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高位北国人+犬妖精+吟遊詩人+ドラゴンシンパシー

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raiilu

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高位北国人+犬妖精+吟遊詩人+ドラゴンシンパシー

+高位北国人
+犬妖精
*犬妖精*
 ヒトの知性と犬の能力を併せ持った妖精の一種。
 性格はきわめて温厚で義理堅く、陽気で人懐っこい。
 その姿形は、大きく二つのタイプに分けられる。

 一方はヒト型。人間の姿に犬の耳、お尻の上に尻尾が生えた、所謂イヌ耳である。
 主に通信、オペレートに長け、そのほとんどが可愛らしい声と人並みはずれた演算能力をもつ妖精である。

 もう一方はイヌ型。こちらは二本足で歩く犬といった趣で、どこか絵本のキャラクターを思わせる妖精である。
 主に整備、コパイなどのサポートに長じ、軍施設に行けば犬士の後をとてとてと追いかける小柄なパイロットや、
 鼻歌を歌いながら機体整備をする陽気な犬の整備員を見ることができるだろう。

 t:要点=犬耳
 犬妖精には犬耳が生えています。
 犬妖精の姿形は色々ですが、犬耳の生えていない犬妖精はいません。滅多に。

 t:要点=尻尾
 犬妖精には尻尾が生えています。
 犬妖精の姿形は色々ですが、尻尾の生えていない犬妖精はいません。滅多に。

・詩歌藩国の犬妖精

 元々、犬妖精は人族よりも古く詩歌藩国に住まう民とされている。当時は少し賢い犬といった存在であったが、やがて人族が入植し、交流していく事によって現在の姿へとたどり着いた、と言われている。
 実際はそれよりも前に神様や精霊と呼ばれている者たちが先に住んでいたはずだが、彼らに尋ねるのは難しいだろう。

 犬妖精と人間とは完全に対等な立場にあり──と、いうか両者を分けて考えることがそもそもまれ──帝國の伝統的に藩王と王犬が置かれているが、初代の藩王は犬妖精だったとか。
 昔話で“人々”と歌われていたら、それは犬妖精かもしれないと疑ったほうがいい。

 それよりも昔、伝説の時代には猫妖精だったとも言われている。
 まあ伝説というのはそのくらいの信憑性である、ということだ。

 彼らはファミリーそれぞれが「我が家の歌」を持つ。(藩国中に伝わるそれを全て繋ぎ合わせると一つの魔術になるという噂もあるが、まあこれは御伽噺だろう)
 歌が大好き、という詩歌藩国の民に共通する藩国的趣味は彼らから受け継いできたものかもしれない。

#犬士と犬妖精
 別物。犬妖精の犬士もいれば、犬妖精でない犬士もいる。
 システムに通じたものが区別するだけなのであまり気にする人もいないが。


・王犬様のお友達

 藩王が王犬を連れて幼年学校を視察した際に、生徒達が贈った歌。

1.
 ずんずんずんずん ずんずんずんずん

 王犬シィを知ってるかい 

 白い毛皮のふさふさ尻尾 ぽむぽむ音するまんまる肉球

 黒いお鼻は友達を見つけるお鼻 チャーミングな瞳でみんなを見守っているのさ

 ぼくたち シィの友達 みんな シィの友達

2.
 ずんずんずんずん ずんずんずんずん

 あの足音を知ってるかい

 小さい前足がずしんと響かす 怪物のような足音さ

 二本足で立つ姿は威風堂々 その瞳の輝きは豪華絢爛の輝きなのさ

 ぼくたち シィの友達 みんな シィの友達


L:犬妖精={
 t:名称=犬妖精(職業)
 t:要点=犬耳,尻尾
 t:周辺環境=なし
 t:評価=体格0,筋力0,耐久力-1,外見1,敏捷0,器用-1,感覚1,知識-1,幸運1
 t:特殊={
  *犬妖精の職業カテゴリ = 基本職業アイドレスとして扱う。
  *犬妖精はコパイロット行為ができる。
  *犬妖精はオペレーター行為ができる。
  *犬妖精は追跡行為ができる。この時、追跡の判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
  *犬妖精は白兵戦行為ができ、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1され、燃料は必ず-1万tされる。
 }
 →次のアイドレス:・ぽち王女の巡幸(イベント)・犬(職業)・銃士隊(職業)・バトルメード(職業)


