ロウルート

――カテドラル・ロウ――

ヨシオ:
メシア教の聖地
カテドラルへようこそ
フツオ君
神の千年王国は
まもなく
現実のものとなるでしょう
しかし
カテドラルには
多くの悪魔が
入りこんでしまいました
このままで
神のおいでを
待つわけにはいきません
ところで・・・
まだ東京には
神の邪魔をする者がいます
四天王と名のって
東京の四方にいる
4人の鬼です
フツオ君
四天王を退治して下さい
僕はここから
はなれるわけには
いかないのです
ぜひ
お願いします・・・

ヨシオ:
やあ
フツオ君
無事でなによりです
フツオ君
四天王を退治して下さい
僕はここから
はなれるわけには
いかないのです
ぜひ
お願いします・・・

ヨシオ:
フツオ君!
大丈夫ですか!
はやく手当を・・・
(*主人公重症)

メシア教徒:
もう大天使様が
ここに来ているって
はやく会いたいな

メシア教徒:
せっかく出来たカテドラルに
めざわりな悪魔や
異教徒どもが
入りこんでしまった
どうしてくれよう

男:
メシア教徒に
なるつもりなんかないが
とりあえず
信じているふりしてれば(*“信じているふりを”ではない)
この街にいられるからな
そう思ってる奴
けっこういるぜ

メシア教徒:
ようこそカテドラルへ
ここへ来れば
あなたも神のおすがたを
まのあたりに出来るでしょう

老人:
わしにも
神のすがたが
おがめるかのう

メシア教徒:
この中にいるのは
神へのささげ物です

タコ:
助けてくれ・・・
こんなところに
とじこめられて
ひからびちまう
俺がなにしたってんだ
頼むから助けてくれ
>タコを助けますか?

はい メシア教徒の声:
あなたがたはそこで
何をしているのですか
この者は
邪悪な悪魔の手先
それが生けにえとして
神のもとへ召されるのです
これを至福と言わずして
何を幸せと言いましょう
どうしても
助けたいと言うのですか?
はい メシア教徒:
殺生はいけないと
言うのですね・・・
わかりました
生けにえにするのは
止めましょう
どこへなりとも
つれていってかまいません
いいえ メシア教徒:
そうです
神へのささげ物を
たやすわけには
いきません
いいえ 外へ出る

タコ:
助けてくれるのか・・・
お前達良く見ると
なかなかうまそうだな
まあ助けてくれたんだから
食わないでおいてやろう
俺に会いたくなったら
この笛を使いな
持ち物がいっぱいなのか
何か捨てろよ
>スツオ達は
  タコの笛を手に入れた

>誰もいない

メシア教徒:
神には
別の物を
ささげなくては

(*タコを助けていない場合)
・・・神よ
次のささげ物は
何にいたしましょうか?

――四天王――

>四門の玉がかがやき
  光が扉をてらした

声:
我にちかづくは
何者だ!

増長天:
お主のような者と
戦うのが我がつとめ
いざまいる!

鬼神:増長天が
あらわれた!

声:
ここに現れるとは
ただ者ではないな

広目天:
だが
しょせんは人間
かなわぬ事
思いしらせてやる!

鬼神:広目天が
あらわれた!

声:
人間よ
ここへ
足をふみ入れるからには
覚悟は出来ているのだな

声:
お主が
フツオか?
我ら将門公の下
東京の四方を
守りたる者

持国天:
ただならぬ力を感じる
ひさびさに
楽しませてもらえそうだな
さあお主らの力
見せてみろ!

鬼神:持国天が
あらわれた!

毘沙門天:
この鬼神:毘沙門天
その名にかけて
お主と戦おう!
行くぞ!

鬼神:毘沙門天が
あらわれた!

毘沙門天:
・・・将門公よ
鬼神:毘沙門天
ここに破れたり(*“敗れたり”ではない)

ヨシオ:
やあ
フツオ君
無事でなによりです
・・・ついに
神の怒りが
地上にくだされました

ヨシオ:
邪悪に満ちあふれた東京は
完全にその姿を消しました
東京がどうなったか
その目で確かめて見れば
良いでしょう

――目の前に広がっていたのは、神によって浄化された東京だった。
人々が永遠の至福を得られる千年王国の完成まで、あと少しなのだろう……。

ヨシオ:
東京がどうなったか
見て来ましたか?
海の向こうの方まで
どうなったか見て来た方が
良いのでしょうが
なにか・・・
無いものでしょうか

メシア教大司教:
カテドラルのおかげで
思わぬ命びろいをしました
これも
神のおぼしめし
でしょうか

メシア教徒:
神が
お怒りになられたのだ
けがれた東京を
神があらいながされたのだ

>フツオ達は
  タコの笛をつかった

タコ:
海の上のこたぁ
おれっちにまかせなぁ

ヨシオ:
ひとつ
こまった事がおこりました
新宿都庁で
ラーヴァナと戦っている
ヴィシュヌ様が
危機におちいっています
ラーヴァナを倒さなければ
神は
カテドラルに
おりられないのです
ヴィシュヌ様を
助けてあげて下さい
フツオ君
君だけがたよりです
おねがいします

