東都太廟

東都太廟

洛陽、皇城の施設。長安の太廟と同じく唐朝の祖廟祭祀が行われた。皇城内の東朝堂の南側、第四横街の北、左掖門街の東に位置する。西は左掖門街を挟んで大府寺が位置する。もとは隋の少府監の地で、武則天によって武氏七廟が建立された。神龍元年(705)中宗が復辟すると、武氏七廟の神主は崇恩廟に遷され、その跡地を太廟とし、ここに長安の太廟と二廟が併設され、時節の祭祀も同時に行われた。安史の乱で洛陽が陥落すると、軍営(馬小屋とも)となり、神主は失われた。洛陽が奪還されると、神主は太微宮に寄寓した。宣宗は弘敬寺を廃して太廟とし、太微宮から神主を迎えて祀った。

史料

『旧唐書』巻二十五 志第五 礼儀五 太廟

参考文献

徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)

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最終更新:2025年10月29日 15:07
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