウの世界に上書きされることで初級インベスや
シカインベスを始めとした複数の個体が登場した。
【余談】
インベスの体色はボディーカラーで和洋中に分類されるが、それぞれ色分けが鎧武(青)、バロン(赤)、龍玄(緑)と一致する。
なおインベスのデザイン担当はテイストにより分担され、「語れ平成仮面ライダー」によれば、和風(青)を保氏、西洋風(赤)をNiΘ氏、中華風(緑)を章博氏が担当している。
このうち、NiΘ氏は特撮のクリーチャーデザインが初挑戦である他、脚本の玄氏と同じく嘗て多くのアダルトゲームや「燃えゲー」を生み出した「ニトロプラス」に所属していたことで話題を呼んだ。
最終更新:2021年09月23日 20:37