ヨシオ:
僕はまだ
カテドラルを
はなれるわけには
いきません
ヴィシュヌ様を
助けてあげて下さい
フツオ君
君だけがたよりです
おねがいします

――都庁――

ラクシュミ:
私は女神:ラクシュミ
この上の48階には
我が夫ヴィシュヌが
ラーヴァナとの戦いに
そなえております
フツオ
今やるべきことが
わからない時は
ヨシオに
会うと良いでしょう

ガルーダ:
我は
龍殺しの霊鳥:ガルーダ
我はここで
主であるヴィシュヌ様を
お守りしているのだ
ヴィシュヌ様は
神を降り立たせる為に
古の神の手先ラーヴァナと
戦っておられるのだ

A ヴィシュヌ:
おお
そなたこそ
我が力をたくすに値する人間
ともに戦い
ラーヴァナをほうむり
みごと
カテドラルへ
神の道を開こう
>魔神:ヴィシュヌは
  仲魔に加わった
B ヴィシュヌ:
おお
そなたこそ
我が力をたくすに値する人間
みごと
カテドラルへ
神の道を開こう
>魔神:ヴィシュヌは
  仲魔に加わった
(*ラーヴァナをすでに倒している場合)
C ヴィシュヌ:
では
仲魔をへらして
またくるがよい

ガルーダ:
ヴィシュヌ様
ここはこのガルーダに
おまかせを

ラクシュミ:
ヴィシュヌ様・・・
ご武運を祈っております

インドラジット:
神の手先め!
我らにはむかう者に
用は無い
ここから出て行け
さもなくば
食ろうてしまうぞ

ラーヴァナ:
このラーヴァナに
立ち向かうとは
ヴィシュヌの力を
得ての事か
面白い
しばし遊んでやろう

天魔:ラーヴァナが
あらわれた!

またも
ヴィシュヌをうちはたせずに
滅びるのか・・・
(*この文章に“ラーヴァナ:”はない)

インドラジット:
まて!
我は「インドラを倒せし者」
天魔:インドラジット
我が父ラーヴァナの敵!
逃すわけにはいかんぞ!

天魔:インドラジットが
あらわれた!

インドラジット:
む・無念・・・

>誰もいない

――カテドラル――

メシア教徒:
この先は
悪魔がうろついていて
危険です
我らがメシア
ヨシオ様も
おくへとむかわれたのですが
まだおもどりになりません
行くなとは申しませんが
なにとぞお気をつけて

メシア教徒:
ここは
カテドラルに入った
メシア教徒の為の街です
ここは
悪魔の手から
守られております
神のご加護の
おかげでしょう

ヨシオ:
フツオ君
たいへんな事に
なってしまいました
ワルオ君が
カテドラルの
動力システムを
作動させてしまいました
そして
カオスの軍団をひきいて
天魔:アスラ王が
カテドラルの地下8階に
のりこんで来たのです
8階におられるミカエル様も
この事態に
心を痛めておられます
カテドラルをとりもどす為に
アスラ王を
倒さなければなりません
フツオ君は
上の階に行って
セラフ天使の話を
聞いて下さい

――カテドラル上層――

バロン:
ここでは
ロウとカオスの悪魔が
おたがいに
反目しあっている
なぜ
争わなければ
ならないのだろうか
私にはわからない

男:
この先に
6階までいける
エレベーターがあるんだが
うまく動いてくれないんだ
いま
チェックしてるから
そのうち
動くとおもうけど

エンジェル:
カテドラルへようこそ
フツオ様
ウリエル様から
お聞きしたのですが
このフロアのどかに(*“どこかに”の間違い)
メギドファイアが
あるそうです
メギドファイアは
神の怒りを弾にして
あらゆる物を
やきつくす銃です
手に入れれば
心づよいでしょう

エンジェル:
カテドラルへようこそ
フツオ様
ここから
上の階へのぼる階段は
セラフ天使様がその御力で
閉ざされています
フツオ様
セラフ天使様に
お会いになれば
進むべき道が
ひらかれるでしょう

