教育原理 5.道徳教育 問題
問1.
道徳教育の目標について空欄に適切な語句を入れよ。 (『小学校学習指導要領解説 総則編』2008)
〈
小学校〉
学校における道徳教育は( )を要として学校の( )を通じて行うものであり、道徳の時間はもとより、各教科、( )、
総合的な学習の時間及び
特別活動のそれぞれの特質に応じて、( )を考慮して、適切な指導を行わなければならない。
〈中学校〉
学校における道徳教育は( )を要として学校の( )を通じて行うものであり、道徳の時間はもとより、各教科、総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて、( )を考慮して、適切な指導を行わなければならない。
〈小・中学校〉
道徳教育は、( )及び
学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、人間尊重の精神と( )に対する畏敬の念を家庭、学校、その他社会における具体的な生活の中に生かし、豊かな心を持ち、( )と文化を尊重し、それらをはぐくんできた( )と( )を愛し、個性豊かな文化の創造を図るとともに、( )を尊び、民主的な社会及び国家に発展に努め、( )を尊重し、
国際社会の平和と発展や( )に貢献し未来を拓く主体性のある( )を育成するため、その基盤としての( )を養うことを目標とする。
問2. 道徳の内容について正しいものを4つ選べ。
①主として自分自身に関すること。
②主として家族に関すること。
③主として他者とのかかわりに関すること。
④主として社会のきまりや礼儀に関すること。
⑤主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること。
⑥主として集団や社会とのかかわりに関すること。
⑦主として正義や善悪に関すること。
問3.道徳の時間に関する次の文のうちから、誤っているものをすべて選べ。
①道徳の時間では様々な指導方法を用いて効果的な指導を行うことが求められるが、それぞれの特質をよく考えて指導しなければ効果的な指導は行えない。
②道徳の時間に用いる教材は児童生徒が感想を覚えられるようなものが求められるため、物語文を中心に開発・活用することが求められている。
③道徳の時間では、一つの正しい価値を教えるのではなく、児童生徒が
道徳的心情に基づきつつ、道徳的な判断を下し行動できるような道徳性を育成することを目指している。
④道徳の時間の指導のプロセスにおいて効果的な場合はことわざや格言を教えてもよい。
⑤2008年改訂
学習指導要領から、道徳の時間は道徳教育の推進を主に担当する教師である道徳教育推進教師が担当することとされている。
問4.道徳教育及び道徳の時間に関する次の文のうちから、誤っているものをすべて選べ。
①道徳の時間の年間指導計画の作成に当たっては、その特質上、生活指導及び特別活動との関連についてのみ重点的に考慮しながら、計画的・発展的に授業がなされるよう工夫する必要がある。
②各学年段階の内容項目については、他の学年段階の内容項目には踏み込まないよう留意した上で、2学年間を見通した重点的な指導や内容項目間の関連を密にした指導を工夫する必要がある。
③高学年においては悩みや心の揺れ、葛藤等日常生活に直結する課題については、積極的には取り扱わないようにするなど、多感な年代の児童に対し、十分に配慮する必要がある。
④道徳の内容項目は児童が自ら
道徳性をはぐくむためのものであり、その指導に当たっては、児童自らが成長を実感でき、これからの課題や目標が見付けられるよう工夫する必要がある。
⑤道徳の時間においては、児童の道徳性に関する評価基準を設定し、数値による客観的評価を積極的に実践しながら、その実態を把握して指導に生かすよう努める必要がある。
⑥道徳の授業の年間当たりの授業時数は小中学校のすべての学年で年間35時間以上と定められている。
こばやし
最終更新:2010年02月21日 21:52