ドルイドン

【名前】 ドルイドン
【読み方】 どるいどん
【登場作品】 騎士竜戦隊リュウソウジャー
【名前の由来】 ドルイド

【詳細】

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場する敵組織。
「戦闘民族ドルイドン族」とも称される太古の地球に存在した種族の末裔である。

同じ時期に地球にいたリュウソウ族とは争っていたが、約6500万年前に地球に飛来し、恐竜絶滅のきっかけとなった巨大隕石から逃れる為に宇宙に逃走する。
そしてそれから長い年月が経ち、平和になった現代において地球を再び支配すべく帰還してきた。

人間のマイナスな感情から生み出される怪物「マイナソー」を使役し現代の人間社会を滅ぼしつくそうと企んでいる。
そのためにマイナソーを完全体まで育て上げる必要があるため、マイナソーを単なる手駒として使うのではなく、リュウソウジャーらの攻撃から守るために現れ戦闘を行う幹部が比較的多い。
そのため部下を引き連れ自ら破壊活動を行うようなタイプの幹部が少ない。
ガチレウスくらいか。

劇場版において6500年前にも幹部格達が存命していたことが明らかになっており、リュウソウ族も長命ではあるがコウらはさすがに数千年生きておらず世代交代を経ているため、
ドルイドンはいわゆるウラシマ効果があった可能性を差し引いても人間を超えた長命の種族であるとわかる。

なお劇場版においては巨大隕石が迫る中、リュウソウ族と争った末、彼らの脱出船を破壊して自分達だけ宇宙へと逃げ出しており、
もしかするとリュウソウ族と立場が逆になっていた可能性も否めない。
そうなった場合、現在のような人類の繁栄は有りえなかっただろう。

彼らはエラスと呼ばれる存在によって生み出された種族であり、全員同じ母から産み落とされた兄弟であると言える。
ドルン兵クレオンといった存在を除けば全員が共通のモチーフとして「チェスピース」が組み込まれており、
それぞれチェスピースの種類によってクラスが分けられている。
ルーク級、ビショップ級のように「○○級幹部」として公式サイトでは紹介されており、個人のモチーフ以外にも立ち位置等に影響されている部分が見受けられる。
なお幹部級は体の何処かにチェス盤をイメージしたバックルをつけており、そこに階級のチェスピースがどう動けるかを示す模様があり、それで階級を判別できる。
この要素は裏設定に当たるもので、劇中で言及されたことはなく、バックル自体は単なるデザインの一つとでしか使われていない(能力の起点になるウデンは除く)

第46話にて彼らはエラスが生み出したリュウソウ族を倒すための種族だったことが明らかとなった。
元々リュウソウ族のほうが先に作られ、地球を守るために生み出された彼らは同族で争い始めたため見限ったエラスが次に作り出したのが、リュウソウ族を駆逐するための戦闘民族、ドルイドンである。

しかしドルイドンはリュウソウ族ばかりか地球の支配を目論むようになったため、エラスはこちらも見限り、地球を作り直すことを宣言する。

エラスが完全体となりリュウソウジャー達と激突、自分が最早地球にとっていらない存在だと悟ったことでエラスが滅び、
ドルイドンはプリシャスワイズルーが生き残ることとなった。
プリシャスはエラスに取り込まれ肉体を作り出すための礎となり、ワイズルーはマックスリュウソウレッドとの一騎打ちに敗北し少しの間だったが表舞台からは退場しあの時点で死亡していてもおかしくはなかった(実際ワイズルーのデータが追加されたのは、一騎打ちの末消滅した…と見せかけていた第42話終了後)。
ワイズルーが生き残っていたのはともかく、プリシャスが生存できたのは奇跡のようなものであり、命を拾った生き残り達は、クレオンの母星を新たな天地と定め、地球から去っていったのだった。

【余談】

テレビ朝日公式サイトでは「ドルイドン」という名前で紹介されている為、本ページでは「族」を付けずに作成している。

幹部と戦闘員のモチーフはチェスのピースである模様(ルーク駒ポーン駒など)。
本編では言及されないいわゆる「裏モチーフ」に当たるため、公式サイトの項目でルーク級幹部等と分類されているのは映像で紹介されていない。

完全に人型のドルイドン達だが、怪獣というか怪物であることを強調したデザインのマイナソーとは別の生物であることを意識させるための区別だったとか。

同じ母から生み出された存在なれど、リュウソウ族とドルイドンは価値観の隔たりがあまりにも大きい。
両者共に地球のために、というエラスの意識から作られたが、互いに争いあった挙げ句切り捨てる判断をくだされたものの、
リュウソウ族はエラスを封印した後も地球に残って長い年月を人類の裏で生活し、その結果「騎士道精神」を鍛え上げ「騎士竜戦隊」となっていったのに対し、
地球を離れ他の星でも傍若無人に振る舞った挙げ句、何も成長せず地球に戻ってその支配を謳うドルイドンを蘇ったエラスが見れば、廃棄処分を決断したのもしょうがないだろう。

最終更新:2020年07月20日 01:52