范履冰 はんりひょう
?-690
初唐の宰相(在任689-690)。懐州河内県の人。武后に見出されて
元万頃・
周思茂・
苗神客・
胡楚賓と『列女伝』・『臣軌』・『百寮新戒』・『楽書』等の九千篇あまりを編纂を行ない、また朝廷に疑議の表疏が来ると彼らのもとに来たから、宰相の権限を分割すると評され、「北門学士」と呼ばれた。垂拱年間(685-688)に鸞台天官二侍郎・春官尚書となり、載初元年(689)十月に同鳳閣鸞台平章事(宰相)に任じられた。しかし天授元年(690)四月、誣告のため殺害された。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
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最終更新:2024年12月04日 00:08