解説と評価
いろいろな配慮を忘れたとしか思えない制作陣の正気を疑う狂った忍法。
主に対立型、協力型で猛威を振るう。
実質的に敵を1人寝返らせることができるため、対立型の例を挙げれば、2対2の状況が3対1に変わる。
協力型では裏切者が持つとボスへの有効打点をもつプレイヤーを一人減らし味方を増やせるので非常に強力。なので協力型でこの忍法を持つPCが居た場合、裏切者を疑ったほうが良い。
対処法としては汎用のものが呪い、装備破壊以外は受けるため、特段ピンポイントな対策を講じる必要はない。特にファンブル値が上昇すると、5のプロットから動くことができなくなるだろう。
また、サポート忍法やコストのある攻撃忍法を持つ余裕がないので、本体の性能は頑健での強化がせいぜいであったりする。操った対象のダメージを肩代わりするというデメリットがあるため相対的なもろさがある。そのため、協力型なら優先的に袋叩きにする、対立型なら範囲攻撃忍法で操られた対象ごと攻撃すれば倍のダメージを入れるとキャラ作成の段階で行わなくて良い対処も不可能ではない。
バトルロワイヤル型の場合、的が二つになるため使うメリットが薄い。
この忍法の問題は大きく分けて二つある。
一つは対戦相手が面白くないことが多いことだ。この忍法で操りたいのは戦闘能力に長けたPCなので戦闘で活躍させたいと意気込んで作成したPLが戦闘中何もできないというのはさみしいだろう。
もう一つは、”ダメージ以外の生命点減少は肩代わりしない”という点だ。有名なすり抜け方としては攻撃型奥義だ。両者ともダメージではない生命点減少であるため、操られた対象もくめて範囲攻撃や本体には届かないため操られた側にクリティカルヒット、といったことができない。逆に、操った対象に対して操り人形をもつPCがクリティカルヒットを当てることもできる。
協力型では教導で精密機動や全脳をボスに押し付け、感情を結ぶと操り人形が決まった瞬間、ボスの生命点がいくらあろうが0にできてしまう。
操れる行動が攻撃権のみになり、キャラ1人を封殺し続けることはできなくなった。
対象の生命点減少を引き受ける忍法と考えたほうが有用な可能性がある。
ただし、対象からの攻撃を実質受けない、人数有利を作り出すといった強みは健在なため、チーム戦で有効なのは変わらずである。
関連項目
最終更新:2025年01月17日 07:33