蕭弘 しょうこう
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中唐の偽外戚。
貞献皇太后の弟が消息不明となり、
徳宗の命令で捜索されると、
蕭洪・
蕭本が見出されたが、福建観察使の
唐扶が上言して、泉州晋江県人の男子の蕭弘が自ら皇太后の弟であると名乗り出たと上奏したから、御史台に出向させて事実関係を取り調べ、昭義軍節度使の
劉従諌もまた、蕭本とどちらが本物か見分けるよう要請したから審問してみると、二人とも偽りであることが判明し、蕭弘は儋州に流罪となった。
列伝・史料
『新唐書』
巻七十七 列伝第二 后妃下 穆宗貞献皇后蕭氏
『旧唐書』巻五十二 列伝第二 后妃下 穆宗貞獻皇后蕭氏
最終更新:2025年01月13日 00:54