【名前】 |
コカトリスマイナソー |
【読み方】 |
こかとりすまいなそー |
【登場作品】 |
騎士竜戦隊リュウソウジャー |
【登場話】 |
第7話「ケペウス星の王女」 第8話「奇跡の歌声」 |
【所属】 |
ドルイドン |
【属性】 |
鳥獣型モンスター |
【分類】 |
マイナソー/超音波目コカトリス科 |
【発生元】 |
フィータ |
【願望】 |
「ドルイドンに捕まってしまった」 |
【武装】 |
無し |
【鳴き声】 |
「グワアァァ!」 |
【分布】 |
絶叫の遊園地 |
【経験値】 |
309 |
【幻獣モチーフ】 |
コカトリス |
【その他のモチーフ】 |
王冠、鳥 |
【経験値の由来】 |
騒ぐ |
【詳細】
ケペウス星の王女であるフィータのマイナス感情から誕生し、幻獣「コカトリス」の伝説を司って実体化した
マイナソー。
青い肌をした王冠をかぶった鳥の怪物といった風貌を持ち、両腕の翼で飛行することが出来る。
右翼先端にはカッター、左翼先端には鉄球を装備しこれによる接近戦の他、凄まじい奇声を超音波として放出し相手を攻撃する。
鳴き声が武器という都合故か、
マイナソーとしては唯一願望に由来する特徴的な鳴き声は持っていない。
接近戦よりは離れた相手を一方的に攻撃する戦法を得意とする上に、太陽を背にして相手の目をくらませたり、一般市民が大勢いる遊園地の近くで暴れるなど、
自分に優位になる行為を繰り返す悪意のある行動を取る。
ケペウス星の王女、フィータが発生元だが、
ワイズルーの策略で
マイナソーの体内に閉じ込められており、
その状況がフィータのマイナス感情を生み出し、自身のエネルギーとなることに加え、人質にもなっているという二重の利点を持つ。
宿主と密接な関係になっているためか、フィータの「下手な歌アレルギー」ともいうべき音痴を嫌う性質も受け継いでいる。
この
マイナソーを利用し、
ワイズルーは騎士竜をフィータの姉、カルデナを利用して葬り去ってしまおうと考えた。
第7話から8話にかけて登場。
遊園地で一発屋の歌手、下村一平のステージに出現しており、コウとういが見つけた際には
マイナソーの足元で咳き込み、苦しげな顔をした下村が倒れ伏すところだった。
超音波を放って観客を昏倒させると、現れた
クレオンは
ドルン兵に指示を出して倒れた人々をどこかへと連れ去っていった。
その中にはコウとういの姿もあり……
ドルイドンに連れ去られたコウ達だったが、コウだけはすんでのところで耳栓をしていたため超音波の効果が軽減されており気絶していなかった。
ドルン兵を蹴散らして脱出したコウだったが、そこに新たな幹部として
ワイズルーが出現。
ワイズルーは洗脳した子供たちを盾にして竜装チェンジしたコウを圧倒したため、不利と見たコウは撤退を選ぶ。
その後順調にフィータからエネルギーを吸収して巨大化。
キシリュウオースリーナイツと戦うが、接近戦でかなわないと見るや即座に空中に飛び上がり超音波攻撃に専念。
太陽を背にしてリュウソウジャー達の視界を遮りつつ、超音波攻撃で苦しめるコカトリスマイナソーに、キシリュウオーはフォートレスモードに変形し、防御重視で耐え忍ぶ。
そこへタイガランスとミルニードルも参戦し、2体の騎士竜を加えたことでファイブナイツが誕生。
再び飛び上がって太陽を背にするも、ミガケソウルで鏡と化したビルの屋上が太陽光を反射し、それに目がくらんだことで地上へと落下。
ファイブナイツの猛攻を受ける。
しかし落ちた地点は遊園地のすぐそばであり、これ以上戦うと被害が出てしまうため攻撃できなくなってしまうリュウソウジャー。
そんな彼らを尻目にコカトリスマイナソーはその場から飛び去り、姿を消した。
合体を解除して集まったリュウソウジャー達のところへ、ういに連れられたフィータが現れ、姉と再会を喜び合うが……
その後第8話にて再登場し、街中で暴れはじめる。
それを見逃せるリュウソウジャーではなく、再度ファイブナイツへ合体し対処しようとするが、突然ファイブナイツは大爆発。
実は第7話で捕まっていたフィータは
ワイズルーが化けた偽物。
