元万頃

元万頃 げんばんけい

?-690
初唐の官人。北魏の京兆王元子推の末裔。通事舎人に任じられ、李勣の高麗遠征に従軍して管書記となった。高麗を責める檄文を作ったが、鴨淥の要衝を守る者がいないと非難したところ、かえって泉男生に防備を固められたから、高宗により嶺南に流された。戻って著作郎となり、武后に見出されて范履冰苗神客周思茂胡楚賓と『列女伝』・『臣軌』・『百寮新戒』・『楽書』等の九千篇あまりを編纂を行ない、また朝廷に疑議の表疏が来ると彼らのもとに来たから、宰相の権限を分割すると評され、「北門学士」と呼ばれた。武后が即位すると鳳閣侍郎となったが、誅殺された。元詢倩の父、元正の祖父、元義方元季方の曽祖父にあたる。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。

列伝

『新唐書』巻二百一 列伝第一百二十六 文芸上 元万頃
『旧唐書』巻一百九十中 列伝第一百四十中 文苑中 元万頃

外部リンク

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』元万頃
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E4%B8%87%E9%A0%83

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2023年10月28日 23:09
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。