ビースト・ドーパント

「邪魔する奴は生かしちゃおかねえ。2人共だ!」

【名前】 ビースト・ドーパント
【読み方】 びーすと・どーぱんと
【声/俳優】 勝矢(W)
田中護(ドライブサーガ)
【登場作品】 仮面ライダーW
オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザードフォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー
風都探偵
【登場話(W)】 第31話「風が呼ぶB/野獣追うべし」
第32話「風が呼ぶB/今、輝きの中で」
【分類】 ドーパント
【メモリ】 ビーストメモリ
【綴り】 BEAST
【頭文字デザイン】 野獣の顎(B)
【特色/力】 凄まじい腕力で繰り出す破壊力、負傷後も瞬時にリペアする強力な自己再生能力
【生体コネクタ位置】 左腕
【モチーフ】
【名前の由来】 獣(英:BEAST)


【仮面ライダーW】

市販されている「ビースト(野獣)」のガイアメモリで有馬丸男が変身したドーパント。

牙や爪、毛皮等野獣のパーツを寄せ集めた狩猟民族のような見た目を持ち、重戦車を遥かに凌ぐ怪力で振るう鋭い鉤爪の威力は非常に強力。
また強靭な装甲皮膚による防御力は並大抵の攻撃が通用せず、マキシマムドライブの攻撃が直撃してもメモリブレイクせず瞬時に修復してしまう驚異的な自己回復能力を持つ。

シンプルに完成された性能のドーパントだが、このドーパントに変身している有馬丸男は有馬建設工の社長を務める荒々しい風貌をした男性。
ドーパント体同様粗暴な性格で妻である鈴子に対しても高圧的に振る舞うが、10年前は鈴子と尾藤勇と3人でつるみ鳴海荘吉とも顔見知りだった。

尾藤のことは「兄貴」と呼び、彼からは「マル」と呼ばれる弟分であった。
しかしその裏ではミュージアムと繋がりガイアメモリを手に入れており、鈴子と共謀して30億円を輸送中の現金輸送車を襲撃しその証拠隠滅のため奪った金を輸送車ごとダムに沈めていた。
尾藤は現金輸送車の襲撃が丸男の行ったものだと知ったが、鈴子の泣き落としに応じてしまい罪をかぶって出頭。

だが上記の通り鈴子も丸男の共犯であり、というかむしろ鈴子が主犯でありそこまでは尾藤も見抜けず二人の思惑にハマってしまいまんまと罪をかぶって10年間収監されていた。
その間鈴子と結婚し工務店を経営していたが、目障りな人間達をビーストメモリの力で排除していたようで、風都では「野獣人間」の都市伝説が広まっていた(仮面ライダー図鑑によると10年前の現金輸送車襲撃の目撃談が野獣人間の元になった模様)。

10年が経過し尾藤が出所するのに合わせ鳴海荘吉が鈴子から取り上げたゾーンメモリを回収しようと行動を開始。
強化されたサイクロン側の力に振り回されるダブルを圧倒し、再戦ではゾーン・ドーパントとの絶妙なコンビネーションでダブルとアクセルを苦戦させる。
しかし、エクストリームメモリの力で強化変身を遂げたダブルCJXになす術もなく、プリズムブレイクで再生能力を無効化され、ビッカーチャージブレイクを受けメモリブレイクされた。

敗北後、10年前の現金強奪事件の主犯だった鈴子と共に逮捕された。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

ショッカーの同盟怪人として登場。

処刑広場の決戦ではNEW電王を迎え撃った。

【仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム】

アクマイザーが生み出した再生怪人の1体として登場。

【仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z】

スペースショッカーの怪人として登場。

【ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー】

ロイミュード(スパイダー型)の077がビーストメモリを使用した個体が登場。

077はロイミュード(バット型)の051がコピーした人間と同じ人間をコピーし行動していたが、風とと東京都の堺目にぶっ倒れた状態で発見された。
そのため当初は051がコピーした人間のオリジナルと思われており、機能停止していただけだったのだが人間に擬態した状態で発見されたことからコピー元の死体と勘違いされてしまった。
実は風都でビーストメモリを手に入れていたようだが、使用したところ相互干渉によって機能停止してしまったらしい。
W劇中では人間以外でも鳥やドーパントになったことはあっても、人工知能ないしロボットがメモリを使ったことは無かった。

本庁と風都署が管轄問題でにらみ合いしていた中再起動し、証拠品として押収されたビーストメモリを奪還してドーパントへと変身。
ドーパント、かつロイミュードである正体が露見したことから、風都署の照井竜と泊進ノ介、詩島剛らは仮面ライダーに変身。

仮面ライダーマッハのシグナルトマーレの能力で動きを封じられた後、ドライブのスピードロップとアクセルのアクセルグランツァーを同時に受けメモリごと撃破された。

【余談】

丸男役の勝矢氏は仮面ライダーカブトにて田所修一の弟役でゲスト出演し、後に仮面ライダーゼロワンにもゲスト出演している。
怪人役を演じたのはビース・ドーパントのみ。

10年前から活動していることが判明している数少ないドーパント。
メモリが10年間手元になかったゾーンと違いビーストメモリは丸男の手元にあった。直挿しで使用しているが、メモリの毒素にやられているような描写見られない。
しかしガイアメモリの力に魅せられているのは確かなようで、メモリを手に入れて現金輸送車を襲って30億円を手に入れようとする等人間性が歪んでいしまった。

MOVIE大戦COREで描写されたガイアメモリの流通が始まった10年前は、まだメモリの構造が未熟だったためか毒素が強かったようだ。
ビーストメモリも10年前から存在していることが明らかになっているが、強い毒素を含む初期型だったのか、ミュージアム幹部達が使っているような完成度の高いメモリだったのかは定かではない。

最終更新:2024年11月29日 05:03