ワイズルーはコカトリスマイナソーの体内にいる妹を人質に、カルデナを唆して竜装合体の核であるティラミーゴに爆発物を呑ませた上で合体するタイミングを見計らって起爆し、騎士竜達を一網打尽にしようと企んでいた。
しかしその計画はティラミーゴやトリケーン達をカルデナが「騎士竜」と呼んだことでメルトに見透かされており、事前に自分達の情報を知っていたことを察知したメルトの作戦で「フエソウル」を使った分身作戦を密かに実行。
爆発したファイブナイツはフエソウルで作られた分身が合体したものだった。
「偽物を倒させる」というのは第8話冒頭で
ワイズルーが自分に見せかけた
ドルン兵をコウに倒させたのと同じもの。
自分の作戦を逆に利用された
ワイズルーは自画自賛しつつも、そっくりそのままやり返されたことに怒りを見せ、コカトリスマイナソーに指示を出して高く飛び上がらせ、完全体になるまでの時間稼ぎをしようとする。
改めてファイブナイツに合体したキシリュウオーだったが空にいる相手に攻撃もできないため、「音痴」であるアスナが離脱し歌を披露。
その下手な歌に「下手な歌アレルギー」を発症したコカトリスマイナソーは苦しみだして地上へと落下。
そこを狙って放たれたファイブナイツアルティメットスラッシュに切り裂かれ爆散。
爆発に巻き込まれる寸前、ハヤソウルで竜装したグリーンによって体内のフィータは無事脱出に成功したのだった。
【余談】
モチーフであるコカトリスとは中世ヨーロッパに伝わる怪物。
その頭は鶏、背中には竜の翼、蛇の尾、黄色い羽毛姿をしているとサれており、雄鶏が産んだ卵をヒキガエルが暖める事で生まれるとされている。
メインカラーが青色だが、胸毛?は黄色であり、両足は鳥肌のようになっているが、両肩は爬虫類の鱗のようなディティールになっている。
その視線と吐く息は猛毒で、見抜かれた相手は石に変わってしまうとも言われる。
バジリスクをも超える毒性を持つとされるが、見た相手を石化、猛毒を持つ等バジリスクとの共通点も多く、コカトリスとバジリスクを同一視する説もある。
因みに策士
ワイズルーの初登場回でもあり、彼の狡猾さが印象付けられた作戦ではあったのだが、冷静になって分析してみると
実はこの[[ワイズルー]]という存在自体が一番の敗因と言える。
ひとつが、自分の姿に似せた
ドルン兵の影武者でリュウソウジャーを欺いていたが、それをヒントに肝心な爆弾をフエソウルによって防がれるという失態を侵した点。これについては、「真似をされた」と本人も立腹していた。
そしてもう一つが、「フィータのアレルギー」の件である。これはコウたちが匿っていた時にフィータが苦しんでいたことを思い出したことから閃いた作戦だが、上述の通りこの時点でフィータ本人ではなく、
ワイズルー自身が化けた偽物である。つまり、
教えてさえいなければ、本来姉妹間でした知らない筈の秘密をわざわざリュウソウジャー側に悟られる機会を与えてしまったのである。その後の
ワイズルー本人の様子から、故意に起こした言動ではないようだが、「下手な歌アレルギー」を印象付けるリアクションさえ起こさなければ、リュウソウジャーに対応策を取られることも無かったと思われるが、何故そのような行動を取ってしまったかは不明である(アレルギーで無いにしても、高慢な
ワイズルーもまた下手な歌が嫌いだったのかもしれない)。
スーツは第1話にて登場した謎の
マイナソー(当時個体名が不明だった)だったものを改造したものだが、その
マイナソーは第14話にて
バジリスクマイナソーとして改めて登場している。
両腕や背中の翼などが取り外される形になっており、恐らくスーツはパーツの付け替えが可能な仕様になっているものと思われる。
上記の通りコカトリスとバジリスクを同一視する説から、改造スーツの伝承元に選ばれたのだろう。
なお王冠をかぶっているが、これは同一視されるバジリスクが「王侯」を意味する単語が由来であり、バジリスク自体も「蛇の王」を意味する名前から、
もしくは発生元であるフィータ、及びカルデナが王女のためか。
最終更新:2021年07月22日 02:43