文:崎戸剣二、九音・詩歌
絵:花陵
+吟遊詩人


歌を歌えば歌い手と云い、楽器を奏でれば楽師と云う。
歌詞を吟じる作詞者と、リズムを生み出す作曲家。
過去を伝える伝承者であり、宮中にあっては社交家となる。
その口から紡がれるのは、遥かなる物語。

~踊りへの誘い~
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吟遊詩人の分類

一口に吟遊詩人と云っても、時代と場所によってそのあり方は違います。
ここでは詩歌藩国の吟遊詩人を代表的な三つのタイプに分類します。


◆ミンストレル:放浪詩人

目を閉じれば蘇る 青く澄んだ女神のまなざし
 やさしい風を受けて 静かにゆれている

  それは希望を映す鏡 どんな凍りつく夜にさえ
   閉ざされることのない きらめく蒼い湖沼

    アウローラ 素晴らしき その輝きは今もなお
     アウローラ いつまでも 訪れるものに微笑んで

──♪素晴らしきアウローラ(放浪詩人の歌集より)

 彼らは旅をして暮らし、求められればどこでもその唄を披露します。
 時に酒場で日銭を稼ぎ、村を巡って収穫祭に彩を添え、あるいは道端で弾き語る。
 歌うのは牧歌的な民謡から最近の噂やニュース、流行歌まで様々です。
 ミンストレルは市井の吟遊詩人、街で見かける馴染みのある職業です。


◆トルバドール:宮廷詩人

 神のまぶたが開きしとき 
 朝靄の中 謎秘めし貴き御身にまみゆ 
 彼の君 調べに乗せ紡ぐ糸を我にかけたまう
 謎秘めし貴き御身の戯れに 
 我らはただ木の葉のごとく 
 甘やかに弄ばるるのみ

──♪無題(宮廷詩人がある朝の出来事を詠ったもの)

 華やかな宮廷を音楽で満たすのがトルバドール、宮廷詩人達です。
 その役目は王や騎士の栄光を称え、やんごとなき人々のロマンスを歌い、貴族や客人に歌を供する事。
 名のある宮廷詩人は地位と名誉を与えられ、あちこちのパーティーに呼ばれました。
 自由に出入りの出来る立場から、メッセンジャーとして振舞うこともあるようです。


◆バード:神殿楽師

──♪蛇神慰詩(カガミイシ……へびがみに仕えし神殿楽師の歌)

 神に仕え、神殿に住まう吟遊詩人をバードといいます。
 その歌もその演奏も、全ては神と精霊に捧げるもの。
 膨大な神話と伝承を暗唱し、特に重要な教えは決して文章に残さず高位のバードから口伝される慣わしです。



「──」の物語*1

 星もまばらな夜だった。
 太陽が昇る事をやめた、冬のある日
 新月のために月もなく、けれど雪が降るでもなく
 大勢の人が集まっていた、わずかな明かりに照らされたそこは

 ──の丘と云う。

 気の早いものから各々に、手にした楽器を演奏し始め、
 静かな調べが流れていく、そこは闇の中で
 彼ら以外の全てが、白く覆われていた

 日頃顔をあわせるものも、そうでないものもいる
 この日のために旅から帰ってきたものもいる
 常ならば暖かな宮殿で愛を語るものがいる
 古い歴史に通じたものもいれば、芸人としか云えぬ者もいる

 年経た犬妖精が、まだあどけない少年の名を呼んだ

 少年がその生き方を始めたのは、半年ほど前のこと
 ただ歌うのでもなく。ただ楽器を弾くのでもなく
 己のまなざす処を定め、己の寄り添う物語を決めた者がこの丘に招かれる
 少年は唄う。己が何者かを、全てその歌で伝えるために