>扉がウリエルによって
  閉ざされているようだ

ウリエル:
神の為戦う勇者よ
邪悪なる者どもを
カテドラルより追い払い
地上に光をもたらそう

A ウリエル:
そなたに
我が力を与えよう
>セラフ:ウリエルが
  仲魔に加わった
B ウリエル:
では
仲魔をへらしてから
もう一度来るがよい

ウリエル:
我が力を
解放しておこう
さすれば
ガブリエルに会う事が
出来よう

アークエンジェル:
フツオ様
ガブリエル様が
お待ちです

>扉がガブリエルによって
  閉ざされているようだ

ガブリエル:
フツオよ
フツコよ
新たなるアダムとイヴよ
おまえ達の行く手には
光が満ちあふれておる
我が力を持って
より大きな光を
おまえ達に与えよう

A ガブリエル:
>セラフ:ガブリエルが
  仲魔に加わった
B ガブリエル:
では
仲魔をへらしてから
もう一度来るがよい

ガブリエル:
我が力を
解放しておこう
さすれば
ラファエルに会う事が
出来よう

エンジェル:(*“パワー”ではない)
カテドラルへようこそ
フツオ様
私は力天使:パワーです
知っていらっしゃいましたか
悪魔と練気の剣を
合体させると
より強力な剣が
できるそうです

ソロネ:
フツオ様
お待ちしておりました
アスラ王には
魔法がほとんど効かない
といいます
この天の御剣が
きっとお役に立つはず
>フツオは
  天の御剣を手に入れた
フツオ様
どうかお気をつけて

(*持ち物がいっぱいの場合)
ソロネ:
フツオ様
お待ちしておりました
アスラ王には
魔法がほとんど効かない
といいます
この天の御剣が
きっとお役に立つはず
おや・・・
持物がいっぱいのようですね(*“持ち物”ではない)
持物をお捨てになりますか?

はい >フツオは
  天の御剣を手に入れた
フツオ様
どうかお気をつけて
いいえ
そうですか・・・
フツオ様
どうかお気をつけて
(*なぜか1行空欄ができる)

ソロネ:
フツオ様
ラファエル様が
お待ちです

ケルプ:
フツオ様
ラファエル様から
お聞きしたのですが
魔王:アリオクには
剣や銃による攻撃が
きかないらしいのです
お気をつけ下さい

>扉がラファエルによって
  閉ざされているようだ

ラファエル:
おお
ロウの力にあふれる
頼もしき人の子
フツオよ
よくぞここまで来た
破壊のみがくりかえされる
世紀末の世を
ともに力をあわせ
終わらせようではないか

A ラファエル:
地上に
平和がおとずれるまで
そなたにしたがおう
>セラフ:ラファエルが
  仲魔に加わった
B ラファエル:
では
仲魔をへらしてから
もう一度来るがよい

ラファエル:
我が力を
解放しておこう
さすれば
ミカエル様に会う事が
出来よう

男:
やっと
エレベーターが
動きだしたよ
使いたいなら
ここをまっすぐ進むと
あるよ

ヨシオの声:
さあ扉を開けて
中に入って下さい

ヨシオ:
神がうみだした人間は
ついに
ほろんでしまいました
破壊された世界は
混沌そのもの
カオスの者どもは
よろこんでいるでしょう
ですが
神は人間を
見放してはいません
神の慈悲は
人間を
絶望のふちよりすくいだし
もう一度
やり直す機会を
与えようとしているのです
それが
神の救い手
千年王国
神の下で
永遠の平和が
おとずれる世界なのです
そして
千年王国の為
神が降りたつカテドラルと
神をあがめるメシア教が
必要だったのです
カテドラルを
悪魔の手からとりもどすには
アスラ王を
倒すしかありません
ですが
アスラ王のもとへ行くには
エンジェルリングが必要なのです
エンジェルリングは
ガブリエルとラファエル
そしてウリエルの3体を
合体させれば出来ると
ミカエルさまは
おっしゃるのですが
どこへ行けば
その合体が
出来るのでしょう?

ヨシオ:
ああ早く
エンジェルリングを
手に入れなければ

――スガモプリズン――

老人:
エンゼルリングが入り用か
お主らは
とてつも無い事を
やろうとしているな

A 老人:
3体のセラフ天使は
そろったようじゃな・・・
では合体させてやろう
ひさびさで
腕がなるわい
B 老人:
セラフ:○○を
連れてくるのじゃ
その力を合わせねば
エンゼルリングはできん
また
セラフ天使を
仲魔に出来ぬ者に
エンゼルリングなど
あってもむだじゃ
(*セラフの名前はひとりだけ名前が出る)
C 老人:
セラフ天使は
連れて来たか?
D 老人:
だが作っても
持ちきれんようじゃな
持ち物をへらして
またくるがよい

エンゼルリングじゃ・・・
もってゆけ

老人:
エンゼルリングを
手に入れたら
用は無いじゃろう

――カテドラル下層――

ナンディ:
ここでは
ロウとカオスの悪魔が
おたがいに
反目しあっている
なぜ
争わなければ
ならないのだろう

アンドラス:
人間か・・・
用は無いあっちへいけ

>扉がスルトによって
  閉ざされているようだ

スルト:
人間よ・・・
神に作られし
出来そこないの
人形よ
おまえ達は(*“お前達”ではない)
しょせんほろびゆく運命
ここでこのスルトが
引導をわたしてやろう!

