呉筠 ごいん
?-778
盛唐の道士。華陰(陝西省大茘県)の人。文章に優れたが、進士に及第せず、嵩山に入って
潘師正に師事して道士となる。道教を好む
玄宗に召されて厚遇を得たが、
高力士に嫌われた。
李白が長安にのぼったのは呉筠との関係によるもの。安史の乱の直前に廬山、さらに会稽に隠棲した。大暦十三年(778)卒。宗玄先生と私諡された。著作に『玄綱論』・『神仙可学論』・『明真弁偽論』・『輔正除邪論』・『弁方正惑論』・『道釈優劣論』・『心目論』・『復淳化論』・『著生論』・『形神可固論』がある。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
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最終更新:2025年05月20日 23:35