李師虔 りしけん
?-901
唐末の宦官。神策軍使。光化三年(900)十一月、
劉季述が
昭宗を廃位しようとすると、その策謀に出動して、昭宗を廃位させた。昭宗を
少陽院に幽閉すると、鍵穴を金属を溶かして封じて閉じ込め、昭宗の動向を調査しては劉季述に報告し、食事は壁にあけた穴から与え、筆・紙・銅・鉄は詔書や兵器をつくると疑って与えなかった。冬であったにも関わらず、公主や嬪御に寝具を与えなかった。翌年正月、
崔胤・
孫徳昭のクーデターにより昭宗は復位して劉季述は殺害されると、
徐彦回とともに誅殺された。
列伝・史料
最終更新:2024年09月15日 23:17