魔王:スルトが
あらわれた!

スルト:
くっ・・・
出来そこないの
神の人形に
引導をわたされるとは
このスルトもおちたものだ

フォルネウス:
神の手先か
きさまらに
我らを止めることは
出来まい
ハッハッハッハッ

>扉がアスタロトによって
  閉ざされているようだ

アスタロト:
ホーッホッホッホッホ
神にしたがうのみの
あわれな子羊よ
覚悟しろ!

魔王:アスタロトが
あらわれた!

アスタロト:
・・・もう少しで
イシュタルの姿を
とりもどせたものを
む・無念
・・・

シトリー:
神の手先となった
あわれな人間か
カテドラルは
我らがいただく
ハッハッハッハッ

デカラビア:
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

>扉がアリオクによって
  閉ざされているようだ

アリオク:
おのれ
こざかしき人間め!
我の牙うけてみよ!

魔王:アリオクが
あらわれた!

アリオク:
たかが人間の力が
我が牙の鋭さを
うわまわると言うのか
そんなバカな・・・

ルイ・サイファー:
久しぶりだな・・・
こんなところで
なにをしているのだ?
アスラ王を
倒すつもりでいるのか?
ならば・・・
良い事を教えてやろう
西の島に良い物がある
それが手に入らぬようでは
アスラ王に勝てるわけが
無いぞ

(*B7Fの扉、エンゼルリングが無い場合)
>扉は閉ざされている

――西の島――

声:
どうやら
お前達のようだな

ベルゼブブ:
何だまだ
ほんのひよっこではないか
なぜルイ・サイファーは
おそれているのか
では
この私がこの手で
血の海にしずめてやろう

魔王:ベルゼブブが
あらわれた!

ベルゼブブ:
私が
血の海にしずめられるとは
ルイ・サイファーが
おそれたわけだ・・・

――カテドラル下層――

ワルオ:
見ろ!
俺の足元に倒れた
ヨシオの姿を!
力無き正義の
みじめな最後だ(*“最期”にすべき)
まるで
昔の俺みたいだぜ
正義は
力を生み出さない
力こそ正義だ!!
いくぞ!
フツオ!

超人:ワルオが
あらわれた!

ワルオ:
・・・俺にも
最後がきたか・・・
俺は・・・
神をしのぐ力を
得たはずだったのに
フツオには
勝てなかった
・・・これは夢・・・
だったのか・・・
悪い夢・・・いや・・・
良い夢・・・だった・・・

りえ:
ワルオを
殺したわね
あなたは
友達を殺して
平気なの!?

リリス:
私は・・・
夜魔:リリス
フツオ!
覚悟!!

夜魔:リリスが
あらわれた!

リリス:
本当はあなたと私が
新しいアダムとイヴに
なるはずだったのよ
でも私は
あなたから
遠ざけられてしまった
だから私はあなたの・・・
大事な人を・・・
奪おうと・・・
・・・でも出来なかった
>リリスは
  ベリアルの壷を
  残していった

>エンゼルリングが
  輝きだした >エンゼルリングの
  光をあびて
  扉が開いた

アスラ王:
ハーッハッハッハッハッ
ついにやって来たか
神の為戦う
偉大なる勇者様よ
かつての友
ワルオの屍を
ふみつけてきただけ
あって良い面がまえだな
この私が
友のもとへ
送ってやろう!

天魔:アスラ王が
あらわれた!

アスラ王:
・・・もう少し・・・
後一息で
神の千年王国を
たたきつぶせたものを
カテドラルを
我が手におさめ
ルシファー様にも
一目おかせ・・・

声:
よくやった
では来たれ我がもとへ・・・

声:
そのまま
前に進みなさい

――私たちは、声に導かれ、カテドラルの頂上に立った。神が降臨する為に設けられたであろう祭壇には、神の使いと名乗る者が待っていた。神の使いは、私たちの神への忠誠心と、千年王国完成における多大な功績を、神に代わって労うと、“彼のことを心配する必要はない。使命を終えた彼は、神のもとで安息の時を過ごしているのだ”、と語った。
法の神は、私たちに語りかけた。地上に生き残り、未だに苦しみ迷っている人々を、私たちが救世主として導かねばならない。そして、その人々が救われたときこそ、神の統治する、未来永劫、終わることのない至福と喜びに満ちた永遠の楽園・千年王国が始まるのだと……。

しかし、神によって縛られた世界で生きることは、本当に幸せなのだろうか?私の選択は、本当に正しかったのだろうか――


最終更新:2018年12月22日 20:10