未開の地域調査
戦闘前
穏やかな海《セルリアン》
穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。
この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。
比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。
ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
[PC名]達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。
この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。
どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。
海は、まだまだ先へと広がっている。
戦闘前(2回目以降)
朽ちた遺跡は、時折探索の邪魔をする。
脆くなった巨大な柱が道を塞ぎ、瓦礫の影から原生生物が襲い掛かる。
見慣れぬ掠れた文字や、崩れて小魚が住み着いた家具らしきもの。
錆びつき原型を留めていない金物、珊瑚や海藻で覆われた柱――。
未開の地域に来たはずが、まだまだかつて人が居た痕跡は絶えない。
ここにはかつて生活があったのだろうか?
この遺跡は、朽ちる前はどのような姿だったのだろうか?
そしてどこまで続いているのだろうか……?
様々な想いをさざ波に乗せながら、
まだ見ぬ、広い未開の地への一歩を踏みしめる。
この険しい道のりは、まだまだ先へ先へと続いているだろう。
勝利時
――辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。
未開の地域調査(5)
勝利時(カジノ船イベント)
未開の地を探索していると、どうやらひらけた場所へ到達したようだ。
スキルストーンの機能により、早速探索協会へ――
カジノ船
……遠くに煌びやかな船が見える。
その船は徐々に近づいてきた。
CASINO ビッグウェーブ
大々的にそう書かれた船から、女性の声と明るい音楽が響き渡った。
ベティ
巨大カジノ船『ビッグウェーブ』のディーラー
鮮やかなカード捌き、ルーレット、ダイステクまで何でもござれ。
軽い手品も出来るエンターテイナーの人魚である。
好きな食べ物はセブンシーザーサラダ。
ベティ
「テリメインにいらっしゃる皆さ~ん! 御機嫌よろしゅうございます!」
ベティ
「この船はぁ~、皆さんにビッグなドリィームを掴んでいただける……かもしれない!
そんなチャンスを乗せた、宝船…そう、【カジノ船】でぇーす!」
ベティ
「またぁ、この船にご乗船いただかなくともぉ、
もれなく皆様の【
スキルストーン】の力によって、どこでもカジノに参加することができまぁす!」
ベティ
「勝てばま・さ・に天国! 負けても夢を取り戻そう☆」
ベティ
「是非是非この機会に、このドリィームゲッターチャンス! ビッグウェーブをお見逃しなくぅ~!」
どうやら探索者たちが切り開いてきた道を辿って、怪しげな船がやってきたようだ。
先行している探索者たちから、この辺りに凶暴な魔物がいるという情報も流れてきている。
準備を整えた方が良いだろう。
※ショップにて新規
アイテムの購入と、ミニバカラへのベットが可能です。
未開の地域調査(7)
予告時
朽ちた遺跡は先へと続いている。
時折迂回させられながらも、未開の地を進む……。
このまま何も出ないまま終わるのか?
朽ちた遺跡を進む[PC名]の視界が突如開ける。
大きな石像の横を通り抜けると、そこには島があった。
海の中に関わらず、見渡す限り、大小さまざまな島が一帯に浮かんでいる。
『海中島の海《アトランド》』
その名が思い浮かぶかもしれない。
その時、突如近くにあった石像が動き出して襲い掛かってきた!
次回予告
敵PT名「石像」
ガーゴイル(PT人数*2)体
戦闘前
あらすじ
像がガーゴイルとして動き出し、襲ってきた。
勝利時
ガーゴイルたちが音を立てて崩れ落ちる。
どうやらここはアトランドのようだ。
探索者たちの動向が協会に届いたようだ。
アトランドへのルートが確保された。
また、他の探索者たちがストームレインへの道を発見したため、
そちらへのルートもどうやら確保されたようだ。
未開の地域調査(26)
勝利時
カスミ
棺を背負った黒髪の少女。
どうやらはぐれてしまったパーティメンバーを探しているようだ。
好きな食べ物は不明。
カスミ
「あなたたち、ちょっと」
唐突に、背後から声をかけられた
カスミ
「こんなところに人がいるなんてね」
カスミ
「私はカスミ……人を探しているの。ドラゴンと、一緒にいるピンクの髪の子、見てない?」
カスミ
「なんかふわーっとした感じの子……」
カスミ
「あと、目つきが悪い、自分が勇者だと言い張ってる男も一緒にいるかも」
カスミ
「でかいドラゴンになったって聞いたけど……いや、さすがに冗談よね」
カスミ
「知らないならごめんね。じゃ、またどこかで」
少女は去っていった。
未開の地域調査(29)
予告時
カスミ
棺を背負った黒髪の少女。
何か様子がおかしい……。
好きな食べ物は不明。
カスミ
「……」
背後から棺を背負った少女が現れた。
カスミ
「……あなた、願いを叶える力、知ってる?」
カスミ
「知らない? ……いや、知ってるわよね?」
カスミ
「私、叶えたい願いがあるの……あの人を、生き返らせたい」
カスミ
「あなた……持ってるわよね、願いを叶える力のかけら――」
カスミ
「
スキルストーンは……願いを叶える力のかけら……砕かれた力のかけら……」
カスミ
「全部……全部……」
カスミ
「全部ヨコセェェェェェェッ!!!!!」
少女は突然襲ってきた!
次回予告
敵PT名「かけらを求めるもの」
カスミ(PT人数に関係なく1体のみ)
勝利時
カスミ
棺を背負った黒髪の少女。
歯車が狂ってしまったのは、いったいいつだったのだろう……。
好きな食べ物は不明。
カスミ
「……」
少女は意識を失ってしまったようだ。
シュテルン
「こんなところに居ましたか。」
いつの間にか背後に人の気配がある。
シュテルン
海底探索協会会長代理。
長い銀髪蒼眼で眼鏡をかけており、怪しげな黒衣に身を包んでいる。
好きな食べ物はシーアップルパイ。
男は10人ほど人を引き連れているようだ。
シュテルン
「彼女は我が協会の保護施設から居なくなって、捜索リストに載っていましてね……」
シュテルン
「【保護】にご協力感謝しますよ、探索者の皆様……おい」
後ろの黒服たちが有無を言わさずカスミを回収していった。
シュテルン
「この辺りはもう何もないようですね。こんなところに逃げ込んでいるとは……」
シュテルン
「探索者の皆様、ご協力感謝いたします。そういえば……あちらの方で何か騒ぎがあったとか」
シュテルン
「それでは探索者の皆様――私は忙しいので」
シュテルンは配下を引き連れて別の方角へ歩いていった。
どうやら行き先が増えたようだ。
最終更新:2018年05月26日 01:00