安金蔵

安金蔵 あんきんぞう

?-?
武周・盛唐の官人。その先祖はソグディアナ出身で、父母の安菩夫婦墓が発掘されており、祆教徒(ゾロアスター教)であったことが知られる。長安の人で、もとは太常工に籍を置く工人にすぎなかった。睿宗が皇嗣となると、裴匪躬范雲仙が睿宗に私的に謁したことを罪とされて処刑され、以後公卿は誰も謁見せず、ただ工人・俳優・給仕人のみが睿宗に会うことができた。安金蔵もその一人であったが、睿宗に謀反の企てがあると誣告する者がおり、武則天来俊臣に尋問させ、睿宗の左右の者は拷問を恐れて罪に服しようとした。安金蔵は睿宗の無実を訴えて割腹して瀕死となり、驚いた武則天によって名医の手術を受け、命をとりとめるとともに、睿宗の無実を証明した。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。

列伝

『新唐書』巻一百九十一 列伝第一百一十六 忠義上 安金蔵
『旧唐書』巻一百八十七上 列伝第一百三十七上 忠義上 安金蔵

外部リンク

維基百科,自由的百科全書 安金藏(中文)
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E5%AE%89%E9%87%91%E8%97%8F

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年07月13日 22:31
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。