【名前】 |
アナザーリュウガ |
【読み方】 |
あなざーりゅうが |
【声/俳優】 |
須賀貴匡 |
【登場作品】 |
仮面ライダージオウ |
【登場話】 |
EP21「ミラーワールド2019」 EP22「ジオウサイキョウー!2019」 |
【分類】 |
アナザーライダー |
【変身者】 |
鏡像の城戸真司 |
【特色/力】 |
鏡の中の異世界と現実の往来/鏡で敵の攻撃をはね返す |
【モチーフ】 |
仮面ライダーリュウガ、仮面ライダー龍騎、リュウガサバイブ?、中華武将、東洋龍 |
【詳細】
仮面ライダー龍騎……ではない、仮面ライダーリュウガのアナザーライダーである。
主役ライダーではなく、サブライダーがアナザーライダーとして登場した初めての存在であり、変身者もリュウガに変身していた鏡像の城戸真司本人。
ミラーワールドと現実世界を行き来する龍騎ライダー固有の能力に加え、リュウガの紋章に似た鏡を作り出し受けた反射してしまう能力を持つ。
アナザーシノビのように本来の変身者であるにも関わらず姿がゆがんでいるのは、
「正規の変身手段(カードデッキ未所持)を取っていないため、まがい物と見なされているのでは?」という考察がある。
姿はリュウガをベースに、東洋風の龍であった
契約モンスターの
ドラグブラッカーをパーツに分解して全身に配置した中国の武将風にアレンジされており、
左腕にドラグセイバーをモチーフにした大刀、右腕にドラグクローをモチーフとした龍の顔をかたどった手甲を装備している。
これら武器を駆使して容赦のない接近戦を挑み、仮面ライダーリュウガとしての経験からかジオウ、ゲイツを相手取ってもなお余裕があり、
他のアナザーライダーと比べても特殊能力抜きでシンプルに強い。
強力な攻撃で倒そうにも鏡による反射能力があるため、跳ね返された攻撃が自分にあたってしまうのが何とも厄介。
この反射はオートによるものではなく、恐らく跳ね返す攻撃をアナザーリュウガ自身が選択できる。
跳ね返す場所も自由自在であるため、大量に分身して一斉攻撃したところで、複数の攻撃を本体に集中して反射されてしまう。
むしろ手数を増やされて集中的に反射攻撃を行われてしまうため、複数攻撃は禁忌。
そして、このアナザーライダーの最も重要な点は、完全な撃破を行うにあたって必要になる「リュウガライドウォッチの入手が実質不可能」であること。
そもそも仮面ライダー龍騎の物語は最終話の時点を持ってタイムベントの力によって幾度となく繰り返されてきた戦いが終わり、舞台となったミラーワールドが閉じたことで、
「戦いそのものが無かったことになった」として歴史が進んだという異例の話である。
ミラーワールドで
ミラーモンスターと契約し、自分の願いのために戦っていた何人もの仮面ライダー達は、仮面ライダーで無くなった普通の人生を歩んでいる。
そのため2002年にタイムマジーンで移動したところで「仮面ライダー龍騎の物語は存在しない」ため、かの仮面ライダー達はおらず、
ライドウォッチを入手するのは不可能。
アナザーライダーを撃破するには基本的に対応するライドウォッチを用意するか、その
オリジナルの仮面ライダーが撃破するかというのが基本のルールとなっており、
そのルールに則れないアナザーリュウガは無敵の存在と化している。
となると、変身者である鏡像の城戸真司は劇場版EPISODEFINALに登場したいわば人型のミラーモンスターであり、
ミラーワールドが存在しない世界になった以上、ミラーモンスターもまたいなくなり、鏡像の彼も消えてしまっていたはず。
だが、ウールが門矢士から聞いていた「
数千回に一回鏡が割れる瞬間にだけ繋がる失われた鏡の中の異世界がある」という話を自分の手で実行したことでミラーワールドへの扉がつながり、
その影響で鏡像の彼も復活した…ということらしい。
他のミラーモンスター達が復活していないあたり、
タイムジャッカーが関与したことと、
アナザーウォッチ生成が完了したことである程度の歴史改変が行われた可能性も考えられる。
ガラス等を媒介に現実世界とミラーワールドを行き来する事ができるため、ジオウらの追跡を振り切ったり神出鬼没に襲いかかったりとこの転移能力も強力。
だが白ウォズは撃破が困難なアナザーライダーであると言っても、変身者は鏡像の城戸真司、つまり城戸真司本人が消えれば鏡像もまた消えるとして、直接真司の命を狙い始める。
ゲイツは反射能力にタイムラグがあることを利用して刺し違える覚悟を持ってタイムバーストを発動するが、アナザーリュウガを倒しきれずに自身が致命傷を負い、ゲイツライドウォッチも砕け散ってしまった。
だがそこにジオウⅡライドウォッチを完成させたソウゴが表れ、時間を逆行させることでゲイツのダメージを無かったことにしてしまう。
そしてジオウⅡへと変身したソウゴは、ノーマルジオウを遥かに超えるジオウⅡの能力でアナザーリュウガを圧倒していき、
あらゆる攻撃を未来予測で未然に防ぎ、そのままキングギリギリスラッシュを発動して撃破した。
変身していた鏡像の城戸真司がどうなったのかは不明だが、「RIDERTIME 龍騎」に登場した存在と、このアナザーリュウガに変身していた存在との関連性は定かではない。
【余談】
スーツは後にRIDERTIME龍騎に登場する
アナザー龍騎に改造された。
そのため
アナザージオウⅡが呼び出したアナザーライダー軍団にはアナザーリュウガが含まれていない。
アナザーシノビ同様の「本来の変身者が契約者」というパターンだが、姿が歪んでいる理由として本来の変身アイテムであるはずの
カードデッキではなく、アナザーウォッチを使って変身している(=正規の変身手順を踏んでいない)ためではないかとされている。
ちなみに、ウールが士から聞いたというミラーワールドを開くための方法だが、
門矢士役の井上正大氏は聞いてなかったらしく、ツイッターで驚きを示す書き込みをしている。
何故この件について士が知っていたのかは不明だが、井上氏は龍騎のファンでディケイドでもカメンライドで龍騎に変身している回数が多く、ジオウでも第14話でディケイド龍騎として姿を見せている。
またファイズの世界、ネガの世界にて士は仮面ライダーリュウガと対峙している等、関連がある。
最終更新:2022年08月09日 02:38