【詳細】
ユダヤ教の伝承に登場する自立式泥人形のこと。
ゴーレムという名前はヘブライ語で胎児を意味し、作り主の命令だけを忠実に実行する下僕である。
自立式で命令を受けて動くという点ではロボットに近いが、複雑な工業部品が組み上がって動くロボットと、超自然的な力で物体そのものが動くゴーレムは似て非なる存在と言える。
金属製の身体を持つゴーレムもいるが、そちらはロボットに近くなっているもののやはりゴーレムの範疇に収まっていると言える。
扱うためには数多くの制約があり、それに反すると凶暴化するともされている。
ゴーレムという存在において最も有名な逸話としては「額に刻まれているemethの最初のeを削ると死を意味するmethになり自壊する」というものだろう。
なおユダヤ教の伝承であるため一般的に日本人等がイメージする文字、読み順ではないため、ヘブライ文字であること、右から左に読むことには注意。
ゴーレムをモチーフにした怪人はモチーフ通り自立式で意思を持たず決まった命令に従う個体であることが多い。
また土から生まれることもあってかカラーリングに乏しく、無骨なデザインであることがほとんど。
粘土から無数に作り出される
ゴーレム兵や、土のエレメントを持つ
ゴーレム(ガッチャード)のようにその場で作られる戦闘員として登場することもあり、頑強な身体と高いパワーを持つ設定であることもあってやられ役から強敵まで幅広く対応できるモチーフであるといえる。
なおエメスのeを消すと崩壊するという設定はあまり活かされることはなく、ボウケンジャーに登場したゴーレムを倒すために利用されるくらい。
しかし
ゴーレムメギド、
ゴーレムマイナソーのようにデザイン段階でディティールとして含まれている個体も存在している。
最終更新:2024年12月04日 00:49