裴澈

裴澈　はいてつ

?-887
晩唐の宰相(在任880-881、883-886)・偽帝李熅の宰相(在任886)。裴俅の子、裴粛の孫。字は深源。翰林学士戸部侍郎から、広明元年(880)工部侍郎同平章事(宰相)に任じられ、中和元年(881)罷免された。検校兵部尚書、判度支に転じ、中和三年(883)中書侍郎同中書門下平章事(宰相)に再任された。中和四年(884)十月、尚書右僕射となった。光啓元年(885)尚書左僕射に任じられた。光啓二年(886)朱玫が李熅を嗣襄王、監軍国事に擁立すると、門下侍郎平章事に任じられた。翌年、李熅が処刑されると、蕭遘・鄭昌図とともに誅殺された。

本紀・表・列伝

『新唐書』巻九 本紀第九 僖宗 広明元年十二月壬午条、中和元年十一月条、中和三年七月条、光啓三年三月癸未条
『新唐書』巻七十一上 表第十一上 宰相世系一上 裴氏 東眷裴
『新唐書』巻六十三 表第三 宰相下 広明元年～光啓二年条
『新唐書』巻八十二 列伝第七 十一宗諸子 粛宗諸子 襄王僙 熅

外部リンク

維基百科 裴澈(中文)
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E8%A3%B4%E6%BE%88