フェジテ内政部の地上統治部門幹部。亡父ラルフの後を継いで若くしてC.M.G.C.委員長の職に就いたが、本編の2年前に
ユアンが
ヴェーネを連れ去った事件(Ep00冒頭の場面)の責任問題から解任され地上統治部門幹部となる。支配派の最たる者で、弱者に対しては強硬で強者に対しては臆病な性格から、
デイジーらからは内政部に蟠踞する危険因子と見られる。また
ジークベルトのヴェーネへの教育方針に反対していたラルフとは対照的にジークベルトの教育方針に賛成している。
物語後半で
ゲオルクに因って
解放戦争?の火蓋が切られたとき、それに対しデイジーの決定した方針を不服とし、また
エンデに唆かされて女王に対する叛逆を起こし、支配者の位を簒奪。軍隊と
ルシファー?に改造を施したルシファーナイツという部隊を
商業繁華ダルムシュタット?に送り込んで武力衝突を起こす。また、ルシファーと親の面会を斡旋するという裏ビジネスを営む
エイブラム?にルシファーを送致して金を受け取るというとく職まで及ぶ。その後はセラフィックブルーの身柄引き渡しを
オーグ?に要求し、
ドリスと
ヤンシーを人質に取ってC.M.G.C.本部に立て籠るが、その際ヤンシー達を拷問で痛めつけようとするも逆にヤンシーに論破された上彼女の気迫に押されてしまう。その後、
ユアンがオーグの面々を率いてG.M.G.C.本部に突入した際に自分がエンデの捨て駒にされていた事にようやく気付くが、その直後にエンデに裏切られてガイアキャンサー「バルバラ」と結合させられ、オーグに討たれることとなってしまった。
死ぬ間際にユアンらを道連れにしようと施設を封鎖するが、ルシファー化促進薬を用いて自らルシファーとなったユアンがレイク達を逃がした上、ルシファー化したユアンにバルバラを引き寄せられて彼と融合しキャンサーイーヴルになり、最期はユアンの自爆の道連れにされ絶命。結果的に施設の操作は阻止され、ユアン以外のオーグのメンバーには手を出せずに終わった。