ジークベルト・アンスバッハ

56/Male/181cm/チーム・アンスバッハ・チーフ


+ ネタバレ
ヴェーネの育ての親でフリッツの実の父。だがフリッツにはほとんど目もくれず、自身の「愛娘」であるヴェーネにのみ執着してきた。人間の人生を「ゲーム」と見なしており、この思想や後述するヴェーネへの教育のためにオーウェン・バルチックや先代のG.M.G.C.委員長であったモーガン・ダグラスの父ラルフを初めとする一部の人々からは危険視されていた。
プロジェクト・セラフィックブルー発足に際して立ち上げられたチーム・アンスバッハのチーフ。理想の娘を象った素体にシリア・ローズバーグの魂を入れて生み出したヴェーネに「救世の道具」としての徹底的な教育を施したが、それが結果的にヴェーネの精神を病ませ、彼女の人格を破壊する結果を招いた(かつてラルフはこの「救世の道具」としての教育に反対しており、ヴェーネが精神に異常をきたした事を知るとそのことに関してジークベルトに釘を刺した)。後にヴェーネがルシファー変異症を発症して亡くなったことで彼の計画は失敗したかに思われたが、その後ヴェーネのクローンを作り出し、再び彼女を「救世の道具」に仕立て上げる教育を行った。

独裁者のような思想の持ち主だが、後述する場面でヴィルジニーに一喝されただけで黙ってしまうなど実は小物であることを示唆するような行動がある。また、ヴィルジニーからはヴェーネに対する執着振りを「ゲオルクに似ている」と評されている。

物語の後半でヴェーネが完全なセラフィックブルーセルフになるためオリジナルヴェーネの下を訪れた際、多少の誤算はあれど自分の思い通りに事が進んだことを喜んでいたが、それを間近で聞いていたヴィルジニーに一喝され、あっさり引き下がってしまう。その後ガイアキャンサーと結合させられたオリジナルヴェーネの暴走でオリジナルヴェーネ保管室が爆発した際、ヴェーネ一行やフリッツと共にオリジナルヴェーネが最後の力で張った障壁で守られ脱出したが、その際なぜか障壁が壊れ自分一人だけ致命傷を負うこととなる。
最期は人の人生をゲームにする彼の主義に則ったフリッツに「ゲームオーバー」=自分の負けを宣告され、その直後に絶命した。皮肉な事に、ゲオルクと同じ末路(「愛娘」の手に掛かる)を辿って死ぬ事となった。

死後、オーウェンとジェラールの家宅捜査によって彼の自宅からヴェーネに関する記録が発見され、それによって彼がエルの存在に気付いていた事やエルの正体について考察していた事などが明らかとなる。

なお、ジークベルト一人だけが致命傷を負った理由についてフリッツやヴェーネはオリジナルヴェーネが消滅の間際に今まで自分の人生を縛ってきたジークベルトに復讐したのだと考えていたが、実際はオリジナルヴェーネの体から離れたエルが障壁を破壊しジークベルトを殺害したことが物語終盤で明かされた。

人間関係

ヴェーネ・アンスバッハ 「愛娘」
フリッツ・アンスバッハ 実の息子
エル 娘の「悪い親友」

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最終更新:2014年07月31日 17:16
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