 先達は歌を返す。その経験を全てその歌で伝えるために
 歌は継がれ、想いは巡る
 闇夜の中に歌と演奏が交わされ、新しい仲間の誕生を祝う

 歌はそうしていつまでも
 途切れることなく続くのだった


L:吟遊詩人 = {
 t:名称 = 吟遊詩人(職業)
 t:要点 = 歌う,演奏,楽器
 t:周辺環境 = 丘の上
 t:評価 = 体格3,筋力3,耐久力2,外見5,敏捷2,器用4,感覚4,知識5,幸運1
 t:特殊 = {
  *吟遊詩人の職業カテゴリ = 派生職業アイドレスとして扱う。
  *吟遊詩人は歌唱行為((知識+外見)÷2)ができ、この時、判定は評価+4される。このとき燃料を2万t強制的に消費する。歌唱行為は何かを調べる場合、交渉する場合、士気をあげる場合に有効である。
  *吟遊詩人は白兵戦行為をすることが出来、このとき、白兵戦行為、装甲判定に+3の修正を得て、燃料1万tを消費する。
  *吟遊詩人は詠唱戦行為、魔法、に対する防御力があり、対抗する場合の修正+5を得る。
 }
 t:→次のアイドレス = フラン・ハレス(ACE),名剣月明かり(アイテム),ケルベロスすら眠る竪琴(アイテム),楽聖(職業)


文:九音・詩歌、崎戸剣二、豊国 ミルメーク
絵:星月 典子
曲:立花音羽
+ドラゴンシンパシー

L:ドラゴンシンパシー(職業) = {
 t:名称 = ドラゴンシンパシー(職業)
 t:要点 = 手、目をつぶる、思いを伝える
 t:周辺環境=竜
 t:評価 = 体格2,筋力2,耐久力1,外見1,敏捷3,器用3,感覚6,知識3,幸運0
 t:特殊 = {
  *ドラゴンシンパシーの職業カテゴリ = 派生職業アイドレスとして扱う。
  *ドラゴンシンパシーは遠隔地にある龍の声を送り、あるいは龍の声を聞くことが出来る。この行為は感覚で判定する。
 }
 t:→次のアイドレス = 龍の乗り手(職業),サファイアラグーンの発掘(イベント),龍の使い(職業),白眼視(強制イベント)

ドラゴン。古くは神の化身とされ、あるいは悪の権化とされる。
それは幻想の象徴そのものであり、人は時代を超えてその姿に夢を託す。


空を仰げば短い夏を嘆くように太陽は雲に隠れ灰色の空。
幼い日に見た竜の姿を幻に見て私は憧憬とも哀愁とも取れぬ溜息をついた。

──フレデア・レイキャビク


ドラゴン:

ドラゴンシンパシーについて説明するならば、まずドラゴンについて述べなくてはならない。
あなたがドラゴンと聞いて思い浮かべるのは、いかなる存在だろうか?
私にとってのそれは、翼が生えて口から火を吐くトカゲの親分となる。

古今東西、ドラゴンとその仲間とされる存在は神話に民話、御伽噺から現代の創作にまで幅広く姿を見せている。

火の精霊と同じ名を持つ竜──サラマンダー。
前足が翼と一体化し、尻尾に毒の針を持つ竜──ワイバーン。
手も足もなく、翼の生えた蛇のごとき姿の竜──ワーム。

東に目を向ければ大河の化身とされる龍が名を残し、西においては幾多の英雄が挑んだ恐るべき怪物。
その意味するところの多様さが、人がドラゴンに託した複雑な思いを示している。
人はドラゴンを恐れ、敬い、嫌悪し、けれど憧れてきたのだ。

その爪は数多の魔獣を引き裂き、その吐息は岩をも焦がし。
その翼は何ものにも縛られず、その寝床には莫大な富を蓄え。
いわく、竜の血を浴びたものは不死の体を得るとも、無限の知識を得るとも言う。
人知を超えた獣。伝説の中の存在、それがドラゴンである──だった。


手を重ね胸を押さえて目を閉じれば蒼穹の広がる天の海。
思い伝えれば雲の波立ち日の光浴びて竜が飛ぶ。


竜と人:

ドラゴンが伝説の霧の中から姿を顕した時、人の反応は様々に分かれた。
ドラゴンシンパシー、それはドラゴンと共に歩む事を選んだ人を言う。
ドラゴンと共に暮らし、笑い、泣き、喜び、悲しみ、生きて死ぬ。
人同士でさえ困難な偉業、人と竜が分かり合える事を夢に見て、そのために一生を費やす道を選んだ者。
空を飛ぶこと叶わず脆く儚い人の身で、ただ心だけは。
その想いだけは竜と共にあると、己に誓ったものを言う。


これは言い換えれば、ドラゴンとの十分な信頼関係が無ければ、本機を思い通りに動かすことは到底不可能ということを示している。そのため、本機の乗り手となる者は、素体となるドラゴンが幼いうちからまめに面倒を見てやったり、共に訓練を重ねたりするなどして互いの絆を深めておくことが求められる。

──アルトドラゴン設定資料より


物語る国の竜:

詩歌藩国のドラゴンと言えばドラゴンデパートからやってきたメタルライフのコウタさんであり、そのコピーとしてのアルトドラゴンを言う。
機械の体を持つこのドラゴンはそれゆえに高度な知性と理路整然たる思考形態を備え、(高度すぎて)長らく本当の意味での意思疎通は成し遂げられなかった。
パイロットも整備員もドラゴンを大事に扱ったが、その胸の内までは知る由もなかったのである。

この国ではドラゴンは大切な隣人であった。
最初のドラゴンを迎えた時、感動の余り狂乱状態になった技師がいた。
ドラゴンと人が対立せずに済むよう、たくさんの人間が尽力した。
なのに、心だけは通じていない。

そんな事は悲しすぎる、と誰かが言った。
ドラゴンは優しい、と言った少年がいた。
人の姿を持つ竜になると誓ったものがいた。

人は竜の心を知りたいと願った。
竜はどうだっただろうか。
──ああ、それこそを知りたいのだ!


それはとても簡単な事なのになぜ伝わらないのだろうと不思議に思う。
けれどあるいはそれで誰もが苦労しているのか言葉とは余りにも不自由に過ぎる。


物語る国の共感者:

かくして、竜の心を識るものが現れた。
それは国の中から、あるいは国の外から、自然と生まれてきた。
竜の心を知りたいと、そのために一生を捧げた者がいたゆえの必然に。

人の身でありながら竜と心を通わせる。
竜と共に生まれ、竜と共に歩み、竜と共に死ぬ、それは人の姿をした竜。
それがドラゴンシンパシー。

だが残念な事に、人はドラゴンシンパシーの心を理解するにいたっていない。

とはいえ、落胆する必要はないだろう。彼らはその溝を飛び越えたのだから。
いずれは人と人の心も通じ合うと信じ、日々邁進するのみだ。
人と竜の共生は、まだ始まったばかりである……。

文:九音・詩歌
絵:駒地真子、経
(+をクリックするとそれぞれの項目が表示されます)

“ドラゴンシンフォニー”
最初に姿を顕したドラゴンシンパシーは、犬耳で機械いじりが趣味のメードだった、という伝説がある。
この北の国で彼女達は“ブリザードメイデン”と呼ばれている。
吹雪の乙女はアルトドラゴンと寝食を共にして、人知れず竜と心を通わせていった。

吹雪の乙女はやがてオーロラの乙女となり、徐々に先鋭化していった。
整備は行き届いており、整備士達に任せる事が出来た。
その犬耳は竜の声を聞くために向けられ、整備だけでは行き届かない世話をするのが彼女達の仕事になった。

オーロラの乙女は歌を覚えた。
もとより生まれる前からリュートの音色で育つ国の住人である。
竜と人が手と手を携えて生きる、そんな未来を唄う吟遊詩人が増え始めていた。

竜の声を聞き、竜のために歌う人々は確実に増えていった。
瞳を閉じて思いを伝える時、そこに垣根などないのだ、と。
彼らを、あるいは彼らの歌う歌を“ドラゴンシンフォニー”と言い、歌を愛する人々に親しまれている……。