私はここに何をしに来たのだろう?
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私の故郷、空中都市アステカ。
他の都市にはないやり方と高度の知識と技術をもった都市。
無数にある都市で唯一空中にある。
理由は簡単、この都市の祖先の住む所がなくなったからだ。
アステカの地は今や汚染度が最高レベルまで達している。
そこは当時のアステカの科学をもってしても人の住める場所じゃなかったという。
そんなアステカの風習は一般家庭である程度の知識を親が子供に教える風習だ。
そのため、アステカには学校というものがない。
一般知識を教えたら都市外の学校に入学するなどで専門知識を得なければならない。
私はそんな事をしなくてもよかった。
それなのに・・・・・・・。
アステカ中枢区知識の塔。
息を切らして塔最上階の書庫を目指す銀髪蒼眼のサキアがいた。
「父様!」
登り切って叫んだ先には黒髪で蒼い眼の男性がいた。
彼こそアステカの十二代目王にして知識の塔に住む玄人達の八代目の長、
レドラン・アスティナ・シュ・アステカである。
「そんなに怒ってる理由はもうわかってるから」
「私はこんな所に行く必要がないよ!」
「うんうん、それは私がよーく知ってる。
でもサキア、お前はアステカ以外の世界を知らないんじゃないのか?」
その問いにサキアは答えられなかった。
サキアは生まれてから数えるほどしかアステカ以外の都市に行っていない。
アステカでは普通のやり方というものを学べない。
ましてや、天才なら余計に。
「お前は玄人の中では一番若く、一番才能ある優れた娘だと思っている。
だが、外の世界の事を知り、学んだほうがお前のためにも良いと思ってからだ。」
「でも・・・」
「大丈夫だ、この都市最強のお前がいなくても、この都市は大丈夫だ。
絶対に故郷がなくなったりはしないよ」
そう言われたから、ここに来たのに・・・・・。
それなのに・・・それなのに・・・あの会長は!!!!!
制服を持って殺気を出しながら突き進むサキアは都市内でちょっとだけ伝説になりましたとさ。
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