1、学習指導要領の変遷とその特徴について
問1 次の文章の(①)~(⑭)の中に適切な語句を、語群から選んで解答欄に記入しなさい。
最初の学習指導要領は戦後、1947(昭和22)年にアメリカのコース・オブ・スタディにならって、児童中心主義・( ① )の考えに立つものであった。しかし、その当時は「教育課程、教科内容及びその取り扱い」の基準として( ② )とされ、教師が自分で研究を進めていくための手引きという形であった。
第一次改訂は1951(昭和26)年であり、基本的な性格は1947年版と変わることなく、その不備を補うという意味合いが強く、(②)のままとして示された。「教科課程」が「教育課程」と改められ小学校は「教科」と「教科以外の活動」の2領域に区分された。「教科」は( ③ )経験領域に分けられた。
第二次改訂は1958(昭和33)年で、(①)や、単元学習に頼り過ぎる傾向や地域による学力格差等を背景に( ④ )を重視し、基礎学力の充実と( ⑤ )の充実のため小・中学校の、「算数(数学)」、「理科」の内容を充実した。また、新たにa. を特設した。
第三次改訂の1968(昭和43)年では、国民生活の向上、文化の発展、日本の国際的地位の向上等を背景に、児童生徒の発達段階や個性、能力に即し教育の実現を目指し、人間形成の上から( ⑥ )のある教育課程が編成できるよう改訂された。授業日数が(「 ⑦ 」)から(「 ⑧ 」)となった。また、この改訂はいわゆる「b.教育課程の現代化」が叫ばれたことに対応するものであった。
第四次改訂の1977(昭和52)年には、「現代化」や能力開発主義が学校教育の危機をもたらした。その打開のため、また高校進学率が90%を超えることに対応するため、真の意味から知育を充実し、知・( ⑨ )・体の調和を図る必要があった。そのため、(「 ⑩ 」)をキャッチフレーズに改訂された。
1989(平成元)年の改訂では、生涯学習の基盤を培うという観点から、21世紀を目指し社会の変化に自ら対応できるよう( ⑪ )のある、心豊かな人間の育成をねらいとして改訂された。また、小学校1・2年に( ⑫ )が新設された。
第六次改訂の1998・1999(平成10・11)年は中央教育審議会の「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(第一次答申)」で示されたc.「ゆとりの中で( ⑬ )をはぐくむ」という方針のもと改訂された。特徴としては基礎的・基本的な内容の定着、教育内容の( ⑭ )として約3割削減などが挙げられる。
最終更新:2008年12月01日 10:13